+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

2023年(令和5年)一級建築士 設計製図試験 課題発表

本日、一級建築士試験を運営している公益財団法人 建築技術教育普及センターから設計製図試験の課題が発表された。

 

本年度の設計課題は…

図書館!

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とうとう基準階型ではない課題に戻ってきたね。少なくとも昨年の事務所ビルよりは面白そうな課題ではある。

 

要求図書

  • 1階平面図・配置図(縮尺1/200)
  • 各階平面図(縮尺1/200)※各階平面図については、試験問題中に示す設計条件等において指定する。
  • 断面図(縮尺1/200)
  • 面積表
  • 計画の要点等

 

建築物の計画に当たっての留意事項

  • 敷地の周辺環境に配慮して計画する。
  • バリアフリー、省エネルギー、二酸化炭素排出量削減、セキュリティ等に配慮して計画する。
  • 各要求室を適切にゾーニングし、明快な動線計画とする。
  • 建築物全体が、構造耐力上、安全であるとともに、経済性に配慮して計画する。
  • 構造種別に応じて架構形式及びスパン割りを適切に計画するとともに、適切な断面寸法の部材を計画する。
  • 空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備、昇降機設備等を適切に計画する。

 

所感としては、テーマについてはサブタイトルがなく、非常に抽象的でイメージし辛く感じた。一方で要求図書及び計画に当たっての留意事項は一般的であり、特殊なものは無さそうだ。

 

図書館ということで、管理動線や閉架書庫の配置に苦労しそうだが、そこは課題をこなしながら慣れていくしかないだろう。また、昨年の事務所ビルよりは公共施設ということもあり現物の見学もしやすいと言える。今年の夏〜秋にかけては図書館巡りをすることになりそうだ。

 

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