+αな暮らし

某製造メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについてつらつら書いています。

二級建築士「製図」試験勉強記録 Part.1(通信添削講座、最端製図.com前半戦:1月〜6月編)

毎度恒例となりつつあるが、合格した試験の勉強記録をまとめておきたい。


今回は、二級建築士の製図試験となる。私は今回の記事に書く方法で無事に一発合格したので、少しでも他の方の参考になればと思う。

 

長い記事になるので二回に分けて投稿する。一回目となる今回は1月〜6月までの前半戦の記録になる。

 

【CONTENTS】

 

はじめに

学科試験については、昨年(2013年)独学で勉強し、無事に合格した。

製図試験については昨年は受けなかった。学科の施工科目が足切り点の13点以下だったため、落ちたと思っていた(結果として、高難易度だったことから、足切り点が下がり合格した)のと、全くの図面素人のため、受かったとしても学科終了後の二ヶ月程度勉強しても無理だと思ってパスした。

 

最端製図.com申し込み

今年、改めて製図試験を受けることにしたわけだが、受験するにあたり、通信添削講座を受けることにした。講座は「最端製図.com」を選んだ。

 

この講座はネットで調べて見つけた。受講のきっかけは口コミ評判が良かったから。それと、N学院やS資格に通うのに比べると費用がだいぶ安いのも決め手となった。

 

申し込みは、2014年の年明け早々にネットで行った。1月〜6月までの前半戦(講座費用:45,000円)と6月以降の後半戦(講座費用:60,000円)に分かれており、1月の段階では、前半戦の申し込みのみとなる。

 

教材は申し込みをしてから数日で送られてきた。

 

テキスト熟読

製図試験で使う道具類についてもネットで買い揃えた。道具を何も持っていなかったが、製図板だけは取引先から借りることが出来た。製図板は値段が高い上、試験が終わったら全く使わないので、買わずに済むのであればそれに越したことはない。

 

そして、教材が送られてきた1月中旬からいよいよ勉強を開始した。


まず、製図試験対策の初心者向けテキストである「最端エスキース・コード」(前半戦の教材とは別売りで3,360円)を読むことから始めた。

1月はほぼこのテキストを熟読したのみで終了。この「最端エスキース・コード」は、本番試験の9月まで何度も読み直した。製図試験について大事なことがたくさん書かれているので隅々まで熟読すべし書となる。

 

練習課題 取り組み

練習課題の作図は「エスキース・コード」を読み終えた2月から開始した。

 

また、前半戦の教材の中に製図テキストの「ドローイング・コード」があるが、これは図面の描き方についての本なので、前もって読んでおく必要はない。実際に図面を書くときに見れば良くて、実際、私は練習課題については「ドローイング・コード」を見ながら描いた。

 

ところで、この練習課題、練習と言いながらも中身は本番試験さながらの設計課題が一枚とプラン図作成用のエスキス用紙(下書き用紙)が一枚入っているのみとなる。(作図用のA2用紙は教材と一緒に最初に送られてくる)設計課題は、試験そのままといった感じで設計条件や要求される設計図書が書かれている。

 

そんな練習課題のテーマは、
料理が好きな母と暮らす専用住宅(木造2階建)」だった。

 

私のような素人に、いきなり課題を解くのは正直キツかった。練習だからと、もっと簡単なものを想像していたが、そんなに甘くはなかった。

 

とは言え、この練習課題はエスキース(プラン図)に関してはホームページからダウンロードでき、それを元に作図するようにとの指示だったので、自分でエスキースしなくても作図へ進むことが出来る。「できればエスキースも自分で行いダウンロードしたプラン図と比較して下さい」と書いてはあったものの、私にそんな余裕があるはずも無く、見本のプラン図を元に作図のみすることにした。

 

前述のとおり、図面の描き方がまったく分からないため、製図テキストの「ドローイング・コード」を読みながら描いていった。ちょっと描いては読んでを繰り返したため、ものすごく時間がかかってしまった。作図に9時間くらいかかったと思う。

 

作図の順番は「ドローイングコード」に従い、1階平面図→2階平面図→立面図→2階床伏図・1階小屋組図→矩計図という順番で描いた。

 

なんとか2月中旬に作図が完了し、最端製図へ発送。一週間くらいしてから赤ペンを入れられた添削戻しが届いた。

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気を付けながら描いたつもりだったが、赤ペンだらけだ。

 

そして練習課題の戻しに、次の第一課題も同封されていた。

 

第一課題 取り組み

第一課題のテーマは、
二世帯住宅(木造2階建)」となる。

 

今回から自分でエスキースする必要がある。初めてのエスキースは本来なら50分程度で終わらすべきところを120分かかってしまった。

 

作図に関しては、1階・2階平面図、立面図、2階床伏図兼1階小屋伏図、矩計図の合計5つの図面を描くのに約7時間かかった。エスキースを含めると9時間となる。本番試験は5時間しかないので、4時間タイムを縮めないといけない。この時点では到底4時間も縮められる気がしなかった。

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3月中旬に、第一課題を最端製図へ送付後、すぐに同じ課題で2回目の作図に取り掛かった。これは、一つの課題に対して一回しか作図しなかったら全然追いつかないだろうと思い、自主的な作図練習となる。

 

そして、2回目の作図が終わる前に、最端製図から第一課題の添削戻しが帰ってきた。

 

第一課題は、練習課題に比べると赤ペンも少ない気がした。(写真は撮り忘れた)

 

ちなみに第一課題2回目のタイムは、同じプランでの作図にかかわらず5時間弱かかった。及第点なのは立面図くらいで、あとは軒並みタイムオーバーとなる。


その後、次の第二課題が送られてきた。

 

