どうもESTです。
計画科目には歩行者用空間であるモールについて時々出題されます。モールにも意外と種類があり、ついつい間違えてしまわないよう整理しておきたいと思います。
まず、モールは人と車の交通形態によるモールと、屋根の有無による空間形態によるモールに大別されます。
【CONTENTS】
人と車の交通形態によるモール
交通形態によるモールには、フルモール、セミモール、トランジットモールの3種類がありますので、一つずつ説明します。
フルモール
歩行者専用のモールで、完全に車の進入を廃した歩行者天国的なモール。日本では横浜のイセザキモールなどが該当します。
(画像はぶらぶらしてるだけでもなぜか楽しい!老舗商店街、イセザキモールのお散歩コース|ちくわ。から転載)
セミモール
車の通行速度に制限をかけるなどして歩行者と車の共存を図ったモール。
トランジットモール
車は公共交通機関のみ走行可とし、一般の車は廃したモール。兵庫県姫路市姫路駅北側の大手前通や、沖縄県那覇市の国際通などで導入されています。
(画像は兵庫 姫路 | トランジットモール訪問記より転載)
屋根の有無による空間形態によるモール
一方、空間形態によるモールにも、オープンモール、セミクローズドモール、クローズドモールの3種類があります。
オープンモール
屋根(アーケード)がないモールです。前述のイセザキモールは屋根がありませんので、こちらのオープンモールに該当するかと思います。
セミクローズドモール
道路の両端部分など、一部に屋根(アーケード)がかかっているタイプのモールです。
クローズドモール
完全に屋根(アーケード)で覆われているモールで、香川県高松市の高松中央商店街などは日本一長いアーケードとして有名です。
(画像は高松中央商店街振興組合連合会 田町商店街振興組合の観光情報(見どころ・評判・アクセス等) | PlayLife [プレイライフ]より転載)
試験では、これらの交通形態によるモールと空間形態によるモールの内容を入れ替えて出題されることがありますので注意が必要です。
フルモール・セミモール・トランジットモールと、オープンモール・セミクローズドモール・クローズドモール。どちらが交通形態で、どちらが空間形態か見分けるには、トランジットモールで判断するのが分かりやすいかも知れませんね。
お読みいただきありがとうございます。次の記事でまたお会いしましょう。👋
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