+αな暮らし

某製造メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについてつらつら書いています。

一級建築士 設計製図試験 当日のこと。

起床

朝7時に目覚ましをかけていたが、4時半に目覚めてしまう。だいぶ早い。もう一眠りしようと目を瞑るもなかなか眠れない。仕方ないので照明を点けて枕元に置いていたポイントまとめ資料に目を通す。

 

そして5時半頃、改めて電気を消して眠る。

 

6時40分、再び目が覚める。一時間弱は二度寝出来た。まあ4時半まで眠れているし、良しとしよう。起床。

 

朝ごはんはいつも通りバナナ🍌1本とヨーグルト。

 

出発

8時半になり、出発。

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製図板がクソ重てえ。お供は土屋鞄のガジェットボディバッグ。バッグの中にはパンとウィダーインゼリーが入っている。

 

試験は11時からだが、注意事項説明のため10時45分には席に付いている必要がある。

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試験会場の最寄り駅である東大宮駅から芝浦工大まではタクシーを使う予定だが、タクシーが止まっていない事も考慮した。ちなみに東大宮駅から芝浦工大までは歩くと20分かかる。重い製図板を抱えての移動は苦行でしかない。

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電車に乗るためホームで待っていたところ、同じく製図試験受験者と思わしき方と遭遇。まさか私の地元駅から乗る人がいるとは… 少し話しをしたが、その方は角番とのこと。プレッシャーは半端ないだろうな。そのまま試験会場の最寄り駅についてもその方と一緒で、一人だったらタクシー使う予定だったが、結果的に駅から大学まで歩いて行くことになってしまった。

 

試験会場到着

9時45分頃、芝浦工大に到着。10時にならないと教室の案内が張り出されず、しばし待ちとなった。

 

そして10時になり教室の案内が張り出され各々戦場へと向かった。地元駅から一緒に来た方ともお互いの健闘を祈りここで別れる。

 

試験前に小腹を満たしておくため買っておいたパンを食べる。11時から試験が始まると時間との勝負になるため、何か口に運ぶ余裕はないだろう。

 

本試験開始

エスキース

解答用紙、問題用紙が裏返しで配られる。裏返しの問題文を目を凝らして見るとうっすらと敷地図が見える…何やら敷地図に切断線が描いてあるが、まさか苦手な傾斜地か…

 

11時になり試験開始。

問題文を裏返すと傾斜地ではなかったが、地盤略断面図が書かれており、支持地盤が−20mとなっている。まさかの杭基礎。さらにまさかだったのが階数指定なし。延床面積の指定もなく、一瞬頭が真っ白に。この場合、エスキースはどうやって進めたらいいんだ。

 

メインの要求室である貸事務室の大きさから何とか数パターンの階数を算出した。5階建〜7階建が有力そうな規模感となっている。しかし道路斜線を当てたくないので、なるべく低い方が良いだろうと5階建を採用した。

 

要求室としては、

  • 貸事務室A
  • 貸事務室B
  • シェアオフィス
  • コミュニティホール
  • エントランスホール
  • 管理人室
  • 清掃員控室
  • ごみ保管庫
  • 防災備蓄倉庫
  • レストラン
  • 受水槽室
  • 消火ポンプ室

となっている。

 

要求室は比較的少なく、尚且つ問題文を読んでいくとシェアオフィスは最上階、レストランは1階と分かるので、何階に設けるかで悩まむことはなく、基準階である貸事務室を何フロアで選定するかだけクリアできれば比較的エスキースは簡単な部類なんだろうなと思う。それよりも作図がヤバい。貸事務室Aの室内プランにシェアオフィスの室内プラン等、書き込み量が多そうな感じとなっている。

 

そして完成したエスキース。

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建築物の高さを抑えるために5階建にしたが、それにより敷地境界からのセットバックが四周とも2mずつとなってしまい、結果的に階高を下げないと道路斜線に当たることになってしまった。基準階の天高が2.8m以上となっており階高を下げるのは厳しかったが、PC梁を使っていないので200は下げれる計算で階高を3.8mとした。そうすることでギリギリだが斜線を100クリアし、計画の要点へと進めることにした。

