今回、満を持して登場するのはSantoni サントーニの至宝「Limited Edition TRAMINER リミテッドエディション トラミナー」だ。
サントーニのブランド紹介は前回しているので、今回は割愛してホールカットのデザインの素晴らしに重点を置いて紹介することにする。
どうだろうか?この素晴らしさ。
ちなみに写真にある純正シューツリーは入れたが最後、もの凄いタイトフィットのため、なかなか取れない。
そのため、普段は他のシューツリーで代用している。
カラーはベージュをベースにトゥは濃いブラウン、そしてよく見ると様々な色が使われていることが分かる。これらは全てサントーニの職人によるハンドフィニッシュである。
さらにリミテッドエディションの特徴とも言えるスキンステッチの妙技。パンチングとのコラボが見事。ぐうの音も出ない。ぐう。
この靴の難点を上げるとすればサイズだろう。サイズは6だが、サントーニは通常のUKサイズより大振りな作りとなっているため、必然、通常UK6が適正の私の足(24.5cm)からすると大き目となる。
そのため、本当はやりたくないが、普段履く時はインソールを入れてサイズ調整をしている。
アウトソールについては新品の状態では芸術的な作りをしていたのだが、履いている内に見るも無残な状態になってしまった。
ちなみに新品時の状態👇
それがこう👇
レザーソールの宿命とも言えるが、この靴は元のデザインが凝っている分、より切ない。
インソックシートのデザインも通常ラインとは違いリミテッドエディションと書かれている。
ライニングの小窓に書かれている文字は滲んで読みにくい。
サントーニは水性ペンでも使用しているのだろうか。その内、消えてしまうんじゃないかと要らぬ心配をしてしまう。書かれている内容はラスト名の「TRAMINER」とサイズになる。
さて、このリミテッドエディションは、サントーニの最上級ブランドだけあり、お値段も最上級だ。レディメイドとしてはジョンロブやベルルッティ、コルテなどと並ぶオーバー20万の靴になる。しかし、それだけに作りは素晴らしく、一足一足ハンドソーンウェルテッド製法で丁寧に作られている。
専用箱も気合が入っている。👇
外はグレー、中は発色の良いオレンジで、なんと言っても箱がデカい!他のブランドの靴箱の1.5倍くらいある。ハッキリ言って邪魔。笑
履けば履くほど、もう一足デザイン違いのリミテッドエディションが欲しくなる。個人的にはベルルッティを買うお金があればサントーニのリミテッドエディションをお勧めしたいですね!
うむ。実に素晴らしい。