+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

革靴にトゥスチール取付とハーフラバー張り

2週間ほど前、埼玉県の北浦和にある靴修理店Gatoさんに靴を2足預けて、それぞれトゥスチール取付とハーフラバー貼りをお願いしてきた。

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預けていたのはVASSのダブルモンクストラップとLECOTTのフルブローグとなる。

 

そして今日、取りに行く時間が出来たので、それぞれ引き取って来た。

 

まずLECOTT。

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ビブラム製のエクスプロージョンソールを貼って貰った。グリップ力があり耐久性にも優れたラバーとなる。

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側面。文句なしの仕上がり。

 

お次はVASS。

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トライアンフスチール取り付け。ヴィンテージスチールより値段が高いが、VASSにはトライアンフの方が似合う気がしたので採用した。

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こちらもツライチに仕上げてあるので、問題なし。実に結構な仕上がり具合である。

 

そして、帰宅後、久しぶりに靴を磨いた。

 

今回磨いたのは、今日引き取ってきたVASS、そしてCorthayとGEORGE CLEVERYだ。

 

磨きはいつものタピール

レーダーオイルで汚れ落し&油分補給からの、レーダーフレーゲで仕上げの流れだ。

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天然原料のタピールで自然な仕上がり。

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三陽山長 伸之介

35回目となる所有靴紹介は、日本の革靴ブランド 三陽山長からドレススリッポン「伸之介 シンノスケ SHINNOSUKE」となる。

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見ての通りサイドエラスティックなので脱ぎ履きが非常に楽だ。日本の風土にピッタリ合った靴と言えるだろう。

 

三陽山長というブランド

株式会社三陽商会が手掛ける純国産のシューズブランドとなる。日本伝統の「匠」「技」「粋」をコンセプトに、最高級の素材を惜しみなく使用し熟練の技を持つ職人が高品質な靴を作っている。

三陽山長で靴作りを行うのは、50年以上のキャリアを持ったベテランの職人たちで、培った「技」は若い世代に伝えられていくため、絶えず日本人の生活スタイルに合った靴を作ることができる。

三陽山長の靴の内側には、靴を作った職人の目印が付いている。これは製靴を担当することで履く人の足を熟知した職人が、修理まで担当するためである。長く履いてもらえるようにという、三陽山長の「粋」なはからいでもある。

靴作りに用いる木型は、履く人それぞれに合わせて職人が作っている。数万足の靴作りによって蓄積された日本人の足に関する知識と技術を駆使して作られる木型には「匠」の心と技が宿っている。

三陽山長という名とブランドロゴ、「勘三郎」「寿太郎」「友二郎」など純和風のモデル名からも順日本産へのこだわりが見て取れるのも特長のひとつ。しかし、三陽山長の「和」へのこだわりは、そういった表面的なものに留まらない。厚いダブルソールをシングルに見せる日本独自の製法「ヤハズ掛け」を復刻させるなど、日本人の日本人による日本人のための靴作りに懸ける情熱が三陽山長には込められている。

この説明文を読むだけでなかなかにこだわりのある和ブランドということが分かる。

 

さて、それでは伸之介を見ていこう。

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まずサイズだが、6.5Eになる。三陽山長のサイズ感は通常のUKサイズからハーフ〜1サイズ上げて丁度良い具合になる。

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見ての通りのブラックカーフ。製法はグッドイヤーウェルト製法でしっかりと造り込まれている。サイドエラスティックはジョージクレバリーも持っているが、まったくもって遜色ない。

 

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ラストはR309。2010年より展開している定番のスクエアトゥラストで、R303をベースにノーズを短くすることでスタイリッシュでありながらスタンダードな外見となっている。

ヒールカップを小振りに、甲を低く抑えることで華奢な足の方でもしっかりしたホールド感を味わえるラストとなっている。

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ソールはレザーソールのヒドゥンチャネル仕上げで高級感がある。ヒールはラバーなので滑り対策に一役買っている。

 

…と、ベタ褒めの伸之介だが、実は私にはサイズがハーフサイズほどキツかったりする。😭

 

なので❗️

絶賛ヤフオク出品中です❗️

気になる方はぜひ入札お待ちしております🙇‍♂️

 

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EDWARD GREEN TROON エドワードグリーン トルーン

この所有靴を紹介するシリーズ。なんだかんだ数えてみると今回の記事で34回目になっていた。

 

