暑い暑いお盆休みに入った。
私が保有する靴の中で、夏になると出番が無くなる靴がある。それはJ.M.ウエストンのゴルフと、ジョセフ チーニーのケンゴンだ。
今回はこの出番の無い靴たちにフォーカスを当てて見たいと思う。
写真左がJ.M.WESTON GOLF、写真右がJOSEPH CHEANEY CAIRNGORN
どちらもカントリー 色が強いため、ビジネスでは履き辛い靴で、主に休日用の靴として活躍していた。ところがこの時期になると、Paraboot PACIFICにその座を奪われてしまう。
私の中では、なにかとライバル扱いされる2足なのだが、今の時期は影が薄すぎるので、夏場のこの時期に敢えて引っ張り出して比較してみることにした次第である。
ゴルフもケンゴンもそれぞれこのブログで個別に紹介済みの靴たちとなる。
J.M.ウエストンはフランス🇫🇷のブランドで、チーニーはイギリス🇬🇧ブランド。お値段はゴルフが13万円弱(J.Mウエストン青山本店)、ケンゴンは8万円弱(ブリティッシュメイド)なので、ゴルフの方がだいぶお高いが、ヴェルトショーン製法を採用しているケンゴンもなかなか手の込んだ作りをしている。
(J.M.WESTONのGOLF)
(JOSEPH CHEANEYのCAIRNGORNII)
革はどちらもシボ革だが、革質に関してはケンゴンのシボ具合の方が凹凸があり、より無骨さを醸し出している。革の厚さもケンゴンに軍配が上がる。
ソールを比較すると…
どちらもラバーソールで高さがある。ヒールの高さはほぼ一緒。
ケンゴンは泣く子も黙るコマンドソールだ。さらにヴェルトショーン製法なので、雨に強い。
対するゴルフはリッジウェイソールを採用している。こちらは普通のグッドイヤーウェルト製法となる。
ソールの耐久性はコマンドソールのケンゴンに分がありそうだ。しかし歩行感の観点でいくとゴルフの方が歩きやすい。車の運転もゴルフの方がしやすい。コマンドソールは固すぎて反りが悪い。もっと回数を重ねていくうちに馴染んでくるのかも知れないが…
さて、休日用のゴツい靴として見た時にどちらに軍配が上がるか…
それは…
……
勝者、
ケンゴン!
何故か…
休日靴として考えた時に、ケンゴンはアッパーの革が分厚く、少しくらいの傷など物ともしない頑健さ、コマンドソールの耐久性、ヴェルトショーン製法といった部分が実に頼もしく、高評価に繋がった。それでいて値段がゴルフより安いのも好印象だ。
一方、ゴルフは休日靴にしては値段が高過ぎる。キズが付いてもケンゴンに比べると気分的に凹みそうだ。
なんとなく、ケンゴンが田舎道をガシガシ歩く田舎者タイプなのに対して、ゴルフは都会の街並みを歩く都会派タイプな気がする。基本、私は根が田舎者なので、ケンゴンに肩を持ってしまうのかも知れないな。😝
おわりに…
所有していないけど、気になるゴツい靴にエドワードグリーンのDUNDEE 3がある。
どうだろうか、この見た目。
キャップトゥぽいステッチに、シボ具合がまんまケンゴンだ。違いと言えばノルヴェージェ製法ではないという事くらいだろうか。気になる…実に気になる。履いてみたい。
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