前回のアンソニークレバリーの紹介記事で宣言通り、今回は「GEORGE CLEVERY ジョージクレバリー」の紹介となる。
ブランドの紹介については、前回記事で書いたので今回は割愛する。
今回ご紹介するジョージクレバリーの「5835」というモデルは、2016年5月15日に発行された「MEN’S EX 特別編集 最高級靴読本 究極メンテナンス編」という靴マニアしか読まないであろう雑誌に載っているモデルである。
お値段は9万4500円。クロケットのハンドグレードライン並みの価格帯である。
おぅふ。。美しい。。本来靴に必要なシューレースもしくはバックルが無いので非常にシンプルなデザインである。シンプル故に誤魔化しが効かないデザインとも言える。
サイドエラスティックの命、伸縮性があるゴム部分。このゴムのおかげでローファーのようにシューホーンを差し込むだけで簡単に脱ぎ履きすることができ、日本の家事情にピッタリマッチしている。
他メーカーになると、この部分が本当にゴムだけのサイドエラスティックもあるが、この「5835」というモデルは革のパーツを上手に使い巧みに化粧してある。こういう意匠性を損なわないところは流石だ。
パンチドキャップトゥと言われるデザイン。ジョージクレバリーの特徴の一つであるチゼルトゥは控えめで、そしてスクエア気味である。
ソールはシングルレザーソールの半カラス仕上げ。もちろんヒドゥンチャネル(伏せ縫い)仕上げでもある。この靴にも後付けでヴィンテージスチールを装着してある。
ソールにもジョージクレバリーというブランド名とメイドインイングランドと書かれている。
インソックのロゴは「アンソニークレバリー」と同じ金色の月桂冠。さらにつま先まで一枚物のフルソックとなる。この黒いフルソックは足の形に跡が付かないので気に入っている。
ライニングには丸い小窓が一つ。「J5835」と「6 1/2E」だけ書かれたシンプルなものだ。
箱までカッコいい。
このジョージクレバリーのサイドエラスティックは色が黒ということもあり、非常に重宝している。