一級建築士の方が書いた「大震災・大災害に強い家づくり、家選び」という本を読んだ。
初版が出版されたのが2011年10月と、東日本大震災があった年に出版されている。
各章の構成
- 災害に強い土地探し
- 災害に強い住まい 基礎知識(1)地震
- 災害に強い住まい 基礎知識(2)火事
- 災害に強い住まい 基礎知識(3)見分け方
- 大震災・大災害に強い戸建て
- 大震災・大災害に強いマンション
- 大震災・大災害に強いリフォーム
- 室内の地震対策
- グラッと揺れた、その時どうする?
土地探しから始まり建築に関する基礎知識を、素人の方向けに、地震・火事等の災害に対するポイントを中心に分かりやすくまとめている。
私は建築に関する仕事をしているので、大部分が既に知っていること理解していることばかりだったが、それでも意外と「そうなんだ」と思う部分もあり、新鮮な気持ちで読むことが出来た。
また、室内の地震対策として家具や家電の転倒、落下防止対策方法、配置に関することまで書かれているので、マイホームを買いたいと思っている方はもちろん、既に買われた方や賃貸住宅にお住まいの方にもおススメの防災に関する名書と言える。
地震について
最近、また地震が増えてきている。毎日ネットニュース上には地震情報がアップされており、震度5程度の地震であれば驚かなくなってしまった。
首都圏直下型地震や、東海地震、南海トラフ地震など、確実に日本に大ダメージを与えるであろう大地震がいつ来てもおかしくない状態が続いている。地震を起きないようにすることは出来ないので、いかにその時に備えるかが大事であり、本書はその一助となると言えるだろう。
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