どうもESTです。
ファシリティマネジメント(FM)業務を生業としていくために必要な資格はあるのか?
今回はその疑問に答えていきたいと思います。
FMとは何かについては、下記リンク先で書きましたが、日本ファシリティマネジメント協会の定義を借りて一言で表すなら「企業・団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」となります。
要は土地、建物、構築物、設備、周辺環境に及ぶ施設全体をマネジメントの対象とし、それらをいかに経営にとって最適な状態にするか、というのがFMの業務になります。
さて、そうした時にFM業務をする上で何か必要になる資格はあるのでしょうか?
【CONTENTS】
FM業務をする上で必要な資格
結論から言うと、私のようにインハウスのファシリティマネジャーとしてFM業務に携わっている立場では特に必須となる資格はありません。なぜなら資格がなくても仕事は出来てしまうから。とは言え、立場的に認定ファシリティマネジャーを持っていると、FMに携わってる感が出るのでオススメです。
一方、アウトソーサーとして外部の立場からFMに携わる場合はどうでしょうか? この場合も特に資格を持っていないとできないわけではありませんが、アウトソーサーとしてFMに携る場合、所属する組織はFM専業の会社ということは少ないかと思います。大多数は建築設計事務所であったり、建設会社あるいは不動産業者であったりすることが多いのではないでしょうか。その場合、FMとして資格が必須ということはありませんが、所属する組織の業態によって、設計事務所なら建築士、建設会社なら施工管理技士、不動産業者なら宅建士なりが最低限求められることになると思います。
実は「総解説ファシリティマネジメント」の巻末において、FMに関連する資格一覧がありますので、ここでご紹介いたします。
FM関連資格一覧
全部合わせて40資格。片っ端から入れた感じですね。
こうして見ると、やはり建設・不動産に関連する資格が多いです。FMは財務も関係してきますので、会計士や税理士などの財務・経理資格も入っています。かたや弁護士とかホントにFM関連資格かって思うのもありますが。
FMに必須資格はないけれど…
FM業務をする上で必須となる資格は特にないと書いたものの、FM業務は建築、不動産、財務、ICTと関連する分野が多岐に渡ります。求められる知識・技能はある分野を深くというより、広く浅くです。自分自身がプレイヤーとして動くより周りの専門職を動かすイメージです。
そうした時に関連する分野の知識はある程度必要になります。「FM業務をする=関連する分野の勉強をする」と言う構図は仕事をしていく中でずっと付いて回ります。
どちらにしろ勉強する必要があるのなら、関連する資格に挑戦した方が勉強にも身が入るというものです。そう思って私はFM業務をするのと並行して、業務に関連する建築・不動産・設備関係の資格取得を推進している次第です。建築関係の資格は経験年数などの受験資格が必要な資格も多いので、仕事しながら資格を取得していく場合は、何の資格から挑戦していくのか計画性が大事です。
お読みいただきありがとうございます。次の記事でまたお会いしましょう。👋
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