4年振りに一級建築士 学科試験の勉強を始めている。
で、思ったこと。
想像以上に内容を忘れている…
日建学院の営業担当から貰った今年の過去問に取り組んでみたところ、3割くらいしか分からなかった。
一度合格しているからと軽く考えていた。ブランクがある分、今年受験して不合格になった人よりもはるか後方からのスタートだと気を引き締める必要がある。
勉強については、慣らし運転的に「計画」と「環境・設備」から始めた。「環境」については理解力やイメージ力も必要になり、考え方として「構造」に通ずる部分があるため、意外と苦手な人が多い科目だと思う。かくいう私もその一人だ。
タイトルにある遮音等級はその「環境」内の「音」に関する単元で出てくる用語で、出題のされ方としては下記のような感じとなる。
(速学からの過去問引用)
答えとしては◯になるのだが、この遮断性能(遮音等級)には上記の床衝撃音遮音等級Lr以外に空間の遮音等級Drというものもあり、LrとDrで数値の考え方が真逆になるので注意が必要だ。
問題自体はシンプルで難しいものではないので、LrとDrがごっちゃになる凡ミスで不正解になるのだけは避けねばならない。
それぞれの用語の意味は下記の通りとなる。
空間の遮音等級Dr
ここでいうD値は室間の平均音圧レベルとなる。要は音源のある室の音と隣室の音を測定して、その差を遮音等級曲線に当てはめることで求めている。Dr-40やDr-50などで示し、値が大きいほど遮音性能が高くなる。
イメージ図(速学より引用)
床衝撃音遮音等級Lr
一方でL値は床に衝撃力を与えた時の直下階の平均音圧レベルを周波数毎に測定して求める。こちらはLr-40やLr-50などで示し、値が小さいほど遮音性能が高くなる。
イメージ図(速学より引用)
Drは値が大きいほど性能が高く、Lrは逆に値が小さいほど性能が高い。これがごっちゃにならないようにしないといけない。
私的な覚え方としては、Drは「大(だい)のD=大きいほど良い」と覚えるようにしている。
一方でLrは「リトルのL=小さいほど良い」と覚えるようにしている。
この覚え方をしてからごっちゃになることはなくなった。👍
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