今日はTANINO CRISCI タニノクリスチーの “Josper ジョスパー” で出社した。
先日、北浦和にある靴修理店GATOでハーフラバーとヴィンテージスチール補強を施したばかりの靴になる。
ハーフラバーを貼る前はタニノクリスチーのロゴがでかでかとソールに刻まれていた。
さて、それでは改めてこの靴の紹介をしたい。
まず、サイズは6だが、タニノクリスチーはイタリア靴特有の大きめのサイズ感になる。そのため個人的には5.5の方がジャストフィットする。
タニノは既に廃業しているブランドなので、そもそも欲しいモデルで合うサイズを見つけること自体が困難な靴となる。
TANINO CRISCI タニノ・クリスチー
タニノ・クリスチーは1876年にイタリアのミラノでタニノ・クリスチー氏によって設立されたシューズブランドとなる。
設立時に乗馬用のブーツを生産していた名残から、ブランドのシンボルマークには「乗馬の絵」が描かれている。
クリスチー家が4代にわたってブランドの看板を守ってきた靴は、イタリアのブランドらしい優雅なデザインと履き心地の良さが特徴となっている。
タニノ・クリスチーは創業から100年以上の間、世界的なシューズブランドとして名を馳せてきた。多くのイタリアブランドは、まずアメリカメーカーの下請けから展開を始めるが、タニノ・クリスチーは本国イタリアの貴族を顧客に展開を始めた異色のブランドとなる。
さらに、タニノ・クリスチーが創業したのは、まだヨーロッパに近代製靴技術が普及していない時期だった。イギリスやアメリカのシューズブランドが幅を利かせていたなか「クラシコイタリア」が到来する前の時代から活躍してきた数少ないイタリアブランドと言える。
1980年代後半にコレクションを拡大し、財布やバッグ、ベルトなどの小物類も販売するようになったが、経営難に見まわれ2011年にブランド展開を終了した。
タニノは100足限定や300足限定といった様々な限定シューズを世に出しており、それらのシューズはリミテッドエディションと呼ばれている。そしてこの “Josper” もその一つとなる。
実はこのタニノのリミテッドエディションで探しているモデルがあり、しかも見つけてはいるのだが、色がチョットなのと、価格が高すぎるため手が出ない。引き続き、気長に探したい。
以上、タニノクリスチー “Josper” でした。
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