+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

一級建築士《製図》フリーハンド考察

【CONTENTS】

 

はじめに

令和5年の一級建築士 製図試験に向けて建築士塾の長期講座を受講している。

3月開講で本試験課題が発表される7月までに課題A〜課題Gまで合計7課題に取り組むことになる。

 

課題A取り組み

先日、課題A「子育て支援施設をもつコミュニティセンター」に取り組んだ。久しぶりの課題取り組みということもあり、要したタイムはエスキース3h50min、作図4hだった。※計画の要点はなし。

 

添削されて戻ってきた評価はC。昨年の製図試験.comでは良かったり推奨されたりしたことが、建築士塾では駄目だったりと、しばらくは軌道修正に苦戦しそうだ。

 

作図について

昨年は平行定規を使用していたが、重いし邪魔だしで今年は平行定規なしで作図することにした。とりあえず課題Aは三角定規一本で描き上げたわけだが、慣れてくれば平行定規を使用した時と同じ程度にタイムアップは可能だろう。実際、昨年の本試験後に取り組んだ再現図では同じように平行定規なしの三角定規のみで作図したが、2時間半だった。

 

さて、そんな中、課題Aの添削戻しに同封されていた塾長の見本解答例をトレースしてみることにした。せっかくなのでフリーハンドに挑戦してみた。

 

フリーハンド考察

前置きが長くなったが、ここからが今回の記事の本題となる。

 

初フリーハンドによる課題Aのトレース作図タイムは3h20min。

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初めてにしてはまずまずではなかろうか。三角定規一本作図同様、慣れてくればタイムアップは可能だろう。

 

定規とフリーハンドの使い分け

フリーハンド作図と言っても完全フリーハンドではない。平面図に関しては敷地線、下書き線、寸法線、柱、外壁下書き線までは長い直線が多いため三角定規を使用した。(平行定規は使用していない)そこから先のコア、外壁線、間仕切り線、外構、什器類などをフリーハンドとした。それと断面図に関しては長い直線の連続なので定規を使用した方が綺麗かつ早く描けると考え三角定規を使用した。

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(配置図兼1階平面図)

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(2階平面図)

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(3階平面図)

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(断面図)

こと平面図に関しては作図の序盤のみ定規を使用し、コアや外壁線を描いていく段階からフリーハンドに切り替えるやり方が合理的であると考える。ネットなどで調べても大体同じような意見の方が多い印象だ。

 

結局のところ、定規とフリーハンドどちらが有利なのか?

これは人によるので一概には言えないが、図面の特徴として、当然ながら定規を使用して描いた方が綺麗に仕上がる。一方でフリーハンドで描いた図面は味がある感じに仕上がる。(但し一定以上のレベルに限る。殴り書きしたようなフリーハンド図面はただただ汚いだけ。印象点最悪だろう。)

 

タイム的には、私の場合、平行定規を使用した昨年でも作図タイムは3時間切ることはほとんど無く、大体3時間半くらいかかっていたため、慣れてくればフリーハンドの方が速そうだ。

 

結論

今後、フリーハンドでいくことにする。と言っても完全フリーハンドではなく、平面図の序盤や断面図は三角定規を使用した半フリーハンドだ。当面はフリーハンドでのタイムアップと味のある図面の描き方を習得することが目標となる。

 

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