+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

Berluti Dmesure Andy ベルルッティ デムジュール アンディ

今回紹介する所有靴はBerluti ベルルッティの「Andy アンディ」となる。

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このアンディという靴の由来は、かのアメリカンポップアートの旗手、アンディ・ウォーホルがオーダーした靴だからというのはあまりにも有名な話だ。

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アンディ・ウォーホル

 

このアンディを買ってから、かれこれ一年が経つので、革靴紹介がてら、一年履いてみての感想をつらつら書いていきたい。

 

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デザインはいわゆるローファーだが、高校生が履いているようなポテっとしたデザインのローファーとは違い、シャープでスタイリッシュなデザインはさすがベルルッティといった感じだ。

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トゥはスキンステッチ。モカ共々スクエア形状のトゥをしている。

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アンディに限ったことではないが、ベルルッティの靴はヴェネチアンレザーを使用しており、パティーヌと呼ばれる染色技術により豊富なカラーバリエーションを誇っている。

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私のアンディは濃いパープルにパティーヌされているが、上の写真にあるような鮮やかな青や赤、明るいパープルは履きこなすには相当なファッションセンスが必要だ。結局のところ黒や茶系が間違いない。

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ソールには化粧釘でBerltiと打たれている。そして、コバの側面には「B」という刻印が刻まれている。

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うーん。なかなか芸が細かい。

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ライニングやインソックシートもパープルに統一されている。

 

ラストについては「Dmesure デムジュール」と呼ばれ、私の足に見事に合っている。デムジュールのサイズ6は程よいタイト感と、それでいて一日中履いていても痛くならないという私的にベストオブベストなラストである。

柔らかな履き心地が特徴のマッケイ製法と相まって素晴らしい履き心地を実現している。

 

Andy… 色違いで何足かコレクションしたい欲求にかられる。魔靴や。。

 

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AUBERCY 3565 Lupin オーベルシー ルパン

今回はフランスABC御三家の一つAUBERCY オーベルシーからドレススリッポンの「3565 Lupin ルパン」を紹介したい。

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AUBERCY オーベルシー

1935年、パリのヴィエンヌ通りにアンドレ オーベルシー氏とルネ オーベルシー氏により設立されたのがオーベルシーの始まりとなる。

兄のアンドレがイギリスで靴作りの技術を学んでいたこともあり、創業当初はイギリス靴の影響を受けていたと言われている。

その後、1956年に工場をイタリアに移したことでイタリア靴のデザイン性を吸収。イギリス靴の質実剛健さとイタリア靴のデザイン性を融合した靴を作るようになる。

以降、グッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法といった靴により製法を使い分けることになる。

そして今ではベルルッティ、コルテと並びフランス御三家の一角と言われ、フランスを代表する高級靴ブランドの一つとして確固たる地位を築いている。

値段的にはベルルッティやコルテと比べるとややリーズナブルで日本円で10万円オーバーくらいから。この「3565」も定価13万円の靴になる。

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しかし、残念ながら日本での認知度はベルルッティやコルテに比べると低く、オーベルシーを取り扱っている実店舗はあまりない。

 

さて、今回ご紹介するドレススリッポンの「3565」だが、最大の特徴として二つ目のストラップが挙げられる。

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この二つ目のドレススリッポンはオーベルシーの本国サイトを見ると「Lupin ルパン」と呼ばれている。

ちなみにこの「ルパン」という名称は、かのアルセーヌ ルパンから来ている。

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本国サイトには「3565」という数字名称の靴は無いので「ルパン」が正式な名称なのかも知れない。(詳しい方がいたら教えて下さい)

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ソールはシングルレザーソールのヒドゥンチャネル仕上げ。マッケイ製法の靴のため、歩きやすいが、グッドイヤーに比べるとオールソールの回数が少ないので、保護の意味でVibram製のハーフラバーを張ってある。


サイズは6 1/2。私のジャストサイズはUK6なので、大きめかと思いきや6 1/2でもかなりタイトフィッティングだ。コルテもそうだが、オーベルシーは1サイズ上げた方が良さそうだ。

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この肉厚感。ベルルッティのAndyと比べてるとかなり肉厚だ。インソックシートもつま先までの一枚物で高級感がある。


カラーは明るめのブラウンのため、ビジネスシーンと言うよりもカジュアルな服装に合いそうだ。

 

