+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

公認 不動産コンサルティングマスターに挑戦することにした。

一級建築士の学科試験が終わり早3週間。

燃え尽き症候群的な感じでボーッと過ごしている。

 

解答速報で学科試験突破が濃厚な人たちは11月の製図試験に向けて頑張っていると思う。

私はと言うと、幸いにも学科試験は無事クリアしそうな感じではあるが、製図試験の準備には取り掛かってはいない。一応、二級建築士の時に使用した製図道具を引っ張り出したり、知り合いから平行定規を借りたりしたものの、そこから先には進まず。。と言うのも今まで落ち続けた学科試験突破しか頭に無く、製図試験の事まで考えていなかった。今からどうするか考えていたのでは到底間に合わないので、製図試験は来年頑張ることにする。

 

その代わり、今年は11月にある公認 不動産コンサルティングマスター試験に向けて頑張ることにした。

 

【CONTENTS】

 

公認 不動産コンサルティングマスターとはどんな資格なのか?

同じ不動産関連の資格でも宅建(宅地建物取引士)に比べて馴染みのない資格だと思う。不動産業界で働いてる人でも知らない人は結構いるんじゃないかな。

試験の正式名称は不動産コンサルティング技能試験と言い、試験に合格して登録することで公認 不動産コンサルティングマスターとなる。

実施は(公財)不動産流通推進センターが国土交通大臣の登録を受けて実施している公的資格となる。簡単に言えば宅建の上位資格のような存在だ。

 

公認 不動産コンサルティングマスターの位置付け

  1. 「不動産特定共同事業法」における「業務管理者」となる資格
  2. 「不動産投資顧問業登録規程」における「登録申請者」及び「重要な使用人」の知識についての審査基準を満たす資格
  3. 「金融商品取引法」における「不動産関連特定投資運用業」を行う場合の人的要件を満たす資格

公認 不動産コンサルティングマスターとなることで、上記三つの資格を有することとなる。

 

試験の概要

受験資格

受験申込時点で次の1~3のいずれかに該当していないと受験することができない。

  1. 宅地建物取引士資格登録者で、現に宅地建物取引業に従事している方、又は今後従事しようとする方
  2. 不動産鑑定士登録者で、現に不動産鑑定業に従事している方、又は今後従事しようとする方
  3. 一級建築士で、現に建築設計業・工事監理業等に従事している方、または今後従事しようとする方

受験資格めっちゃ厳しくない⁉︎ 宅地建物取引士か不動産鑑定士か一級建築士でないと試験を受けることが出来ない。特に不動産鑑定士と一級建築士がハードル高い。大多数の人が宅地建物取引士からのステップアップで受けるんじゃないかな。ちなみに私もその予定だ。

 

試験内容

試験は択一式と記述式の合計200点満点のうち、一定基準以上の者が合格となる。 合格基準点は年度により異なる。

 

<択一式試験> 2時間、100点満点

四肢択一 50問(事業、経済、金融、税制、建築、法律の6科目)

不動産コンサルティングを的確に行うために必要な基礎知識、専門知識及び一般知識についての問題となる。

<記述式試験> 2時間、必修科目4問・選択科目1問の計5問、100点満点

【必修科目】実務、事業、経済の3科目

【選択科目】金融、税制、建築、法律の中から1科目選択(選択科目は、試験当日に選択して解答)

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記述式の一部の科目には、計算問題もあり電卓の使用ができる。 また、語句・数値の記入の他、一部の科目では、知識や考え方を100字程度の簡潔な文章にまとめて解答する問題もある。 選択科目の問題は試験会場で選択する。受験申込時の選択指定はない。

 

試験場所

札幌・仙台・東京・横浜・静岡・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄の12地区

 

申込受付期間(令和3年)

令和3年7月20日(火)~令和3年9月17日(金)まで(WEB申込のみ)

 

試験日(令和3年)

令和3年11月14日(日)

 

試験当日のタイムスケジュール

<ガイダンス> 午前10時15分~10時30分

<択一式試験> 午前10時30分~12時30分

<記述式試験> 午後14時00分~16時00分

 

合格発表日

令和4年1月14日(金)

 

以上が試験の概要となる。なかなかハードな試験だ。合格基準点は前述の通り年度によってバラつきがあるが、直近5年間の分を見てみると下記の通りとなる。

  • 令和2年度 125点以上/200点満点中
  • 令和元年度 120点以上/200点満点中
  • 平成30年度 110点以上/200点満点中
  • 平成29年度 115点以上/200点満点中
  • 平成28年度 110点以上/200点満点中

最近の合格率は大体40%前半くらいが多いようだ。パーセントだけ見ると簡単そうに見えるが、受験資格がめっちゃ厳しいことを考えると、不動産のエキスパートな方々が受験されての40%ちょいなら決して楽な試験ではないのだろう。

 

この公認 不動産コンサルティングマスター試験の勉強を始めるにあたり、調べてみたところテキストや問題集がほとんどない。

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唯一、市販で見つけた住宅新報出版の「不動産コンサル過去問題集2021年版」とりあえずこの問題集で勉強を進めてみることにする。

 

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