第二課題&H25年度過去問課題 取り組み

第二課題のテーマは、
趣味を楽しむ専用住宅(木造2階建)」となる。

 

3月下旬からエスキス&作図(1回目)の取り組みを開始した。なんとか3月中に1回目の作図が完了し最端製図へ発送。要した時間は、エスキースや計画の要点、面積表を含めて6時間40分となる。


数日後、添削図面が戻ってきた。

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作図での赤ペンより、プランに対しての赤ペンが多かった。

 

そして、戻し図面に同封されていた先生の見本図面をトレースする形で第二課題2回目の作図を始めた。


仕事が終わってからチマチマ描いて4月上旬に2回目の作図が終了した。今回は、平面図と床伏図をフリーハンドで描いてみた。平面図はフリーハンドでも描けるが、床伏図に関しては定規を使った方が早く、かつ綺麗に描けることが分かった。立面図と矩計図もフリーハンドで描くメリットはなさそうだ。せいぜい細かい部分で定規を使うのがめんどくさい箇所くらいかな。

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第二課題を早めに終わらせたおかげで、次の第三課題まで多少時間があり、H25年度の設計課題である「レストラン併用住宅(木造2階建)」を自主的に取り組むことにした。

 

併用住宅のエスキースは初めてだったが、やはり専用住宅に比べると難しく感じた。タイムはエスキース、作図、面積表、計画の要点全て含めて6時間4分となる。

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そして、このH25年の過去問に取り組んでいる間に次の第三課題が送られてきた。

 

第三課題 取り組み

第三課題のテーマは、
喫茶店併用住宅(木造2階建)」となる。

 

この第三課題の取り組みは大苦戦して、エスキースの時点で面積計算を忘れ1階平面図が描き終わった段階で面積計算をしたところオーバーしていることが分かり、調整しきれず諦めてエスキースからやり直すことにした。

 

2回目のエスキースも、結局は1回目と同じようなプランになったが、面積はクリアした。平屋部分が多くなってしまったため、立面図と小屋伏図が少し大変だった。タイムは、エスキース含め5時間40分。まだオーバーしている。

 

第三課題をなんとかゴールデンウィーク前に終わらせ最端製図へ発送。戻しはさすがに連休が明けてからとなった。

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この第三課題も赤字がたくさんある。直しの内容は主に平面図、梁伏図での細かいミスが多かった。

 

第三課題の戻しがあってから数日後に第四課題が送られてきた。いつもの流れだったら第四課題に入る前に第三課題2回目の作図に取り掛かるが、第四課題は提出期限が短かったため、第三課題2回目の作図はやめることにした。

 

第四課題 取り組み

そして第四課題に取り組むこと一週間、五月病でテンション激落ちの中、ちまちま進めてなんとか締め日ギリギリの5月末に終わった。


そんな第四課題のテーマは、
二世帯住宅(木造2階建)」だった。

 

シンプルなテーマながら、慣れない特記事項があったせいで、これまた大苦戦。要したタイムはエスキース、作図合わせて6時間5分かかった。6時間前後からなかなかタイムが縮まらない。だんだん焦りを感じてきた。

 

そしていつも通り数日後には添削戻しが届いた。

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自信の無いプランだったにも関わらず、意外にも赤字は少な目だった。

 

主な赤字は、出隅部分の通し柱(○印)忘れと、計画の要点のダメ出し、あとは細かい記入忘れがちょこちょこと…

 

そして、この第四課題を持って最端製図.comの前半戦は終了となる。

 

既に後半戦は申し込み済みなので、後半戦の課題が送られてくるまでの間に、第四課題2回目の作図に取り掛かることにした。

 

2回目の作図は先生の見本解答をトレースしただけなので、私にしては早く、作図のみで3時間43分だった。エスキースを仮に60分でしたとして、トータルタイム4時間43分となる。本番でもこれくらいで描ければいいなあ…と思う。実際にはトレースの場合、作図しながら考えることが無いので、一から描くのに比べれば早く描ける。

 

そして、6月11日にいよいよ本番試験の設計課題が発表された。

 

本番試験の課題発表

H26年度の本番課題は

介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅」だった。

 

要求図書は「1階平面図兼配置図、2階平面図、立面図、断面図、2階床伏図兼1階小屋伏図、部分詳細図(断面図)、面積表、仕上表、計画の要点」と、なぜか例年より一つ多い。また仕上表も今までは木造課題では無かったが、初登場した。

 

総じて、プランはシンプル目で、作図重視の感じがする。

 

そして、前半戦の集大成として、6月20日(金)に最端製図よりシンクロ模試が送られてきた。

 

シンクロ模試 取り組み

これは、今年の試験課題である「介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅」を最端流に内容を想定して、本番試験と同じく5時間の制限時間を守って取り組むというもの。

 

原則、6月21日(土)もしくは22日(日)の11時スタート→16時終了と、本番試験に合わせたタイムスケジュールで行なうよう指示があったが、私は土日とも予定があったため、20日(金)〜22日(日)の夜に分割して取り組んだ。もちろん制限時間の5時間は守った。


結果は、エスキスから全ての作図、面積表、仕上表、計画の要点でジャスト5時間だった。なんとか時間内に完了したが、チェックする時間がないため、更なるタイムアップが必要となる。

 

そのシンクロ模試の結果(解答)は6月末に送られてきた。

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結果は100点満点中66点。非常に微妙な点数。。一番の減点は主条件でもあったスロープの記載漏れ。他にもちょこちょことミス有り。

 

合格ラインは70点以上とのことで、まだ駄目だ。後半戦で巻き返しを狙うことを心に誓う。

 

以上が、最端製図.comの前半戦(1月〜6月)の勉強記録になる。

 

後半戦(6月〜9月)は次回の投稿で書くことにする。