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JOSEPH CHEANEY ALDERTON CORDOVAN ジョセフチーニー アルダートン コードバン

所有する革靴の紹介シリーズ、今回は初登場ブランドJOSEPH CHEANEY ジョセフチーニーからプレーントウダービーの「ALDERTON アルダートン」を紹介したい。

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さて、まずは靴を紹介する前にジョセフチーニーというブランドについて語る必要がある。海外の革靴ブランドは色々な歴史を持っているが、このジョセフチーニーもなかなか波瀾万丈な歴史を辿っている。

JOSEPH CHEANEY ジョセフチーニー

創業は1886年。イギリスのノーサンプトンのシューメーカーB.Rileyで工場長をしていたジョセフ チーニー氏が創業したのが始まりとなる。

その後、1890年に長男のアーサ ーチーニー氏が、1903年に次男のハロルド チーニー氏が入社し、社名をジョセフチーニーからジョセフチーニー&サンズに変更する。

そして第2次世界大戦後、創業者の孫であるディック チーニー氏が海外への供給を展開し、シューメーカーとしての確固たる地位を築いていった。

1966年には、英国で最も栄誉ある賞の一つであるQueen’s Award賞を輸出部門で受賞するも、この直後に「チャーチ」に買収される。そのため、これより後、ジョセフチーニーはチャーチのセカンドブランド的な扱いで認知されていくことになる。

しかし1997年にイタリアミラノの総合ブランド「PRADA プラダ」により、今度は親会社のチャーチが買収され、必然的にチーニーもプラダ傘下となる。

その後、2009年にチャーチの元取締役だったジョナサン チャーチ氏と従兄弟のウィリアム チャーチ氏がプラダからチーニーを買い取ることで、チーニーをプラダから独立させる。チャーチ創業家一族の2名がトップに加わることで約50年ぶりに独立を果たし、現在ではPRADA傘下のチャーチより、本来のチャーチ一族が経営するジョセフチーニーの方が質実剛健なチャーチらしさを感じられる靴作りをしているとまで言われている。

 

今回紹介する靴

プレーントウダービーのアルダートンというモデルになる。

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この写真を見てピンと来た方もいらっしゃるかも知れないが、英国の老舗タンナー「クレイトン社」のコードバンを使用した「ブリティッシュコードバンコレクション」になる。定価は142,560円税込で、他の英国靴に比べると良心的な価格と言われるチーニーだが、この靴は良心的ではない。

 

クレイトン社で作成されているコードバンは原皮を鞣す工程から全て手作業で行われており、数ヶ月という長い時間をかけて鞣されることで、耐久性と柔軟性に優れた仕上がりになっている。これだけ手間暇かけたコードバンを使用しているということであれば、多少値段が高いのは致し方ないだろう。

 

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ソールはレザーソールのオープンチャネル。Made in EnglandとGoodyear weltedと刻印されている。爪先はヴィンテージスチールで補強した。

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アッパーからインソックシートまでバーガンディーのカラーリングで統一されている。バーガンディに金色のロゴ。カッコいい!

 

そして使用されているラスト(木型)はチーニーの代表ラストの一つ「1886 LAST」になる。創業年を冠にしたこのラストは、英国の伝統的な丸みのあるラウンドトゥと、ややゆとりがあるボールジョイントが特徴となる。日本人の足に馴染みやすいラストと言えるだろう。


そして、この靴用にチーニーのシューツリーも用意した。

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デザインが外羽根式のダービーシューズで、ポテッとしたデザインとも相まってさすがにスーツでは履き辛いが、クールビズでのジャケパンスタイルくらいだったら問題ないだろう。

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写真のように、基本、カジュアルな服装に合わせることになりそうだ。

 

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JOHN LOBB LONDON Bespoke ジョンロブ ロンドン ビスポーク

先日、大変珍しい仕様のジョンロブ ロンドンのヴィンテージシューズを入手したので紹介したい。

 

その珍しい仕様というのは、アッパーの素材にある。通常のカーフやコードバンなどではなく、オーストリッチ(ダチョウ革)なのだ。

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パッと見で異様な存在感を発揮している。。

オーストリッチ特有の革の表面がボコボコしている。これはクィルマーク(丸い突起模様部分)と呼ばれている。

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オーストリッチであれば必ずクィルマークがあるという訳ではなく、オーストリッチでも限られた部位でしかこの革は取れない。それだけ厳選された革を使用しているということが分かる。

 

