+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

iPhone 大便器にダイブす!

iPhone大便器にダイブす!

一昨々日(木曜日)のこと。愛用していたiPhone6が私の手からスルリと抜け落ち、見事にトイレ(大便器の水溜り)へダイブした。完全無欠なる水没だ。

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(写真はイメージです)

不幸中の幸いだったのは用を足す前の水溜りだったこと。それでも引き上げるのに一瞬の躊躇があり、その躊躇が命取りだった。


そしてサルベージされた私のiPhone6は、その時点で電源が落ち、息をしていなかった。


しかも、電源が落ちているのに異常な発熱が始まった。


すかさずトイレットペーパーで全体の水気を拭き取ったが、ここですぐ電源を入れるのはマズかろうと思い、まずはスマホケースを外した。そしてiPhone、スマホケースともアルコール除菌ティッシュで綺麗にした。使用前と言えどもトイレの水溜りは不衛生だろう。


その後、ネットで水没した場合の対処法を検索。


対処法として一般的なのは、全体を拭き取ったiPhoneをジップロックに乾燥剤と一緒に入れて数日間放置するというもの。上手くすれば数日後、電源を入れたら無事に復旧するようだ。


早速、この方法を試してみることにした。

 

ジップロックに封入

妻からジップロックと家にあったタンス用の乾燥剤を二つ貰い、iPhoneを封入。とりあえず一晩放置してみた。


そして翌朝、iPhoneの発熱も収まり完全に冷え切っていた。まるで死体だ。

 

なんだか不安になった私は、まだ一日しか経っていないにも関わらず、たまらず電源を入れてしまった。これがいけなかった。


電源を長押しして入れた後、画面が明るくなり、いつものリンゴマークが画面に浮かび上がったきた。しかし、それも一瞬のことで、その直後、プツッと電源が落ち真っ暗な画面に…


内部がまだ濡れており、ショートしたんだと思われる。


また、私が乾燥剤だと思って入れていたミセスロイドは実は防虫剤🐛だった

 

修理屋へ持ち込み

そして、その日の午後、ネットで調べた近くのスマホ修理屋へiPhoneを持ち込んだ。

 

こういうスマホ修理屋って大体が怪しい小さなお店なので、データ抜かれたりしないかなと、つい不安になってしまう。しかし、私にはそんなことは言ってられなかった。私のiPhone6はかれこれ2年以上使っているが、少なくともこの一年間はバックアップを取っていなかった。iCloudも利用していないため、データが復旧しなかった場合、失われるものが多すぎる。

ちなみにAppleストアでの修理はデータが消える上に数日間預ける必要があるため諦めた。


そして修理屋に預けること数時間。

 

連絡先を教えていた仕事用のガラケーに修理屋から連絡が入った。出てみると「分解して乾燥機で内部を乾かしたのち、色々やってみたのですが、復旧しませんでした」との非情なる連絡。「基盤を交換すればもしかしたら復旧する可能性もあります」と言われたものの、預ける必要があるのと、それでも直るかは分からないということだったので、この時点で諦めることにした。


作業代は4,500円+消費税。まあ乾燥時間も入れると3時間以上かかっているので、直らなくても作業代がかかるのは致し方ない。

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ご臨終となった我がiPhone6。

 

事ここに至っては新しい機種へ買い換えるしかない。

 

ここまでが、木曜日から金曜日の話し。

 

新しいiPhone購入

そして、昨日(土曜日)新しいスマホを買いに近所のSoftBankへ行ってきた。

 

それにしても、壊れるタイミングが悪かった。今月中にiPhone8が出るけどそこまでは待てないし、そもそも10周年モデルのiPhone10に興味があった。10も11月には出るとの事だっただけに残念だ。


今の時点では間も無く型落ちとなるiPhone7しか選択肢がない。まあ、こればっかりは言っても詮無い事なので諦めてiPhone7の現物を見てみた。


iPhone7にも良い点があり、元々使っていたiPhone6と全く大きさが同じなので、これならお気に入りのHUKUROスマホケースがそのまま使える。栃木レザーのケースで意外と高いし、色含めかなり気に入っていたのでこれは朗報と言える。

 

そんなこんなでiPhone7を購入。

 

見た目はほぼiPhone6と変わりなし。ホームボタンの押す感触が違うくらいかな。iPhone7は耐水仕様なので6のホームボタンのようにカチッと押せない(ボタンが凹まない)。どちらが良いかは個人の好き嫌いによるだろう。

ちなみにあくまでも耐水性があるだけなので、防水とは違う。今回のような水没にはiPhone7でも耐えられない。

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色は艶ありブラック。ホントは艶なしブラックが良かったけど在庫切れだった。まあどうせケース付けるから色は隠れてしまうけど…


帰宅後、さっそくiPhone6で使用していたHUKUROのケースを装着

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ふふふ、目論見通りピッタリ合った。


と思ったのも束の間、なんとよく見ると背面カメラの位置が違う。いや大体同じ位置だけど、少しズレている。これだとレンズの半分くらいはケースで塞がってしまう。


写真撮影の度にケースを外すなんて面倒なことは出来ない。仕方ないカメラの穴を広げるか…

しかしこれがまた大変な作業だった。

 

スマホカバー改造

背面はスマホを固定するためのプラスチックケースの部分と表側の本革部分との2層になっている。そのため、まずはプラスチックケースの穴を広げる作業から入った。幸い我が家にはなぜかプラスチックカッターなるものがあったので、それを使い一生懸命切った。さらに表側からも本革を切っていく。この革を切る作業は抵抗があった。せっかくの本革ケースを自ら傷物にするとは… だけどこのままではゴミになるしか無いので頑張って作業した。


そして素人作業の結果。

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見るも無残な出来栄え。かなり不恰好だが、なんとかレンズにかからない位置まで穴を広げることが出来た。


そして表側。

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こちらも驚くほど不恰好だが、大きさ的には問題なし。


カッターで切り取ったところはガサガサに毛羽立っているので、そこは指で木工ボンドを塗り込み、無理やり馴染ませた。まさに素人による有りものでの突貫作業だ。


だけど不恰好ならでは意外な味があり、これはこれで気に入っていてきた。最後にアルコール除菌ティッシュでカサカサになったケースにオイル&クリームを塗り込みフィニッシュ。


これで木曜日からの一連のiPhone水没騒動がひと段落した。


データの復旧に関しては、7購入後、家のPCに繋いだら一年半くらい前にバックアップしたデータは復旧した。ずっとバックアップをサボっていたので直近一年半のデータは消えてしまったが、完全なゼロでは無いのが不幸中の幸いと言える。


皆々様、くれぐれもスマホの水没には気をつけましょう。そして面倒くさくてもデータは小まめにバックアップしておきましょう!

 

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