今回はEDWARD GREEN エドワード グリーンからシングルバックルドの「TROON トルーン」を紹介したい。

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さて、いきなりだが、ライニング&インソックシートの写真から。

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見ての通り、インソックシートのロゴはMADE BY表記なしの金囲みブロック体となる。このロゴを使用していたのは90年代以降の新工場製時代で、90年頃〜2004年頃と思われる。逆算するとかれこれ28年〜14年くらい前の靴になる。

 

ライニングの丸窓に書かれている「6 1/2/7 D」はサイズで、UKサイズとUSサイズが併記されているのはEGの特徴だ。

606」は木型(ラスト)No.となる。この606ラストはEGの代表的な202ラストをベースにゆとりを持たせた作りになっており、私の足に合っているようで履きやすい。

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デザインは見ての通り、プレーントゥのシングルバックルドシューズ。モンクストラップともいう。

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金具部分はゴムになっており伸縮するためベルトを留めやすく実用的だ。

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靴の色は見ての通り明るめのブラウン。個人的にはもう少し濃い目のブラウンが好みなので、濃いクリームを塗りこむことで色を付けていこうかと画策中。

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ソールは元々レザーソールのヒドゥンチャネル仕上げだったが、先日、靴修理店でビブラムのエクスプローションラバーを貼ってもらった。

 

以前はレザーソールにはヴィンテージスチールだけを取り付けるのが私の定番だったが、最近は考え方が変わってきて、靴の耐久性アップと滑り止めのダブル効果を狙ってハーフラバーを貼るようになった。実際に滑るのはヒールなので、滑り止めにはトップリフトもラバーにするとより効果がある。

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エドワードグリーンのシューツリーだが、606用ではないので、微妙にフィットしていない。

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やはり靴の色が明る過ぎてビジネスでは少し使い辛いかな。

 

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Berluti Dmesure Scritto Calligraphy Derby ベルルッティ デムジュール スクリットカリグラフィ ダービー

所有する革靴を紹介するシリーズ、今回は久しぶりにBerluti ベルルッティの靴を紹介したい。

モデルは「Dmesure Scritto Calligraphy Derby デムジュール スクリットカリグラフィ ダービー」となる。

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この靴は「ANDY」や「ALESSANDRO」の様な名称がない。やっぱり靴にもちゃんとしたモデル名があった方が呼びやすいし、今回のように文章に書きやすいのでモデル名を付けて欲しい。愛着も湧くし。うん。愛称大事。🤔

 

さて、この靴は所有してから、かれこれ一年半近く経つが、まだ数回しか履けていない。と言うのもこの靴の特徴でもある後ろ半分に刻まれたカリグラフィが原因だったりする。

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靴の色はNERO系なので、ビジネスシーンにも耐えうると個人的には思っているし実際に仕事にも履いているのだが、それでもやはりこのカリグラフィは派手だ。いや、非常にカッコいいんだけどね。幸いにも後ろ半分なので、履いた状態ではパッと見た感じは目立たない。それでもやはり大事な打ち合わせや外出の用事がある時などは履きづらい。内勤だけの日に限って履くようにしている。


さらに、デリケートなヴェネチアンレザーなので降水確率が20%以上ある日は絶対に履かないようにしている。そんなこんなで履く日を非常に選ぶ靴のため、結果的に着用回数の少ない靴になってしまっている。

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ソールは全面ラバー。これがなかなか秀逸でガッシリと路面を捉えてくれる。雨の日は履かないので、濡れた路面だとどうかは分からないが、少なくとも乾いた状態の事務所の床タイルや駅構内の舗装面などでは全然滑らない。濡れていなくても滑ったりするレザーソールに比べると格段に安心感がある。

しかも、持ちも良くレザーソールのように簡単に削れていかない。さらに濡れた布などで拭くだけで新品同様に綺麗に復活するのも素晴らしい。

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インソールは紫色。当然、シューツリーも同色系。

ラストは「Dmesure デムジュール」となる。サイズは6。このデムジュールラストの6は私の足型にピタリとはまり、絶妙なるフィット感を生み出している。

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履く機会を選ぶ靴ではあるが、私の中での評価は高い。と言うかお気に入り靴の1、2を争っている。

 

最後に、ベルルッティ四代目当主、マダム・オルガの名言を添えて今回の記事を終わりにしたい。

靴を磨きなさい、そして自分を磨きなさいby オルガ ベルルッティ

 