また、デザイン的な特徴として気に入ったのがストラップ部の二つ目だ。まるでオーベルシーのルパンのようだ。この二つ目タイプは本当に目みたいなデザインなので気に入っている。

 

そしてこちらのシューズ、ビスポークのためサイズ表記がない。ただしシューツリーは6サイズが使われている。

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ビスポークのシューツリーなので、調整可能なバネ式ではなく、専用品となる。

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アウトソールのサイズを測ると、左足が 約290mm×約95mm、右足が約285mm×約97mmとなっており、ビスポークならではの左右で若干サイズが違う。ウィズ狭めの6〜6 1/2と言った感じだ。

 

ソールの材質はシングルレザーソールで、ヒールトップはレザー×ラバー(PHILLIPS ’SPECIAL’)を使用している。ウエスト部はかなり絞り込まれている。

 

製法は当然ハンドソーンウェルテッド製法だろう。ジョンロブのビスポークなので、おそらくオーダー時は80〜100万円くらいしたのではないだろうか。

 

ヴィンテージ品ということもあり、残念ながらダメージもある。

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左の履き口、ストラップ付近に裂け部分がある。上の写真がその部分だが、補修するためには、ストラップの両サイドのステッチを外し、裂け部分の裏に革あてをして再度縫い直すという処置が必要になる。放っておくと履くたびに裂け部が広がる危険性もある。


それ以外に致命的なダメージはなく、ストラップの補修さえすればまだまだイケる!と踏んで購入した。

 

…が、

実際に届いたシューズを履いてみたら、ウィズがキツかった。


長さ的には申し分なかったので非常に残念でならない。😭 そのため、手元に届いたばかりではあるが、泣く泣くオークションで出品することにした。出品にあたり、インソックはアルコールで拭き上げ、アッパーはタピールのレーダーオイルで磨いておいた。アウトソールについてもレーダーソールフレーゲで手入れしておいたので、私が入手したときより艶々した状態だ。(写真は全て手入れ後のものとなる。ご参考まで)

 

さて、この靴についてもう少し補足しておく。

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インソックシートはつま先までの一枚モノで、筆記体でジョンロブのロゴと、英国王室御用達のロイヤルワラントが箔押しされている。

ジョンロブはロイヤルワラントが三つの時期と二つの時期があるが、この靴は二つになる。

 

また、ジョンロブにはジョンロブ ロンドンとジョンロブ パリがあり、ジョンロブの既成靴は全てジョンロブ パリのものになる。ビスポークに関しても通常はジョンロブ パリになり、ジョンロブ ロンドンはイギリス国内のみでビスポークの注文を受ける工房なので、この靴がいかに希少かというのが分かるかと思う。

 

オークションには、手数料を考慮した上で低価格設定で出品しているので、気になる方はぜひ見ていただければと思います。検索で「ジョンロブ ビスポーク」と打てばヒットします。

 

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EDWARD GREEN NEWBURY エドワードグリーン ニューバリー

今回ご紹介する革靴はEDWARD GREEN エドワードグリーンのホールカットシューズ「NEWBURY ニューバリー」だ。

 

私はホールカットのデザインが大好きだ。革靴のデザインの中で一番好きと言っても過言ではない。シンプルゆえに妙な色気があるとこがいい。それはこの靴にも当然当てはまる。

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見よ!この色気。

 

さて、まずはエドワードグリーンというブランドについて少し書いておく。と言っても革靴好きなら知らない人はいない有名ブランドだが…

エドワードグリーンはイギリス・ノーザンプトンに本拠を置く靴メーカーで創業は1890年。創業者は当然エドワードグリーン氏だ。どこのブランドも、創業者の名前をそのままブランド名にすることが多い。

EDWARD GREEN エドワードグリーン

エドワードグリーンは1930年代の大戦期に軍需分野で力を伸ばし、英国空軍向けブーツで最大規模を誇るまでになったものの、戦後は徐々に経営が悪化。1977年には創業者の息子たちの手によりアメリカ資本へ売却される。

その後、イタリアで靴デザイナーをしていたジョン・フルスティック氏がエドワードグリーンの負債+1ポンドの金額でブランドを買収。そして1983年、社長に就任したフルスティック氏はブランドの再建に着手する。

