+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

雨漏りの原因調査

【CONTENTS】

 

はじめに

我が家は7階建て分譲マンションの4階角部屋(築30年)になるが、三ヶ月ほど前に和室で雨漏りが発生した。

(雨漏り発生時の記事)

 

それから三ヶ月。一年前、マンションを大規模修繕した時に監理で入っていた設計事務所や実際に工事した工事業者、さらにはマンションの管理会社や管理組合との調整を経て、やっと原因調査をしてもらえることとなった。ちなみにこの三ヶ月は畳を上げたままにしているので、和室は使えない状態となっている。この一連の対応の遅さには参った。いずれ経緯を改めて記事にしたいと考えている。

 

調査方法

調査方法はシンプルで、外壁側の内壁を壊して目視で確認するというもの。現状、雨が降ると、内壁と床との隙間から水が出てきているので、内壁を壊すことで、水跡などの痕跡を探り侵入経路を特定しようというわけだ。

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(雨漏り状況)

 

調査開始

9月27日(水)10時

設計事務所の担当と工事業者の監督が、2名の作業員を連れて来宅した。

 

まずは部屋内の養生を行い、その後、石膏ボードにサンダーで切り込みを入れて周囲と縁を切る作業から始まった。舞い散る粉塵とけたたましい音。たまらず私と妻は作業場所の和室から避難し、リビングで作業が終わるのを待つことにした。しばらくすると音が止み、ボードを壊す音に変わった。少し経ってから様子を見に和室へ入ると、ボードは綺麗に剥がされたものの、コンクリートの壁一面に断熱材が吹きつけられており、見た感じ、どこから雨漏りしているか分からない状況であった。

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尚、断熱材の表面に付いている液だれしたような薄い汚れは雨の跡ではなく、建てたときの接着剤などの汚れとのこと。そのため、次の作業として、コンクリートの壁に吹きつけられた断熱材を剥がす作業を行うこととなった。

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バールを使い手作業で断熱材を剥がしていく作業員。

下四分の一ほど剥がしたところで、コンクリート面が綺麗なことが分かり、それ以上、剥がす必要はないだろうとの結論に至った。

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断熱材下のコンクリートは綺麗な状態で雨染みや水跡などはなかったため、どこから雨が入ってきているかハッキリとは分からないものの、床と壁の入隅部分が黒くなっているので、そこから染み出してきている可能性が高いということであった。

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(赤丸印が怪しいところ)

 

今後について

しばらくこのままの状態にしておき、雨が降ったタイミングでどこから出てくるか確認し、設計事務所の担当者へ連絡することとなった。

 

仮に床と壁の入隅部分から染み出してくる場合は、やはり外壁タイルの目地から入ってきている可能性が高いだろうとのことで、その場合は外壁タイルへ何がしかの防水措置を施すことになりそうだ。これが仮にコンセントから出てきている場合は厄介で、コンクリートに埋め込まれた電気配線を通すCD管を伝ってきていることになり、その場合は調査は難航しそうだ。

 

何しても雨が降ったタイミングでどこから入ってきているか注視することとしたい。

 

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