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大物靴4足を磨いた。

今日はウチの家内が法事でいないため、久しぶりに一人の時間が出来た。

 

で、何をしようかな〜と考えた時に「そうだ!前からハーフラバー貼りたい靴があったんだ」と思い出し、北浦和にある靴修理店Gatoさんまで行ってきた。

 

預けてきた靴は、エドワードグリーンのシングルバックルド「TROON」と、ジョージクレバリーのサイドエラスティック「5835」の2足となる。

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愛車のボンネットで記念撮影

特にジョージクレバリーの方は床が濡れていなくても面白いようにツルツル滑る殺人ソールなのでラバー張りは急務である。それと、ラバーを張った場合と張らなかった場合で耐久性に差が出るので、靴を長持ちさせたい身としては保護的な観点からも張った方が良いと考えるようになった。

 

Gatoさんに行くのは実に久しぶりだ。改装してからは初となる。相変わらずお店は狭いが、内装は綺麗になっていた。私が行った時には他のお客さんが2名いたので繁盛しているようで何よりだ。店員は若い兄弟だが、どちらも好青年なので応援したくなる。

 

靴が仕上がるまで数日かかるため、引き取りは来週末くらいになりそうだ。

 

そして帰宅後、おもむろに靴磨きをすることにした。これまで、なかなか靴磨きする時間が取れなかったため久しく磨いていない靴が溜まってきている。

 

私は靴磨き記録を昨年の12月からiPhoneのメモ機能で残しているので、それを見ればどの靴をいつ磨いたかが一目瞭然だ。

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このメモの見方としては、靴名称の後ろについている①という数字が靴磨き1回目(このメモに残し始めてからの磨き回数)という事になる。2回目の靴磨きをしたら、新しい日付で②とし、1回目には取り消し線を引いておくようにしている。1回目は消してもいいのだが、なんとなく記録として残してある。

 

そして、このメモによると久しく磨いていないのは、ベルルッティの「ESPRIT DE LA COUTURE」と「Scritto Calligraphy Derby」、サントーニの「TRAMINER」&「ANGELA」あたりになる。

 

早速磨くことにした。

靴磨き道具はいつもの「TAPIR」だ。

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アッパーは「レーダーオイル」で汚れ落とし&油分補給をしてから乳液タイプの「レーダーフレーゲ」で磨いた。

 

〈磨き後〉

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左がベルルッティの2足。右がサントーニのリミテッドエディション2足。

 

ズーーーム🔍

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タピールの特徴は優しい仕上がりにある。ワックスでコテコテに仕上げるのではなく、自然な感じの仕上がりだ。逆にワックスでの鏡面仕上げが好きな方は向かないかも。。


ベルルッティ組

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手前が「ESPRIT DE LA COUTURE」で、奥がカリグラフィの美しい「Scritto Calligraphy Derby」となる。

 

サントーニ組

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手前が「TRAMINER」、奥が「ANGELA」のリミテッドコンビだ。

 

フランス🇫🇷とイタリア🇮🇹の共演。一足20万オーバーの靴が4足。にも関わらず磨いたのは半年ぶり。

 

今回頑張って4足磨いたからリストを更新した。

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次回はエドワードグリーンの「NEWBURY 」、チャーチの「CHATSWORTH」、スコッチグレインの「F-0350」あたりだな。靴磨きがなかなか追いつかない。

 

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METAPHYS Clip Shoehorn メタフィス クリップシューホーン Silver

サラリーマンの必需品である携帯用シューホーンを新調した。

 

今回選んだシューホーンは「METAPHYS Clip Shoehorn メタフィス クリップシューホーン」となる。

 

Amazonでポチり、届いたのがこちら。👇

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マットブラックな箱が渋い。

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なかなか高級感がある。

 

色は電解研磨加工されたメタリックシルバーと、黒染めのブラックの2種類があり、私はブラックにした。クリップタイプなので、ジャケットの内ポケットなどにさした時に、なるべく目立たない色を選んだ次第である。

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箱から出すとこんな感じ。いいね👍

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クリップ側のウラ面。

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サイズ感が分かるようにシャーペンと一緒に撮ってみた。見て分かるとおり、かなりコンパクト。薄く作られているため当然軽量だ。

 

軽量コンパクトでありながら、高級感もあり、ポケットに留めるクリップ付と満足度の高い逸品だった。お値段は税込2,500円となる。

おすすめです!

