計画で出てくる住区計画や公園計画の質問は人数や大きさなどの違いを覚えるのが大変だ。😵💦 なので、ここは一つ、備忘録がてら設問を交えながらまとめてみることにした。
【CONTENTS】
まずは住区計画から。
住区計画
問題
近隣住区は、一般に小学校が一校成立する程度の人口を単位としたものである。
この質問には規模等の数字が入っていないので、比較的簡単だ。うろ覚えでも近隣住区=小学校一校と頭に入っていれば解ける。しかし数字が問われるような問題は大変だ。以下、解説をまとめる。
《住区計画解説》
近隣分区
誘致距離250m、幼稚園、保育所、診療所が成立する500〜1,000戸(2,000~4,000人)程度が単位となる。街区公園(児童公園)が一箇所成立する。
近隣住区
誘致距離500m、学校、日用品店舗、近隣公園、診療所などのコミュニティー施設を備え、2,000戸〜2,500戸(8,000人〜10,000人)程度が単位となる。これは住宅地において、居住者の日常生活上の社会的・物理的な要求を充足させるために設けられる単位である。近隣公園が一箇所成立する。
地区・住区郡
誘致距離1km、中学校、病院が成立する4,000〜10,000戸(16,000~40,000人)程度が単位となる。近隣住区2〜4個が集まったもので、地区公園が成立する。
これらの住区計画は事例問題でも出題される。例えば…
問題
千里ニュータウン(大阪府)は、近隣住区方式による我が国最初の大規模なニュータウンの例である。
問題
高蔵寺ニュータウン(愛知県)の住区計画は、近隣住区を単位とする段階構成を基本としている。
など。
ちなみに千里ニュータウンは◯、高蔵寺ニュータウンは、ワンセンター方式のため×となる。
続いて、住区計画とも関連する各種公園計画についてまとめておく。
公園計画
問題
街区公園は、主として街区内の居住者が利用することを目的とした公園であり、誘致距離250m、面積0.25haを標準としている。
このように公園の種類と誘致距離、面積について問う問題が出題されることがある。
《公園計画解説》
街区公園(児童公園)
誘致距離250m、面積0.25ha、街区内の居住者が利用することを目的とした公園。
近隣公園
誘致距離500m、面積2ha、近隣の居住者が利用することを目的とした公園。
地区公園
誘致距離1km、面積4ha、主として徒歩圏内の居住者が利用することを目的とした公園。近隣公園と総合公園の中間的性格を持ち広域コミュ二ティの中心となり運動場、集会場、文化施設を設けた公園。
総合公園
面積10〜50ha、10万人以上、都市住民全般を対象とし、休息、散歩、遊戯、運動等に利用することを目的とした公園。
運動公園
面積15〜75ha、10万人以上、都市住民全般を対象とし、主に運動に利用することを目的とした公園。
この内、街区公園、近隣公園、地区公園の三つを総称して住区基幹公園という。くぅ〜覚え辛い😵
まとめ
住区計画、公園計画を規模の大小関係で並べると下記になる。
- (小)近隣分区=街区公園(児童公園)
- (中)近隣住区=近隣公園
- (大)地区、住区郡=地区公園
- (大)総合公園
- (大)運動公園
似たような用語に色々な数字。「住区計画、公園計画が好き!」って人いるのだろうか。私は計画科目の中でも苦手な分野だ。
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