どうもESTです。
いよいよ今週末、一級建築士の学科試験ですね。受験される方、頑張って下さい!
そして今日、試験を運営している公益財団法人 建築技術教育普及センターから設計製図試験の課題が発表されました。
22年度の課題は「事務所ビル」です。
まさかの三年連続の基準階タイプでしたね。公共建築パターンで勉強していた方がほとんどだと思いますので、一気に振り出しに戻された感じです。全てが無駄になった訳ではありませんが、この半年間は何だったのか…公共建築の課題しか対応していません。😭 あえて一言言うなら…
ふざけんなーーー!
ですね。
要求図書は1階平面図・配置図(縮尺1/200)各階平面図(縮尺1/200)、断面図(縮尺1/200)、面積表、計画の要点等と例年通りです。
注意事項として「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に規定する「建築物移動等円滑化基準」を満たす計画とする、となっています。
国交省の資料でバリアフリー法に基づく建築物移動等円滑化基準と円滑化誘導基準について分かりやすく解説している資料がありましたので転載しておきます。👇
※各項目左側の青字寸法が建築物移動等円滑化基準です。
各部の寸法が建築基準法より厳しくなりますが、事務所なので円滑化基準でよく、誘導基準よりは緩めです。そのため出入口の幅や通路の幅、エレベーターのサイズ、トイレの仕様などはこれまで描いてきたサイズ感であれば特に問題なさそうです。
建築物の計画に当たっての留意事項は、
- 敷地の周辺環境に配慮して計画する。
- バリアフリー、省エネルギー、二酸化炭素排出量削減、セキュリティ等に配慮して計画する。
- 各要求室を適切にゾーニングし、明快な動線計画とする。
- 建築物全体が、構造耐力上、安全であるとともに、経済性に配慮して計画する。
- 構造種別に応じた架構形式及びスパン割りを適切に計画するとともに、適切な断面寸法の部材を計画する。
- 空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備、昇降機設備等を適切に計画する。
となっており、ここら辺は特筆すべきことは無さそうです。
あとは事務所ビルといえば免震指定とかありそうですね〜。何にしても気を取り直して一から基準階タイプの勉強をするしかありません。
お読みいただきありがとうございました。それでは次の記事でまたお会いしましょう。👋
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