今回ご紹介する革靴はGAZIANO&GIRLING ガジアーノ&ガーリングの「HOVE ホーブ」、前回のウィンザーに続いて、今回もG&Gの紹介となる。
デザインはエプロンフロントダービー。Uチップともいう。このデザインの代表選手はエドワードグリーンのドーバーだろう。
このホーブはドーバーをよりスタイリッシュにしたようなデザインで、G&Gらしさが出ていると言える。
G&Gのエプロンフロントダービーと言えば「ISHAM アイシャム」というモデルもあるが、HOVEとISHAM、見た目はほとんど同じで、正直、私には違いがよく分からない。
HOVEのアイレットは四つ。U字のステッチはライトアングルステッチとなる。そして、トウの先端にある縦の縫い目はシャドウステッチになっており手が込んでいる。
ラストはMH71。前回紹介したウィンザーがTG73ラストで、共にUK6サイズだが、こちらのMH71はTG73に比べポールジョイント部が程良い締め付け具合でジャストサイズと言えるが、カカトが上手くホールドしてくれず少し滑る。
ソールはダブルソールなので厚みがある。ダブルソールは厚みがある分、反りにくく、少し歩き辛いが、通常の倍の厚みがあるので、耐久性は相当高いだろう。
オールソールすることはそうそう無さそうだ。
反りにくいソールのため爪先保護でヴィンテージスチールを取り付けてある。
インソックのロゴは型押しタイプとなる。アッパーは鮮やかなネイビー色で、インソック及びライニングも同色になっている。
このネイビー色の革靴が思ったより服に合わせ辛く、いつもコーディネートに悩んでしまう。
結局のところジーンズに合わせることが多い。
一時期、黒にリカラーすることも考えた事があるが、なかなか決断出来ずに現在に至っている。
そして専用シューツリーは鮮やかな赤。木目の筋がマグロの刺身を彷彿とさせる。笑
《追記》
本記事から5年後、結局、黒にリカラーした。ネイビーに比べると一気に使いやすくなったので、やって良かった。
リカラーした時の記事へは下記のリンクからどうぞ。