+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

Paraboot ANDERSEN パラブーツ アンデルセン

先日、雨靴が欲しい!という記事を書いた。

 

前回の記事では、雨用に欲しい靴候補として…

1位:チーニー CAIRNGORM 3RW ケンゴン3RW BRITISH MADE5周年別注品

2位:パラブーツ スマートカジュアルライン

3位:ハインリッヒディンケラッカー 5386 5814

4位:スコッチグレイン シャインオアレイン

を挙げていた。

欲しい順を革質で言うと、ポリッシュドバインダーカーフ→オイルドレザー→スエード→フッ素含有カーフの順番だった。

 

で、実は先日、某オークションで新品の雨用靴をGETした。

 

結局、何にしたかと言うと…

 

タイトルで書いちゃってるので勿体つける必要もないが Paraboot パラブーツの「ANDERSEN アンデルセン」となる。

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結局、スエード。1位と2位のポリッシュドバインダーカーフ、オイルドレザーを差し置いての下克上だ。

 

しかも、実はパラブーツは初めてだったりする。今まで気になっていたブランドだったが、なかなか手を出せていなかった。

 

お初なので、まずはブランドの紹介からしていく。

Paraboot パラブーツ

パラブーツを展開するリシャール ポンヴェール社は、1908年、フランス・ヴォアロン地方の靴職人レミー・リシャール・ポンヴェールが開いた小さな靴工房から始まる。

1927年、滞在先のアメリカで入手した1足のラバーで覆われたブーツとともに帰国したレミーは、その靴をヒントに、ブラジルのパラ(PARA)港から直輸入されていた天然ラテックスを底材に使用した靴を着想。そして自ら立ち上げたブランドに、その輸出港の名からとった「PARABOOT」というブランド名を付すことにした。

そして、そのパラゴムを原料に独自のゴム合成法を開発し、特許を取得。こうして自社でラバーソールを製造する、世界で唯一のシューズメーカーが誕生した。

オリジナルのラバーソールを備えたパラブーツの靴は、堅牢で摩耗に強く、コンフォタブルな履き心地が評判となり、ワークシューズとして消防士、郵便配達人、軍人らの間で支持されていった。

さらに、北極探検家ポール・エミール・ヴィクトール氏ら冒険家たちが愛用したことで、アウトドアシューズとしての地位も獲得。こうして登山靴用に開発されたとされるノルヴェイジャン・ウェルト製法がパラブーツの得意とする製法となり、ラバーソールと並び、ブランドを象徴する技術となった。

代表作には、UチップのChambord、Avignon、チロリアンシューズのMichael、ダブルモンクストラップのWilliamなどがあげられる。

機能性はもちろんのこと、コーディネートの汎用性が広いことでも評価が高く、オールウェザー仕様の名靴として世界中で長く愛され続けている。

また、2005年からは仏デュプイのボックスカーフなどを使用したドレスラインもスタート。コーズ・ブラク製法のデッキシューズやドライビングシューズ、ヴァルカナイズ製法によるサンダルやスリッポン、レディスも積極的に展開している。

現在はフランスのイゾーとヒューレにファクトリーがあり、この2つの工場で約70名がラバーソールやノルヴェイジャン製法の靴、あるいはグッドイヤー製法の靴を生産している。すべてのカテゴリーを合わせると、1年間に製作されるパラブーツの靴は35万足にも及ぶ。質においても、量においても、まさにパラブーツはフレンチシューズを象徴するブランドといって過言ではない。(「BOQパラブーツサイト」より引用)

http://boq.jp/paraboot/

 

雨用スエードシューズであれば、元々ハインリッヒディンケラッカー 5386 5814を狙っていたが、ハインリッヒディンケラッカー自体取り扱っているところが少なく、スエードモデルの5386 5814に至っては尚更であった。

 

そのため、色々なスエードモデルをチェックしている内に行き着いたのがこのアンデルセンとなる。

 

アンデルセンを選んだ理由としては、パラブーツにしては細身でスタイリッシュなラストを使用している、という点がポイントが高い。人気のシャンボードやウィリアムは確かにカッコいいが、ビジネスではぽってりしたデザイン過ぎるかなと…

 

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アンデルセンは見ての通り、外羽根式のフルブローグだ。パラブーツ特有のグリーンタグがお洒落ポイント。🏷

 

いくらスタイリッシュなラストを使用しているとは言え、コニャックブラウンのスエードなので、どうしてもカジュアルな印象になってしまうが、これはこれでTPOをわきまえて使えば問題ない。まあ、基本内勤なので仕事にもガンガン履いていく。

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外羽根式ゆえに、甲の調整範囲が広く甲高でも快適に履くことが出来る靴だ。

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サイズはUK6を選んだところジャストサイズだった。

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製法は、ノルウェージャン製法で、雨靴に向いた頑健な製法と言える。

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アウトソールは、オリジナルのギャラクシーソールを採用しているので、これまた雨靴にピッタリだ。高いグリップ力で路面をガッチリ捉えてくれる。

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新品のためインソックシートも綺麗。ガンガン履いて自分色に染めていく。(汗汚れという意味ではありません💦)

 

さて、雨靴として購入したアンデルセンだが、雨の日デビューをする前に儀式をする必要がある。

そう、防水スプレーという儀式を!!

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私が愛用している防水スプレーはコロニルのウォーターストップ 400mlだ。大容量タイプの頼もしいやつ。スムースレザー、スエード、ヌバックまで何でもござれのオールマイティスプレーなので重宝している。

ドイツ原産🇩🇪のスプレーをフランス🇫🇷のパラブーツにたっぷり吹いた。

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全体的にしっとりと…

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乾いたらブラッシングして儀式終了。

 

そして今日。午後50%の降水確率という天気予報を受け、曇天の中デビューした。

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