はじめに
半年ほど前に仕事用のバッグを探している記事を書いた。
記事を書いたときは、テレワークが多かったため、PCを持ち運びできる収納力のあるバッグを探していたのだが、今年に入ってからテレワークが激減した。会社の方針が出社に変わったのだ。そうなるとPCは会社の個人ロッカーに置きっぱなしになるため、収納力のあるバッグは必要なくなってしまった。
今回購入したGHURKA No.5 Examiner(エグザミナー)は手持ちと肩掛けが可能な2WAYバッグで収納力はあまりないが、前述のとおりPCを持ち運びするためのバッグではないので、特に問題はない。
GHURKAというブランド
GHURKAは1975年にアメリカのコネチカット州で創業された鞄・革製品メーカーで、その歴史は50年に及ぶ。
GHURKAホームページ
GHURKAというブランド名は英国領の頃のヒマラヤで勇敢な兵団として知られたグルカ兵から名づけられている。
創業者のマーリー・ホジソンが1900年代初頭のグルカ兵の軍装品に影響され息子のためにナップザックを作った事からこのブランドは始まる。このグルカ旅団風No.1バッグは現在も彼の孫が使っている。
GHURKAのバッグには全てNo.が振られているが、創業者が息子に送ったNo.1は欠番となり、商品に振られた番号はNo.2からとなる。
No.5 Examiner
No.5 ExaminerはGHURKAの中でもアイコン的なバッグで、GHURKAのホームページからビジネスバッグ▶︎Allで検索すると真っ先に出てくる。

某オークションで美品のNo.5を発見し、それなりの値段だったものの、初期のMHロゴで状態の良いNo.5は貴重なので即購入した。
ここでGHURKAのロゴマークについて少し書いておく。
GHURKAは時代によってロゴマークが変わっていて、古い順に「MH」→「旗」→「象牙」→「G」のマークとなっている。ちなみに「MH」というのは創業者のマーリー・ホジソンのイニシャルから来ている。
さて、前置きが長くなったが、購入したNo.5 Examinerを見ていこう。




見るからに使用頻度の少ない美品だ。写真は手入れをする前の状態だが、タピールとラナパーを使って手入れをしたところ、さらに艶が出て良い感じになった。
GHURKAのバッグは本来、キャンバスとレザーのコンビが有名なのだが、今回はたまたまフルレザーを手に入れることができた。
内部
鞄の内部は実にシンプルで、ペンホルダーが付いているのみである。
ファスナー部
ファスナーの金具にもGHURKAの刻印が… 芸が細かい。
そして、バッグ本体のロゴがどこにあるかというと、No.5 Examinerの場合は側面に刻まれている。

見てのとおり、初期のMHマークとなる。
潰れていて見辛いが、下の方に製品番号が振られている。
製品番号は一番下
このバッグの製品番号は「O 75」となり、このOというのは製造年を示している。
製造年を表すアルファベットは1978年からAで始まっている。(創業してから1977年までの三年間は番号なし)1978年をAとすると、順番的にOは1992年製になる。(と思う)
1990年代の後半〜2000年代前半に簱マークのロゴに変わったと思われるので、MHロゴの後期に製造されたもので33年物のバッグとなる。
ミケとグルカ
今後、普段はGHURKAを使い、たまのテレワークや出張時などPCを持ち運ぶ必要があるときだけ、これまで使ってきた土屋鞄のトートバッグを使うことにする。
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