その後、ジョンロブのライセンス権を持っていたエルメスがエドワードグリーンに買収を持ち込み、フランス進出のきっかけを探していたグリーンはエルメスと手を組むことになる。しかし、結果としてフランス進出は叶わず、逆に経営悪化に陥りエドワードグリーンは自社株をエルメスに売却することとなってしまう。そして工房もラスト失ったエドワードグリーンはしばらくの間、グレンソンやクロケット&ジョーンズに製作を委託することとなる。

それでもエドワードグリーンは長年付き添ってきた職人達と新たに工房を構え再興を目指し、2004年からはトニー・ガジアーノ氏をデザイナーに迎え本格的な復活を果たすこととなる。

このトニー・ガジアーノ氏こそが、現在のガジアーノ&ガーリングの創業者の一人である。

 

紆余曲折を経て、現在の高級革靴ブランドとして確固たる地位を取り戻したエドワードグリーンのホールカットシューズ「ニューバリー」が今回の主役だ。

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見ての通りのもっちもちのお肌。ものすごく柔らかな革質で履きやすさ抜群である。

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トゥと後部の腰革部分に染めムラがある。

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アウトソールはレザーソールで縫い糸を隠すヒドゥンチャネル仕上げ。つま先はすり減ってきていたので一度ラバーで補修している。

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インソックのロゴはブロック体の金文字+囲み付きのタイプとなる。当然囲み内にMADE BYの表記はない。囲み内の一番上の段にMADE BYが書かれているものは、いわゆる旧工場時代の逸品になり、今となっては希少性が増して程度の良いものはコレクター垂涎の靴となっている。

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現在のエドワードグリーンでは当たり前だが、ライニングには丸窓が付いており、上段に 6 1/2 /7.E 606 、下段に 23116 と書かれている。上段の6 1/2がUKサイズで7がUSサイズ、Eはウィズとなる。そして606はラスト(木型)ナンバー。下段は…商品番号ですかね?

 

この606ラストとは、エドワードグリーンの基本ラストとでも言うべき202ラストをベースに、ゆったりとったセミスクエアトゥのラストとなる。私の足に意外と合うようで履きやすくて気に入っている。


現在、エドワードグリーンの靴はストラスブルゴのHPを見ると16万円台〜20万円弱と、革靴としてはかなり高額の部類と言える。正直、そこまでの価値があるのかどうかは疑問。同じ値段を出すのであれば、さらに少し高いが、ジョンロブ やガジアーノ&ガーリングの方が質が良いと思う。

 

余談だが、この「NEWBURY」は以前見ず知らずのお婆さんから「あら、素敵な靴ですね」と言われたことがある。そんな事言われたのはこの靴が始めてだ。

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Berluti ESPRIT DE LA COUTURE ベルルッティ エスプリ ド ラ クチュール

2018年初めての革靴紹介。今回は高級紳士靴ブランドとしてジョンロブと双璧を成すBerluti ベルルッティの登場である。

 

ベルルッティの靴は初登場なので、まずはブランドの紹介から。

Berluti ベルルッティというブランドについて

ブランドの起源
Berlutiの起源は、イタリアの指物師だったアレッサンドロ・ベルルッティが、靴作りを学んだ後、サーカス団の靴や道具類を作りながらヨーロッパ各地を回ってパリに到着し、1895年に紳士靴工房を開いたところに遡る。

アーティスティクな雰囲気の靴が、ジャン・コクトー、エディット・ピアフフ、ランソワ・トリュフォー、アンディー・ウォーホル、イブ・サンローランなどの著名人を魅了した。

ブランドの変革
創業一族の4代目、アートディレクターに就任したオルガ・ベルルッティがブランドを改革。これまでタブーとされてきた色使いなど、女性ならではの斬新なアイデアを取り入れる。これまでの色使いの質をキープしつつ、グレー、黄色、緑などこれまでにないカラーを使用し、これらの彩色技術は「パティーヌ」と名付けられた。月の色の移りかわりにインスピレーションを得て考案された深みのある色彩表現と高く評価されている。

現在はルイ・ヴィトンを傘下に置くLVMHのグループに属しており、フランスを代表するブランドとなっている。

 

そのベルルッティから今回ご紹介するのは「ESPRIT DE LA COUTURE エスプリ ド ラ クチュール」だ。

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うーむ。文句なしにカッコいい。

このカクカクっとした独特のデザインがたまらん。

 

