今日は所有している革靴を紹介したい。
その革靴とはCROCKETT&JONES / クロケット&ジョーンズのホールカット「WEYMOUTH / ウェイマウス」となる。
CROCKETT&JONESというブランド
クロケット&ジョーンズは、1879年に革靴の聖地イギリス・ノーサンプトンでジェームズ・クロケットとチャールズ・ジョーンズにより設立された。その後、1977年に4代目社長であるジョナサン・ジョーンズが入社し、現在の礎を築く。
名立たるビスポークメーカー等のOEM生産が中心だったクロケット&ジョーンズだが、1997年にはロンドンのジャーミンストリートに初の直営店をオープンさせる。さらに1998年にはフランスのパリにも直営店をオープンさせるとともに、名品オードリーで使用されているNo.337ラストやNo.348ラストが生み出されクロケット&ジョーンズの名は世界中に知れ渡る。2017年にはプリンス・オブ・ウェールズのロイヤルワラントを授与され、名実ともにイギリスを代表する靴メーカーとなった。
クロケット&ジョーンズの高品質な靴は、各製造部門のプロフェッショナルにより200以上の工程を約8週間をかけて製造される。様々な技術や経験を習得するまでには長い歳月を要し、さらに徹底した生産・品質管理のもと生み出されている。また、数々のファッションシーンや映画007シリーズなど有名映画に靴を提供していることや、世界中のファッションブランド・セレクトショップで扱われていることも優れた品質の証明となるだろう。近年は巨大マーケットとなった日本を含めたアジア圏向けのラストをリリースするなど、進化し続けている。(トレーディングポストHPより引用)
WEYMOUTH / ウェイマウス
見ての通りホールカットのモデルとなる。シューツリーのサイズが合っていないため、シワがよっているのはご愛嬌。
クロケット&ジョーンズの靴にはレギュラーラインと上級グレードであるハンドグレードラインが存在し、ウェイマウスはハンドグレードラインとなる。
レギュラーラインとハンドグレードの簡単な見分け方はインソックシートのロゴの違いにある。
レギュラーラインは金色の箔押しタイプのロゴだが、対してハンドグレードは型押しタイプのロゴとなっている。
(ハンドグレードラインのロゴ)
さて、このウェイマウスだが、デザインは気に入っているものの、不満なところも2点ほどある。
一つはトゥ部分に傷があること。それを前オーナーが塗って補修しているのだが、色が合っておらず適当な感じに補修されており気になる。
まあ、元が中古品なため贅沢は言えない。目立たないよう補修し直せば良いだけだ。
第二に気になる部分としてベロがふにゃふにゃなことが挙げられる。
靴を履く際、片手でベロを抑えていないと爪先の方に巻き込んでしまう。その時の不快感と言ったら…思わずチッと舌打ちしてしまうこと間違いなし。ベロの片側を縫い付けてしまおうかと画策中だ。
ちなみにサイズは6Eでピッタリである。
気になる部分はあるものの、足に吸い付くような履き心地はさすがハンドグレードラインと言える。
いずれ、新品でクロケットのハンドグレードラインの靴を購入したいものだ。