+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

Silvano Lattanzi シルヴァノ・ラッタンジ エプロンフロントダービー

今日は伝説的な靴ブランド SilvanoLattanzi シルヴァノ・ラッタンジのエプロンフロントダービーを紹介する。

 

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いきなりものすごいオーラ。。

 

ただそこに在るというだけで存在感を発揮している。

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この靴の特筆すべき部分として、ノルヴェージャン製法による重厚な作りが挙げられる。

存在感のある理由としてこの製法に寄るところが大きいだろう。

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しかも、通常のノルヴェージャン製法よりもステッチが一つ多いトリプルステッチで縫いあげるなど、技術を要する職人技を持って作られている。

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さて、伝説的靴ブランドと書いたが、シルヴァノラッタンジをご存知の方は相当な靴マニアだろう。大多数の方はご存知ないと思うので、ここらでブランドの紹介をしておきたい。

SilvanoLattanzi シルヴァノラッタンジ

シルヴァノラッタンジはわずか9歳で自分の靴を縫い上げ、11歳の時にはすでに靴工場で働き始めた靴職人である。

靴作りに並ならぬ情熱を持ち、ヨーロッパ各国の靴工房を訪れてその製作行程や靴そのものを見たシルヴァノラッタンジは数年の修行の後、自分の姓を逆読みしたZINTALA ジンターラという名で工房を立ち上げる。

1974年、初のコレクションとなる24の衝撃的なモデルを発表。まだ世の中が黒や茶の靴ばかりを履いていた時代に、赤や黄、緑などを巧みに取り入れた靴を発表する。

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1975年には権威ある「Qualita Italia賞」を受賞。ステファノ・ベーメル、ステファノ・ブランキーニなどと並び、イタリアの名門紳士靴ブランドの一つに数えられる。

現在は息子のパオロ・ラッタンジ氏が経営を受け継いでいる。

上の1974年に発表されたコレクションの一番右側の靴と今回ご紹介している靴がソックリだ。

 

そしてシルヴァノ・ラッタンジ氏のご尊顔はこちら👇

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ズーム(画像粗い)👇

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うーむ。。誰かに似ている。

誰だったか…

 

「蒼天の拳」に出てくる紅華会 三番頭の田 学芳(でん がくぼう)さん?

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いや、確かにヘアスタイル(田 学芳さんは鋼鉄のズラですが)は似てるけど…

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何か違う。。しかし、誰かに似ている気がしてならない。気になって仕方がないが、一旦置いといて靴の紹介を進めよう。

 

ソールを見てみる。

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レザーのダブルソールで、縫い目を隠すヒドゥンチャネル仕上げ。そこにハーフラバーを貼ることで耐久性を高めてある。

 

インソール。

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大きなダメージは見当たらないが、経年によりロゴがほぼ消えかかっている。同じイタリア靴のボナフェもそうだが、手書きロゴは消えて行くのが切ない。😢

 

シューツリーは家に転がっていたサイズの合うもので代用している。

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さて、ものすごい存在感を発揮するこのラッタンジ君だが…

 

断捨離により手放します👞

 

用途が休日用のカジュアル革靴のため、J.M.ウエストンのゴルフと被り、それほど出番が見込まれないのが手放す理由だ。

 

先ほどヤフオクに出品したので、気になる方はぜひご覧いただければと。

出品タイトル

SilvanoLattanzi シルヴァノ・ラッタンジ UK6 ITALY製高級革靴

 

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