+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

最近の秋雨続きにより雨用革靴の購入を検討する。

最近の天気は雨ばかり☂️ 酷暑が終わりを告げ、秋雨前線が出張ってきた感じだな。

 

こうなってくると、私の足元を守る雨用革靴が足りなくなってきてしまう。なぜなら、今現在、雨用靴はスコッチグレイン一足しかないからだ。😫

f:id:k-est:20180924214007p:image

この靴、シャインオアレインもどきなので雨にめっぽう強い。デザインも黒のストレートチップなのでどんなシチュエーションでも活躍する万能選手だ。

 

そのため雨の日は連投するなど酷使していたのだが、さすがにここまで雨続きではもう一足、雨に強い靴が欲しくなってくる。

 

雨用革靴の条件としては一般的に大きく二つ。一つは雨に強いアッパーの素材。そしてもう一つは滑りにくいラバーソールといったところだろう。

 

そこで、新しい雨用革靴は何が良いのか検討してみることにした。一口に雨に強い革靴といっても色々あるので、候補となる靴を一つずつ見ていきたい。

 

【CONTENTS】

 

ポリッシュドバインダーカーフ

まずは、ポリッシュドバインダーカーフから見ていく。この革はチャーチが有名だ。

f:id:k-est:20180925083422j:image

表面に特殊な樹脂加工が施してあり、傷や汚れが付きにくく、雨に負けないところが最大の利点である。ラバーソールのモデルを選べば、まさに雨用靴となってくれそうだ。

 

欠点としては不自然なてかりが何やら合皮っぽく見えることだろうか。なんか安っぽい靴に見えてしまう。

 

そんなポリッシュドバインダーカーフだが、気になるモデルが、BRITISH MADEのホームページに掲載されていた。

それはBRITISH MADE5周年別注品のチーニー CAIRNGORM 3RWという靴になる。

まだ発売されておらず、購入したい場合は予約することになる。お値段は税込76,680円なり。

f:id:k-est:20180925184738j:image

f:id:k-est:20180925184743j:image

f:id:k-est:20180925184750j:image

ブラックとバーガンディの2色があるが、バーガンディの方がカッコいい。ソールはリッジウェイソールなので雨用靴としての条件を満たしている。

 

これは早速、第一候補の靴発見だ。😁

 

ちなみにリーガルのガラスレザーもポリッシュドバインダーカーフと同じ樹脂加工を施した靴だが、生憎とリーガルには食指が動かない。

 

オイルドレザー

続いて検討するのは、オイルを染み込ませたオイルドレザーシューズ。有名どころではパラブーツのリスレザーが該当する

 

オイルを染み込ませることにより、革の内部に水が染み込みにくい構造をしており、まさしく水と油の関係である。

 

そんなパラブーツではChambordやWilliamといったスポーツラインの靴が有名だ。

f:id:k-est:20180925192604j:image

f:id:k-est:20180925192608j:image

見た目的にも雨に強そうな靴で、Instagramを見ていると実際に雨靴として活用している方のなんと多いことか…🤔

 

しかし、そんなスポーツラインの印象の強いパラブーツだが、ビジネスやスマートカジュアルといったラインも存在し、例えばスマートカジュアルラインのCLEMENCEAUなどはストレートチップなのでフォーマルな場でもいける靴だと思う。

f:id:k-est:20180925191551j:image

f:id:k-est:20180925191554j:image

f:id:k-est:20180925191601j:image

アッパーはリスレザーに、ラバーソールの組み合わせなので、こちらも雨用靴として合格点だろう。ホームページ上の価格は365ユーロなので、133円換算で48,545円。これに関税がかかってくると57,000円くらいにはなりそうだ。

 

私はパラブーツの靴を持っていないので、一足くらい欲しいと思っていた。そのため、こちらも現在候補に上がってきている。ポリッシュドバインダーカーフのケンゴンに対し半馬身遅れくらいの位置に付けている。

 

スエード

雨に強いと言われて、ちょっと意外な感じがするのが、スエードシューズ。なんと言っても、あの起毛素材、雨がガンガン染み込んでくるイメージがある。雨は天敵とも言えそうなシューズだ。

ところが、起毛素材は元々雨を弾きやすい上に、普段のお手入れでは防水スプレーを使うので、多少の雨くらいは弾き飛ばしてくれる対雨用靴になり得るポテンシャルを秘めている。

 

仮に強い雨により防水しきれず水が染み込んだとしても、通常のカーフの水染みのように気を使うことはない。乾かせばOK。

 

そんなスエードシューズで気になっているのが、ハインリッヒディンケラッカー 5386 5814だ。

f:id:k-est:20180925200153j:image

靴のロールスロイスとまで言われるドイツのハインリッヒディンケラッカー。

 

一般的にコードバン革を使用した靴が多いブランドだが、スエードもある。Luzernと呼ばれるシャープなラストを使用したモデルで、製法はお得意のノルウェージャン製法となる。

 

スエードに頑健なノルウェージャン製法、そしてラバーソールとこれまた雨靴の条件をクリアしている。お値段は税込113,400円。雨靴にオーバー10万円はなかなか贅沢だ。

 

結局はシャインオアレイン?

ポリッシュドバインダーカーフ、リスレザー、スエードと検討を重ねてきたが、やはり雨靴の代表格として外せないのは、スコッチグレインを代表するシャインオアレインだろう。なんと言ってもモデル名にレインってついちゃってるからね。

f:id:k-est:20180925203259j:image

f:id:k-est:20180925203302j:image

この靴がなぜ雨に強いのか、それはアッパーの革に鞣しの段階でフッ素を含ませた国産撥水カーフを使用しているからだ。

 

そしてソールにはSGソールやファイバーグリップソールと言った滑りにくいラバーソールを使用している。

 

いま私が使用しているF-0350がそうであるように、このシャインオアレインはぜひ黒のストレートチップで一足は持っておきたい靴と言えるだろう。場所を選ばずに履ける。

 

お値段も2万円台後半で手に入れることが可能なので、非常にリーズナブルな革靴である。

 

今回ご紹介した靴に順位をつけるとしたら下記のような感じかな。

1位:チーニー CAIRNGORM 3RW ケンゴン3RW BRITISH MADE5周年別注品

2位:パラブーツ スマートカジュアルライン

3位:ハインリッヒディンケラッカー 5386 5814

4位:スコッチグレイン シャインオアレイン

うーむ…

それにしても悩ましい。

 

悩んでいる内に秋の長雨が終わるかも知れないな。

 

プロフィール紹介&当ブログについて