赤羽雄二氏の「ACTION READING」を読んだ。
著者の赤羽氏については、前回「世界基準の上司」のレビュー時に書いたので、今回は割愛したい。
さて、本作についてはACTION READINGというタイトルから分かる通り、行動読書について書かれた内容となっており、各章の構成は下記の通りとなる。
- 序章 「読みたくても本が読めない」5つの理由
- 第1章 なせ、できる人は忙しくても本を読むのか - 本で差がつくこと
- 第2章 できる人は忙しくても、なぜ本が読めるのか - マッキンゼー時代に身に付けた「読書時間捻出術」
- 第3章 短い時間で、読んだ内容を身につける「集中読書術」
- 第4章 できる人は、読んだ本をどう活かすか - 確実に成長するための「チャレンジシート」
- 第5章 ムダな本で時間を費やさないために - 読むべき本が自然に寄ってくる「情報感度」の高め方
序章〜第2章については、本を読むことをおすすめする理由であったり、どうやって本を読む時間を捻出するか、習慣化するかについて書かれた章となっているので、ACTION READING(行動読書)というタイトルに惹かれて購入した人は第3章、第4章あたりが参考になるだろう。
特に第4章に書かれている「本を読んだら、できるだけ人に話すのがいい。」と言うのは私的になかなか参考になった。
今まで読んだ本のことを人に話すという習慣が無かったが、確かに話すことで内容が整理され、記憶に定着するのに一役買いそうだ。
話す際は、本を読んで感じた伝えたいメッセージや、なるほど、と思ったことなどを要約して話すと良いとのことで、例示として書かれていたものを参考までに書いておく。
- 例示本:アジアをつなぐ英語
- 伝えたいメッセージ:英語という一つの言語があるわけではない
- なるほどポイント:どの国でも自分たちが使いやすいように英語をルール化して使っている
- 話す際に要約した内容:この本で、英語という一つの言語があるわけではないということを知って驚きました。どの国でも自分たちが使いやすいように英語をルール化して使っているそうです。(伝える文章)
といったようにまとめれば良いそうだ。
その他、いくつか参考にしたい部分はあったが、読書に関する本としては、前回ご紹介した佐藤優氏の「読書の技法」の方が読み応えがあった。
本書はずっと取っておくほどの本ではないかな。星の数で表すとしたら★★★☆☆くらいだろうか。
【プロフィール紹介&当ブログについて】