+αな暮らし

某製造メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについてつらつら書いています。

ブックレビュー「読書の技法」

佐藤 優氏の「読書の技法」を読んだ。

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本書は元々持っていた本で、過去に一度読んだことがある。

 

最近、所有している本を整理していた時に再読の気運が高まり、年末休みを利用して読んでみた次第である。

 

著者の佐藤 優氏は元外務省の情報局主任分析官という経歴を持ち、外務省時代に毎朝、大量の公電(電報)を処理するために培った速度&熟読の技法を読書に応用しまとめたものが本書の内容となっている。

 

全部で3部構成となっており、第Ⅰ部は「本をどう読むか」と題し、多読の技法、熟読の技法、速読の技法、読書ノートの作り方について書かれた本書の肝とも言える部分である。第Ⅱ部では「何を読めば良いか」と題し、教科書と学習参考書の使いこなし方、小説や漫画の読み方について書かれており、第Ⅲ部は「本はいつ、どこで読むか」として時間帯と場所の使い分けについて書かれた内容となる。

 

第Ⅰ部は全4章から構成され、第Ⅱ部は2章構成、第Ⅲ部は1章構成となり、ページ数的にも第Ⅰ部までが前半部分、第Ⅱ部以降は後半部分と捉えることも出来る。個人的には、本書に求める読書の技法は第Ⅰ部のみで事足りており、第Ⅱ部及び第Ⅲ部はおまけ程度に読んだ。

 

本書では、基礎知識は熟読によってしか身につけることはできず、「速読が熟読よりも効果を挙げることは絶対にない」と述べている。速読はあくまで熟読する本を精査するための手段にすぎない、と言うことを理解する必要がある。

 

本書を読めば世にたくさんある速読術による読書では真に生きた知識として身に付けることが出来ないと読み解くことができ、それは確かにその通りだと思う。忙しい社会人にとってどうでもいい本に貴重な時間を奪われるのはとんだ機会損失なので、ぜひ超速読で本を仕分けし、熟読法で活きた知識として身に付けたいものだ。

 

読書の技法

読書の技法

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