どうもESTです。
今回は「圕の大魔術師」という漫画を紹介します。「圕」は「囗」のなかに「書」と書き、「圖・書・館」の三文字を簡略化して一字であらわしたもので「としょかん」と読みます。その名の通り図書館を題材にした話です。
図書館といっても現実の図書館を舞台にした話しではなく、ジャンル的には精霊や亜人、魔術などが登場するファンタジーになります。架空世界で図書館司書(カフナ)を目指す少年の話しです。
作者は泉光(いずみ みつ)さんという方。
面白いのが「原作 風のカフナ、著 ソフィ=シュイム」となっており、実はこれ、設定みたいです。てっきり海外作品を元にした漫画かと思いきや、ネットで調べても「風のカフナ」という作品や「ソフィ=シュイム」という方は実在しません。
さて、本作の主人公ですが、シオという名の少年になります。ヒューロン族と耳長族(虐殺した民族と虐殺された民族)の混血で、ヒューロン族の村に住んでいます。村の中でも貧民街に住み、周りからは「耳長野郎」と差別、虐められています。
(泉光 著「圕の大魔術師」より)
そんなシオ少年は本が大好きで、いずれは本の都 "アフツァック" に行ってみたいと願っています。
(泉光 著「圕の大魔術師」より)
その想いは村を訪れたある司書(カフナ)との出会いによってさらに強くなり、カフナになりたいと思うようになります。
そして7年後ー
13歳になったシオはカフナになる試験を受けるため、本の都 "アフツァック" を目指す、というのが本作のあらすじです。
本作の素晴らしいところは、練られたストーリーだけにあるのではありません。そのストーリーを活かす緻密な作画力にあります。
(泉光 著「圕の大魔術師」より)
綺麗な作画、見事に練られたストーリー、深い世界観、実に素晴らしい漫画です。その割に有名ではない気がしますので、ぜひお勧めしたい漫画です。
最後までお読みいただきありがとうございます。それではまた次の記事でお会いしましょう。👋
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