 

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JOHN LOBB WILLIAM ジョンロブ ウィリアム

今回ご紹介する所有靴はJOHN LOBB ジョンロブの「WILLIAM ウィリアム」となる。


ロブのウィリアムと言えば、ダブルバックルドのドレスシューズを思い浮かべるが、今回紹介するウィリアムは違う。

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そう。コテージラインのウィリアムである。

 

コテージラインはジョンロブのカジュアルラインで、かれこれ約20年前に廃盤になってしまったため今では中古品でしか手に入らない。その中古品も年々状態の良いものは姿を消しつつある。

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どうだろうか。この状態の良さ。グレインレザーにラバーソールと全天候型の靴だ。


コテージラインの製作は「Paraboot パラブーツ」や「HESCHUN エシュン」が請け負っていたのは有名な話しで、確かにこの靴もパラブーツのウィリアムにそっくりだ。

 

それもそのはず、ジョン・ロブのウィリアムを、後に自社製品として復刻させたのが、パラブーツのウィリアムになる。まさにブランド名違いの兄弟靴と言える。

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製法は雨に強いノルウェージャンウェルト製法のため、今まで雨の日靴として何度も履いてきたが、最近になって、どうもそんなに雨の日に強くない靴のような気がしてきている。と言うのも、アッパーのグレインレザーに水が染み込んでしまうためだ。これだったら普通にパラブーツのリスレザーウィリアムの方が耐水性で優れているだろう。そのため雨の日靴としての使用を控え始めている今日この頃である。

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踵部分に多少のスレはあるものの、状態は非常に良好。

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特筆すべきは履き心地だろう。見た目とは裏腹に柔らかな履き心地を実現している。


しかしながら、雨の日靴としての立ち位置がグラついてきたことから私の中でこの靴の存在意義が薄れてきた。

 

そのため手放すことも検討している。

 

《追記》

ネットオークションで手放しました。

 

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一生履ける靴の条件とは…

突然だが、革靴に対しての価値観について語っていきたい。

 

私は個人的に革靴というのは使い捨てではなく、同じ靴を大事に長く履いていきたいと考えている。いわゆる一生モノの靴だ。

 

そうなると「長く履ける靴の条件」とは何か。

 

その条件とは、長く履けるデザインであること。そしてオールソール可能なこと。さらにサイズがピッタリなこと。この三つは絶対条件となる。

 

当たり前のことばかりだが、この中の一つでも欠けてしまうと長く履ける靴からは脱落してしまう。


一つ目のデザインに関しては、若い人がよく履いている先っちょがやたらトンがったポインテッドトゥの靴や、魔女の靴のようにトゥが上を向いている靴は論外である。

 

個人的にはつま先の形状はラウンドトゥやセミスクエアトゥが、長く履く靴のデザインとして向いていると思う。結局のところクラシカルなデザインが良いのだろう。


二つ目のオールソールについてはグッドイヤーウェルト製法であれば問題ない。オールソール回数は減るがマッケイ製法でも全然OK、というかハーフラバー補強でオールソールはしなくても長持ちするのでそれほど製法に拘りはない。


問題は三つ目のサイズ感。私は元々タイト目なフィッティングを好んでいたが、最近考え方が変わってきた。というのも終日革靴を履いていると、タイトフィッティングな靴の中には、指にタコが出来そうになる靴や、痺れが来て、やたらと足下で存在感を発揮する靴がある。そういう靴を見ていて、ふと思うのが「足が痛くなる靴は、靴として失格なのではないか🤔」ということだった。

 

本来、靴は足を守るためのもの。逆に足を痛めるような靴はどんな高級靴も靴として失格ではないか。もちろん緩い靴が良い訳でもない。歩いていてカパカパするのは当然ダメだ。

 

やはり全ては自分の足に合った適正なサイズ。タイトでもなく緩くもない靴。一日中履いていても痛くならない靴。それこそが最高の履き心地の靴と言えるだろう。


で、そうして改めて所有する靴を眺めてみると、サイズ感で失格になる靴がいくつかあった。まずはアンソニークレバリーの「DE GIVENCHY」

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そしてガジアーノ&ガーリングの「WINDSOR

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どちらもいわゆる高級革靴の中でもより上位に位置するブランドだ。デザイン的には非常に気に入っていた二足なのだが、一日中履くとアンソニークレバリーは小指にマメが出来そうになり、G&Gは足全体が締め付けられるようなタイトフィッティングで、どちらも短時間ならば気にならなかったのだが、最近一日中履く機会があり、これは違うな…となった。


