昨日、被災宅地危険度判定士の講習を受講してきたので、今回はその記録となる。
会場は埼玉県庁 第三庁舎4F講堂で、13時半開場、講習時間は14時〜17時までの3時間であった。
講習は座学となり、ひたすら講師の話しを聞いてるだけになる。講習の最後に効果測定もなかった。
講習は写真のテキストを使用した。これは当日配布物となる。
今回の受講者は82名、内44名が私のような新規受講者で、残り38名の方は更新講習受講者であった。
そして3時間の座学講習の最後に登録証がその場で配布される。
有効期間は5年間なので、5年後に更新講習を受ける必要がある。
さて、この被災宅地危険度判定士という資格について簡単に説明すると、地震時に被災した宅地(擁壁、宅地地盤、のり面、自然斜面)の被害状況を判定し、周知することで二次被害の防止に努めるための資格になる。
災害時はボランティアとして招集がかかることもあるらしいが、東日本大震災や熊本地震の時の招集状況を見ると、基本的には県や市の職員が判定士として応援に行っているようなので、民間が駆り出される可能性は低いのではないだろうか。
また、似た資格で被災建築物応急危険度判定士という資格もある。
そちらの資格も持っているが、要は建築物を判定するか、宅地(いわゆる土地や擁壁)を判定するかの違いになる。
登録証は今回の宅地判定士はパウチされていたが、建築物判定士はパウチなしとなる。
また、建築物判定士は判定作業用の手帳が付いていたのに対し、宅地判定士は手帳無し。
宅地判定士も建築物判定士もそうだが、受講動機は、自社施設が被災した時に、建物・土地の被災状況を自分で簡易的に判定するスキルを身に付けたいがために受講したものになる。
しかし、実際に受講して思ったのは、ただ座学で聞いてるだけでは判定出来ないだろうということ。やはり実際に現物を見ながら判定練習をしないと活動出来ないと思うのだが、なかなか現物を見ながら練習する機会がない。
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