ちなみに、上の写真、シューツリーをしっかり入れていない。サイズは6で私本来のサイズと合うハズだが、一日中履いていると指も踵も結構痛くなってくるため、シューツリーを浅く入れて少し突っ張り気味にしてある。気休め程度かも知れないけど。。


柔らかな履き心地はマッケイ製法ならではだろう。ソールはラバーなので耐久性がありそうだ。

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ツルっとしたソールだが、ラバーなので滑らない。路面が濡れている場合は不明だが、そもそもそういう路面コンディションでベルルッティを履くことはそうそうないだろう。

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アイレットは5つ。ここは標準的。カラーはNEROをベースにパティーヌされており、ビジネスシーンでも十分履ける。実際、私は先日この靴で不動産の売買契約をしてきた。

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インソックシートはつま先まで一枚モノのフルソックで、ライニング共々見るも鮮やかなグリーン。専用シューツリーも同色で塗られている。

 

デザイン、カラーとも所有するベルルッティの靴の中でもトップクラスに気に入っているのだが、サイズをもうハーフサイズ大きいのにすれば良かった。その内、沈んできて合うのを期待したい。

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年末年始休み中にお手入れした革グッズたち

12月29日から仕事休みに入り、29日、30日、31日は基本的に家の大掃除やら何やらであっという間に過ぎてしまった。

 

そして新年は妻と自分の実家にそれぞれ顔を出したり、初詣に行ったりしている内にあっという間に終了。まあ、いつも通りと言えばいつも通りだが、呆気ないものだ。

 

そんな慌ただしい年末年始だったが、隙間時間を使い身の回りの革グッズをお手入れしたので備忘録的に記しておく。

 

12月29日

この日は仕事用の馬場万手帳カバーを手入れした。それと革靴を2足。磨いたのはBerluti AndyとAUBERCY 3565のスリッポンコンビ。

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12月30日

仕事用の土屋鞄ガジェットスタジオキャリートートバッグの手入れをした。オイルドレザーなので、手入れするのはそれこそ年に1、2回くらいかな。さらに革靴も2足磨いた。どちらもSANTONIのLimited Editionとなる。

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12月31日

大晦日は革小物・革靴の手入れはせず終了。

 

2018年1月1日

映えある新年一発目の靴磨きに選ばれたのは、EDWARD GREEN NEWBURY。ついでに、たまにしか着ないCOMME C,A DU MODE MEN(現COMME C,A MEN)の革ジャンと、土屋鞄ガジェットワンマイルボディバッグも手入れした。

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1月2日

私の実家に日帰り帰省したため、時間が取れず革グッズの手入れはせず。


1月3日

初詣に行ってきた。

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そして帰宅した後、土屋鞄ブライドル長財布と、GOLD PFEILキーケースの手入れをした。革靴もChurch’s CHATSWORTHを磨いた。

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1月4日

年末年始休み最終日は、SCOTCH GRAIN F-0350、FOSTER&SON WARDEN、GRENSON 35563・543の3足を磨いた。

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しめて、手帳カバー、バッグ2個、革ジャン1着、長財布にキーケース、革靴9足をお手入れしたので頑張った方だろう。

 

そんな連休明けの今日は、グレンソンのマスターピースで仕事始めとなる。

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しかし、この靴…

連休中に磨いていない。笑

 

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Church's CHATSWORTH チャーチ チャッツワース

突然でだがイギリスの革靴ブランド Church's チャーチをご存知だろうか?

 

日本では1965年から大塚製靴が輸入販売元となって国内展開していたので、日本での歴史は長いと言える。革靴好きであれば知らない人はいないだろう。

 

全国のデパートやセレクトショップで販売されており、現在の輸入販売元である渡辺産業の自社店舗ブリティッシュメイドでも当然取り扱っている。

 

さて、そんなチャーチの話をなぜ切り出したかと言うと、今回紹介する革靴がチャーチの「CHATSWORTH チャッツワース」だからだ。

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チャーチというブランドについてもう少し話をしておく。

Church's チャーチ

チャーチの礎を築いたのは1675年生まれのストーン・チャーチ氏だが、創業は1873年まで待たねばならない。

ストーン・チャーチ氏の技術を受け継いだ曾孫のトーマスが妻のエリーザ、息子のアルフレッド、ウィリアムと共にノーザンプトンのメープル・ストリートに開いた小さな工房がチャーチの始まりである。

