今月の上旬にベルセルクの作者である三浦健太郎さんが54歳の若さで亡くなった。
三浦建太郎先生 ご逝去の報
『ベルセルク』の作者である三浦建太郎先生が、2021年5月6日、急性大動脈解離のため、ご逝去されました。三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
2021年5月20日 株式会社白泉社 ヤングアニマル編集部
5月20日の白泉社の公式ツイートによるニュースで初めてその事実を知った。個人的には今年一番の衝撃的ニュースだ。
ベルセルクは私も大好きな漫画だった。物語の重要なキーポイントとなる「触」では、よくあれだけの絶望感を描き出したと当時は驚いたものだ。
さて、三浦健太郎さんの死因となった急性大動脈解離だが、調べてみると、心臓から全身に血液を送る最も太い動脈である大動脈の壁(血管壁)に血液が流れこみ、外膜・中膜・内膜の3層になっている大動脈壁の内膜に亀裂が入って中膜が急激に裂けていく(解離する)病気との事で、その名の通り急速に病状が進行する恐ろしい病気のようだ。
原因としては、高血圧、喫煙、ストレスなどが大動脈解離の発症リスクとのこと。三浦健太郎さんがタバコを吸われていたかは分からないが、休みもなく、睡眠時間を削りながら漫画を描いていたようで、身体には相当なストレスがかかっていたと推測する。
ベルセルクを読めば分かるが、物凄く描き込まれた作品なので、一話一話描き上げるのに相当な時間がかかるであろうことは想像に難くない。
(三浦健太郎著「ベルセルク」40巻より)
ベルセルクは完結しない作品になりそうな予感はしていたが、現実の事となってしまい非常に残念だ。
謹んでご冥福をお祈りします。
(三浦健太郎著「ベルセルク」40巻より)
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