どうもESTでございます。
今回は革靴の話しです。このBlogでもたびたび登場する革靴界の至宝「Berluti ベルルッティ」の靴について書いておきます。
ベルルッティはフランス🇫🇷のブランドで、同じくフランスの「AUBERCY オーベルシー」「Corthay コルテ」と並んでABC御三家などと呼ばれています。
さて、今回はこのベルルッティからスエードのホールカットをご紹介します。
今回ご紹介する靴は、元々雨用のスエード革靴を探すために色々ネットを徘徊しているときにオークション上でたまたま見つけた靴になります。
未使用品でシューツリー付き。お上品な色をしたスエード靴。なんかビビっと来たんですよね⚡️😵
でも、レザーソールなんで雨靴としての条件は満たしていませんでした。そのため、雨靴としてはパラブーツのアンデルセンを別に購入しています。
さて、この靴ですが、前述の通り私が購入する前の出自は不明です。
形状がホールカットのためか、出品タイトルに「ALESSANDRO アレッサンドロ」と書かれていましたが、本当にアレッサンドロなのか不明です。
通常、アレッサンドロは3アイレットですが、この靴は5アイレット。しかし5アイレットのアレッサンドロも確かに存在はしていました。
そしてこのアレッサンドロらしからぬ丸みを帯びたデザイン。
カラーはダークブラウンで使いやすい色と言えます。革質はなかなか良くて、しっとりとした毛足の短いスエードです。いつまでも触っていたくなる肌触りとはこのこと。ハァハァ(;´д`)
自分で調べてもよく分からなかったので、前オーナーさんにこの靴の情報を色々教えて貰ったものの、それらも全て推測の域を出ず、結局は不明。前オーナーさん曰く、推測の範囲内で、この靴が製造されたのは2007年前後ではないか、とのこと。その頃にアレッサンドロのスエードモデルが合ったようですね。
未使用品のため、レザーソールは綺麗です。ヒドゥンチャネル仕上げですが、ロゴは無し。サイズが6と刻まれているだけです。
購入後、北浦和のGatoさんに持ち込みアンティークスチールを取り付けて貰いました。
ラウンドトゥの形状的にトライアンフもいけそうでしたが、ベルルッティにトライアンフは似合わない気がして、あえてアンティークスチールにしています。
インソールを見ると靴内部に縫い糸が見えるので、いわゆるマッケイ製法です。
ヒールにベルルッティのロゴが入ったラバーが付いており、このタイプは初めてみました。
そして、おそらくこれが一番のヒントになると思われるのが、インソックシートのロゴ。
金色の箔押しタイプで、Berlutiのロゴの下に「MADE IN ITALY」と書かれています。これまた初めて見るタイプのロゴです。
フランス🇫🇷ブランドであるベルルッティですが、製作はイタリア🇮🇹の「STEFANO BI ステファノ ビ」にOEMしていたのは有名な話しです。
さらにライニングの表記。
ライニングに直に数字が書かれており、読み取れるのは「7362」「6」「379」の3種類の数字。6はサイズなので、7362か379が型番(品番)とラストNo.と推測するのですが、この書き方も個人的にはステファノビっぽい感じがします。
続いてシューツリーを見てみます。
シューツリーにはベルルッティのプレートが貼られているものの、残念ながらそれ以上の情報はありません。今のベルルッティに比べると丸っこいデザインで、ツリーの形状はクラシックみたいですね。
以上、色々推測してはみたものの、結論としてはよく分からないです。なんとなくステファノビ製の靴ではなかろうか、と言うのが見解です。
どなたか詳しい方、情報プリーズです🙇♂️
お読みいただきありがとうございます。次の記事でまたお会いしましょう。👋