当時、靴は左右の区別がなく真っ直ぐだったものをチャーチは初めて左右のある靴を製造。そしてサイズ展開もハーフサイズを取り入れるなど、革新的な発明によりチャーチは1881年にロンドンで行われた靴の展覧会で金賞を受賞。これをきっかけとして、数年のうちにチャーチは高級シューズの代名詞的な企業へと成長した。

1930年代に入るとニューヨークに海外店舗を出店。比較的早くから世界市場を見据えて事業を展開するも、その後、経営難に陥り2000年にイタリアのプラダに買収され現在に至っている。

これは靴好きの間では常識だが、プラダに買収される前のモデルは旧チャーチ、またはオールドチャーチと呼ばれている。

 

オールドチャーチと今のチャーチを区別する分かりやすい方法として、ブランド名が記されているインソックの表記がLONDON NEWYORK PARISの3都市名が記されているものがオールドチャーチ。さらに古いものは2都市名というものもある。この3都市に加えてMILANの都市名があるのがプラダ買収後の新しいチャーチだ。最近だとさらにTOKYOも加わった5都市名表記となっている。


さて、今回ご紹介する「チャッツワース」はどのタイプだろうか?

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そもそも都市名が入っていない。これでは前述の新旧の区別が付かないが、実はこのチャッツワースは現行のチャーチになる。

 

チャーチの中でも最高級ラインに属するアイテムで、その関係かインソックのロゴも通常とは違うようだ。

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見ての通り、チャーチとは思えないスタイリッシュなデザインだ。木型(ラスト)は#137と呼ばれる最高級ライン専用ラストになる。

 

チャッツワース以外に、137ラストを使用するモデルとして、キャップトゥの「Lamport ランポート」、ダブルモンクストラップの「Burghley バーリー」がある。

 

これらのモデルは国内では販売されていないようだが、時々オークションにポロッと出ることがある。ちなみに私のチャッツワースもオークションで永福町にあるstudio.CBRさんから購入した。

元々の定価が15万円近い高級モデルを4万円台でゲットしたのでお買い得と言えるだろう。状態も非常に良かった。ぜひ、ランポートとバーリーも手に入れて137コレクションをコンプリートしたいね。

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アイレットは6つ。多い。シューレースは平紐だが、靴の雰囲気から丸紐の方が似合いそうだ。

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タンの裏に色々情報が記載されているあたりはガジアーノ&ガーリングっぽい。

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ソールはヒドゥンチャネルではなく、オープンチャネルとなる。でも一応半カラス仕上げ。ソール保護のため、ビブラム製のラバーを張ってある。

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そして変なこだわりが…かかとのラバーにチャーチというブランド名が書かれている。まず真っ先に削れて消えてしまうところではある。

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ライニングの丸窓はシンプルだ。60Fというサイズと、137のラストNo.のみ。

 

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なかなかスタイリッシュな趣きではないだろうか。

 

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FOSTER&SON WARDEN フォスター&サン ウォーデン

最近、所有する革靴を紹介する記事しか書いていない日々が続いているが、懲りもせず今回も革靴紹介の記事となる。

 

今回紹介するのは、FOSTER&SON フォスター&サンの「WARDEN ウォーデン」だ。

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フォスター&サンというブランドだが、余程の靴好きでないと馴染みがないと思う。

 

フォスター&サンはイギリスのブランドで、創業は1840年と古い。そしてイギリス最古のビスポークシューズメーカーのHENRY MAXWELL ヘンリーマックスウェルを傘下に置いていることでも有名である。実際、フォスター&サンの店舗では、このヘンリーマックスウェルブランドの靴も扱っている。


さらに、今回ご紹介している「WARDEN」はフォスター&サンのホームページを見ると、ヘンリーマックスウェルブランドのカントリーシューズとして販売されている。

http://foster.co.uk/our-products/ready-to-wear/evening-shoes-2/warden/

 

お値段は445ポンドなので150円換算で66,750円。これに関税がかかり、仮に日本で買おうと思ったら86,000円くらいだろうか。そもそも日本には正規販売店がないことから、購入するとなると現地へ行くか、個人で輸入するしかない。個人輸入が得意な方ならともかく少しハードルが高い。

 

さて、それでは「WARDEN」を見ていこう。

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キャップトゥと見せかけておいて、実はつま先のラインはダブルステッチだったりする。

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そして、この靴の最大の特徴とでも言うべきなのが、その製法だろう。いわゆるグッドイヤー・ウェルテッド製法の一種だが、上の写真を見て貰えれば分かる通りアッパーの表革をウェルトの上側に縫い付けるヴェルトショーン製法と呼ばれる珍しい製法で作られている。