前置きが長くなったが、そのためどちらも泣く泣くヤフオクで絶賛出品中となる。気になる方は是非ご覧ください。私の足にはタイトフィッティングだが、どちらも最高な靴であることに違いはない。24cm〜24.5cmくらいの方に合うだろう。

 

さて、上記の2足が放出されることになった訳だが、逆に一日中履いていても快適な靴は何か。改めて考えてみると、それはスコッチグレインのストレートチップ(私が所有する靴で一番安い靴!)だったり、グレンソンのマスターピースだったりする。それとエドワードグリーンあたりだろうか。

 

メーカーはもちろんラスト(木型)によって全然フィット感が違うので、革靴はほんと難しい。

 

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Corthay コルテ Arca アルカ(黒バージョン)

所有する革靴を紹介するシリーズ。

今回ご紹介するのはフランス🇫🇷の高級靴ブランドCorthay コルテのマスターピース「Arca アルカ」となる。

 

アルカについては過去にも色違いを紹介済みだったりする。

 

今回は前回のアルカと色違いとなる。前回はイエロー(実際は濃いブラウン色とヌメに近い薄い色の組み合わせが華やかな逸品です)だったが、今回はブラック。ブランドはおろかモデルまで一緒なので、改めて紹介することがあまりない。

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とりあえず靴の写真を色々な角度からアップしていく。

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アルカは001ラストを使用している。サイズに関しては6 1/2が私の適正サイズだが、このブラックアルカは7△。若干大きめの気がするが、遊ぶほどでもなくシューレースの締め方次第で十分許容範囲と言えるだろう。

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ソールにはビブラムのハーフラバーを貼ってあるので、減りを気にせずガンガン歩ける。


何より色がブラックなので冠婚葬祭、ビジネスシーンなんでもござれだ。対し、前回紹介したイエローアルカは使うシーンをめっちゃ選ぶ靴である。

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アルカの特徴の一つが、このピンと立ったタンにある。つま先のベグデーグルと共に特徴的なデザインとなるが、決して奇をてらった感じでもなく絶妙なバランスのもと完成されていてセンスを感じる。

 

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以上、結局前回と同じようなことをツラツラ書いてしまった。

 

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JOHN LOBB CHAPEL ジョンロブ チャペル

ひたすら所有する革靴を紹介し続けている。

今回はJOHN LOBB ジョンロブの「CHAPEL チャペル」を紹介したい、

 

言わずと知れたキングオブシューズのジョンロブを代表するプレステージラインのダブルバックルドの靴だ。

 

さて、ここで言うプレステージラインとは何か…

それは、ジョン・ロブの中でもビスポーク(オーダーシューズ)の要素をとりいれたラインで、手作業で仕上げたソール、細身でスタイリッシュなシルエット、厳選された素材はまさに最高級の靴と言える。

 

そして、そのプレステージラインの中でも人気モデルの一つがこのチャペルとなる。

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ジョンロブのダブルバックルドと言えばウィリアムも有名だが、カッコ良さで言えば、間違いなくチャペルに軍配が上がるだろう。


革質はミュージアムカーフとなる。

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ウィリアムと違い、狭い間隔で平行に配置されたバックルがセンスの良さと高級感を醸し出している。

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シームレスヒールも高級感を後押ししている一因と言えるだろう。

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ソールは出し抜い糸を見せないヒドゥンチャネルで、半カラス仕上げとなる。ここら辺も高級靴では当たり前となっている仕様だ。

そして、トゥを保護するため後付けでヴィンテージスチールを取り付けてあるのも私の靴では定番だ。

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インソックはつま先までの一枚物のフルソックシート。

ラスト(木型)はセミスクェアトゥの8000が採用されている

サイズは6E。若干タイト目の私好みのフィッティングとなる。ラスト8000のサイズ感は一般的な6Eと考えておけば良いだろう。


そしてチャペルの最大の特徴とも言えるのが、一枚革を贅沢に使用した作りにある。それは下の写真を見れば一目瞭然。

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継ぎ目のないシームレスヒール、そしてバックル部分をめくればこの靴が一枚革で作られているのを確認することが出来る。

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以上、キングオブシューズ ジョンロブのチャペルとなる。

 

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