+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

一級建築士《計画》似たような施設が多くて何かと混同しがちな高齢者施設

スタディングの勉強は計画科目を一通り終え、環境・設備の勉強へと移っている。しかしながら計画科目のある単元に関して、この場を借りて一言物申したい。

 

その単元とは高齢者施設

……

 

似たような施設ばかり、ややこしいんじゃワレェーーー( *`ω´)

 

この高齢者施設、本当に覚え辛いので、ここで整理しておきたい。

 

一言で高齢者施設と言っても、老人ホーム認知症高齢者グループホームなどの介護系施設や、デイサービスセンターなどの在宅サービスシルバーハウジングサービス付き高齢者住宅と言った高齢者用住宅などがあるが、今回は特に間違えやすい介護施設と在宅サービスについてまとめていきたい。

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【CONTENTS】

 

【介護施設】

■介護老人福祉施設

・介護老人福祉施設、特別養護老人ホーム

 介護老人福祉施設とは特別養護老人ホームのことで、常時介護を必要とし、自宅で介護を受けられない高齢者のための施設。治療は行わない。(介護と機能訓練のみ)

また、介護単位を小さくしたユニットケアと呼ばれる介護手法があり、これは食堂とデイルームからなる共同空間に複数の居室(個室)を併設したユニットを複数用意して介護を行うものである。1ユニットあたりの人数は10人以下(※認知症高齢者グループホームの5〜9人と混同注意)とする。

 

・軽費老人ホーム、ケアハウス

 日常生活上の必要な便宜を供与する軽費の老人ホーム。特別養護老人ホームと同じく福祉施設だが、特別養護老人ホームと違い、治療だけでなくリハビリなどの機能訓練も行わない。また、ケアハウスとは、家族による支援を受けることが困難な高齢者を対象とし、日常生活上必要なサービスを受けながら自立的な生活をする施設である。

 

■介護老人保健施設

・介護老人保健施設

 症状安定期にあって入院治療を必要とせず、家庭に復帰するためのリハビリや看護、介護が必要な高齢者のための施設。

 

・認知症高齢者グループホーム

 介護が必要な認知症の高齢者5〜9人を対象(※ユニットケアの10人と混同注意)として、小規模で家庭的な生活の場において、介護職員と共に生活する施設。

 

■介護療養型医療施設

 長期の療養を必要とする患者を対象にした施設。介護施設の中では最も医療ケアが充実している。療養病床の居室は、ほとんど相部屋で、介護のほか医師・看護師による回復期リハビリやケアなどのサポートが受けられる。1人あたりの居室面積は病室と同じ、6.4m2以上となる。

 

【在宅サービス】

・老人デイサービスセンター

 在宅介護を受けている高齢者が、送迎バスなどを利用して通所し、入浴、排泄、食事、機能訓練、生活指導などを受ける施設。介護老人保健施設や病院に通いリハビリを受ける「デイケア」(通所リハビリテーション)との混同に注意。

 

・小規模多機能型居宅介護

 デイサービス(通い)を中心とし、要介護者の態様や希望に応じて、訪問介護やショートステイ(泊まり)を組み合わせたサービスである。

 

大体こんな感じかな。。

特に介護施設の介護老人福祉施設と、介護老人保健施設がごっちゃになりやすいので注意が必要だ。

 

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