 

恐らく見本解答例としては6階建か7階建にしてセットバック距離を増やし道路斜線をクリアするのが王道なんだと思う。この時点で外れプランにしてしまった感があり、帰りたくなってしまったが、作図に時間がかかりそうなため突き進むしかない。

 

  • エスキースに要した時間:2時間

 

計画の要点

計画の要点の出題は下記の通り。

  • 基準階の収益性(レンタブル比に関する記述は除く)や可変性に配慮したこと
  • 基準階の快適性やテナント及び利用者の多様性に配慮したこと
  • 最上階(シェアオフィス、共用部、屋上庭園)の収益性や快適性、多様な働き方に対応可能な空間づくりの観点から配慮したこと
  • 貸事務室A、Bに採用した空調方式と、設備スペース確保の観点から配慮したこと、快適性から配慮したこと
  • 貸事務室A、Bに採用した排煙方式と採用した理由及び配慮したこと
  • 省エネルギー及び二酸化炭素排出削減について、①パッシブ技術 ②アクティブ技術 ③創エネ、材料の選定等 の観点から配慮したこと
  • 貸事務室A、Bのペリメーターゾーンの断面図詳細(1/50程度)と①建築計画上のポイント ②構造計画上のポイント ③設備計画上のポイント を断面詳細図に記入。

 

多いぃ!しかも基準階の収益性や可変性に配慮したことを問われているのに、レンタブル比に関する記述は除くとなっており、レンタブル比以外で収益性に関することが思い付かず、可変性だけの記述で逃げてしまった。

 

ペリメーターゾーンの1/50断面図はフリーハンドでなんとか書いた。

 

  • 計画の要点に要した時間:40分

 

早く作図に取り掛からねばというプレッシャーのもと、書き殴った感じとなってしまった。内容も薄く、エスキースに続き、ここでも帰りたくなってしまった。

 

作図

焦りからか作図手順がいつもと違う感じになった。具体的には寸法線を書くのを忘れ、作図途中で気付き、慌てて記入した。寸法線なんていつもは真っ先に書くのに。。

 

階段やエレベーター、貸事務室の室内プラン等はフリーハンドで描き、尚且つちょこちょこ間違えては消してを繰り返したため、かなり汚い図面になってしまった。

 

最後の方、トイレに行きたくなるも時間がなく、我慢した。飴なども持ってきていたが、取り出して舐める時間すらなく最後まで追い詰められてしまった。

 

しかし汚いながらも何とか時間内に描き上げた。

 

道路斜線は100mmしかクリア出来ておらず、最上階のシェアオフィスの避難距離に至っては重複距離が30mジャストと限界ギリなプランだった。やっぱり階高の選定ミスだったかな、と作図でも思わされてしまった。

 

  • 作図に要した時間:3時間15分
  • チェックに要した時間:15分

 

試験終了

精魂共に尽き果てた。

今まで色々な試験を受けてきたがこんな疲れたのは初めてだ。6時間半休憩なしでぶっ通しとなり、最後の方はトイレを我慢し、知恵熱でおでこが熱くなり、頭痛までしてきてしまった。

 

試験後、うつろな瞳でウィダーインゼリーとクッキーを一つ食べ、ロキソニンを飲んだ。

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試験会場を出るのは最後になってしまった。

 

外は真っ暗。しかも雨が降っている。東大宮駅まで20分、重い製図板を抱えトボトボと歩いた。道中、資格学校の人たちが色々配っていたが、全てスルーした。

 

間違えたであろうプランで突き進まざるを得なくなってしまったことにより「無いよねこんな事務所」的なものが出来上がってしまった。仮に法規的な部分を全てクリアしたとしても落ちるだろうな、このプランじゃ… 手応えが全くない出来栄えに思わず涙ぐみそうになる。

 

1月から勉強を始め、10ヶ月間頑張ってきたが実を結ばなかった。重い足取りで家路についた。

 

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