 

この製法はウェルトと表革に隙間がなくなるため、雨の侵入を防ぐことができるのが特徴だが、熟練の職人と専用の機械を必要とするため、少しずつしか生産できず手の込んだ製法と言える。

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アイレットは五つ。カントリーシューズっぽく太めのシューレースだ。このシューレースは普通の蝶々結びでも解けないので楽で良い。

 

表革はカーフのグレインレザー。これまたカントリーシューズでは定番だろう。

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ソールはダイナイトソール。グレインレザーにダイナイトソール、そしてヴェルトショーン製法。まさに悪天候、悪路を踏破するコンビネーションプレイと言える。実際、私の雨天専用靴として大活躍している。

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フォスター&サンのホームページでは、ヘンリーマックスウェルのカントリーシューズとしてラインアップされているウォーデンだが、インソックのロゴは普通にフォスター&サンとなっている。

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ライニングには金箔文字でサイズやモデル名が書かれている。このライニングの表記の仕方でピンと来た人もいるかも知れないが、実はこのウォーデン、製作はフォスター&サンではなく、ジョセフチーニー製だったりする。

 

ブランドはフォスター&サンで、ホームページ上ではヘンリーマックスウェルで、実態はジョセフチーニーという、もはや何が何だか分からない。だけど安心して下さい。分からなくて普通です。所有者の私でもよく分かりません。

 

ちなみに…

ジョセフチーニーのインラインモデルでカントリーシューズの「CAIRNGORM ケンゴン」という靴があるのだが、ウォーデンはこのケンゴンにそっくりだ。と言うかほぼ一緒。名前だけ変えてる感じだ。

 

ジョセフチーニー ケンゴン👇

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ケンゴンの方がより丸っこいでざをしており、ソールがコマンドソールでより無骨感を前面に押し出している。

 

実は以前、このチーニーのケンゴンも所有していたことがあるのだが、なかなかコマンドソールが自分に馴染まず、結局ドナドナしてしまった。機会があればまた履いてみたい気もしている。

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以上、フォスター&サンからカントリーシューズの「WARDEN」でした。

 

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GEORGE CLEVERY ジョージクレバリー 5835

前回のアンソニークレバリーの紹介記事で宣言通り、今回は「GEORGE CLEVERY ジョージクレバリー」の紹介となる。

 

ブランドの紹介については、前回記事で書いたので今回は割愛する。

 

今回ご紹介するジョージクレバリーの「5835」というモデルは、2016年5月15日に発行された「MEN’S EX 特別編集 最高級靴読本 究極メンテナンス編」という靴マニアしか読まないであろう雑誌に載っているモデルである。

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お値段は9万4500円。クロケットのハンドグレードライン並みの価格帯である。

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おぅふ。。美しい。。本来靴に必要なシューレースもしくはバックルが無いので非常にシンプルなデザインである。シンプル故に誤魔化しが効かないデザインとも言える。

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サイドエラスティックの命、伸縮性があるゴム部分。このゴムのおかげでローファーのようにシューホーンを差し込むだけで簡単に脱ぎ履きすることができ、日本の家事情にピッタリマッチしている。

 

他メーカーになると、この部分が本当にゴムだけのサイドエラスティックもあるが、この「5835」というモデルは革のパーツを上手に使い巧みに化粧してある。こういう意匠性を損なわないところは流石だ。

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パンチドキャップトゥと言われるデザイン。ジョージクレバリーの特徴の一つであるチゼルトゥは控えめで、そしてスクエア気味である。

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ソールはシングルレザーソールの半カラス仕上げ。もちろんヒドゥンチャネル(伏せ縫い)仕上げでもある。この靴にも後付けでヴィンテージスチールを装着してある。

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ソールにもジョージクレバリーというブランド名とメイドインイングランドと書かれている。

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インソックのロゴは「アンソニークレバリー」と同じ金色の月桂冠。さらにつま先まで一枚物のフルソックとなる。この黒いフルソックは足の形に跡が付かないので気に入っている。

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ライニングには丸い小窓が一つ。「J5835」と「6 1/2E」だけ書かれたシンプルなものだ。

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箱までッコいい。


このジョージクレバリーのサイドエラスティックは色が黒ということもあり、非常に重宝している。

 

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