+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

AUBERCY 3565 Lupin オーベルシー ルパン

今回はフランスABC御三家の一つAUBERCY オーベルシーからドレススリッポンの「3565 Lupin ルパン」を紹介したい。

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AUBERCY オーベルシー

1935年、パリのヴィエンヌ通りにアンドレ オーベルシー氏とルネ オーベルシー氏により設立されたのがオーベルシーの始まりとなる。

兄のアンドレがイギリスで靴作りの技術を学んでいたこともあり、創業当初はイギリス靴の影響を受けていたと言われている。

その後、1956年に工場をイタリアに移したことでイタリア靴のデザイン性を吸収。イギリス靴の質実剛健さとイタリア靴のデザイン性を融合した靴を作るようになる。

以降、グッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法といった靴により製法を使い分けることになる。

そして今ではベルルッティ、コルテと並びフランス御三家の一角と言われ、フランスを代表する高級靴ブランドの一つとして確固たる地位を築いている。

値段的にはベルルッティやコルテと比べるとややリーズナブルで日本円で10万円オーバーくらいから。この「3565」も定価13万円の靴になる。

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しかし、残念ながら日本での認知度はベルルッティやコルテに比べると低く、オーベルシーを取り扱っている実店舗はあまりない。

 

さて、今回ご紹介するドレススリッポンの「3565」だが、最大の特徴として二つ目のストラップが挙げられる。

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この二つ目のドレススリッポンはオーベルシーの本国サイトを見ると「Lupin ルパン」と呼ばれている。

ちなみにこの「ルパン」という名称は、かのアルセーヌ ルパンから来ている。

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本国サイトには「3565」という数字名称の靴は無いので「ルパン」が正式な名称なのかも知れない。(詳しい方がいたら教えて下さい)

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ソールはシングルレザーソールのヒドゥンチャネル仕上げ。マッケイ製法の靴のため、歩きやすいが、グッドイヤーに比べるとオールソールの回数が少ないので、保護の意味でVibram製のハーフラバーを張ってある。


サイズは6 1/2。私のジャストサイズはUK6なので、大きめかと思いきや6 1/2でもかなりタイトフィッティングだ。コルテもそうだが、オーベルシーは1サイズ上げた方が良さそうだ。

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この肉厚感。ベルルッティのAndyと比べてるとかなり肉厚だ。インソックシートもつま先までの一枚物で高級感がある。


カラーは明るめのブラウンのため、ビジネスシーンと言うよりもカジュアルな服装に合いそうだ。

 

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