どうもESTでございます。
さて、今回は漫画の話です。現在、マンガボックスで2019年3月29日まで無料試読ができる梅田阿比さんのファンタジー漫画「クジラの子らは砂上に歌う」をご紹介します。
こちらの作品は宮崎駿監督のナウシカに世界観が似ているとのことで、Yahoo!などで「梅田阿比」と入力すると「梅田阿比 ナウシカ」などと検索候補が出てきたりします。
さてさて、じゃあ実際に読んでみて、ナウシカの世界観に似ているのかと言うと…
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はい、似ています!
文明が衰退した世界、砂で覆われた世界、といった退廃的な世界観が似ているんでしょうね。
物語は、砂の海を漂流する 通称「泥くじら」と呼ばれる島(船)が舞台になります。
(梅田阿比 著「クジラの子らは砂上に歌う」より)
その泥くじらでは513人が暮らし、泥くじらの"記録係"でハイパーグラフィア(過書の病)のチャクロを中心に物語は進みます。
(梅田阿比 著「クジラの子らは砂上に歌う」より)
また、この世界では"情念動(サイミア)"と呼ばれる超能力を使える人間がいて、泥くじらの住人は大半がサイミアを使える"印(シルシ)"と呼ばれる人達です。しかしシルシ達は短命という宿命を負っており、一方、サイミアを使えない人達は"無印(むいん)"と呼ばれ長命な人々です。
主人公のチャクロはサイミアを使えるシルシではあるものの、あまり才能はなく、サイミアを使うと暴走?してしまうことからデストロイヤーなどと呼ばれています。
そんなシルシと無印たちが暮らす泥くじらが、ある時、漂流島(船)と遭遇します。
(梅田阿比 著「クジラの子らは砂上に歌う」より)
数名の偵察隊とともに島に乗り込むチャクロ。そこで出会ったのは漂流島の唯一の生き残りである少女リコス。
(梅田阿比 著「クジラの子らは砂上に歌う」より)
リコスとの出会い以降、今まで平穏な暮らしを続けていた「泥くじら」の人々は"かの国"と呼ばれる帝国との戦いに巻き込まれていきます。
何故、泥くじらは長い間、砂上を彷徨っていたのか。
何故、シルシ達は短命で、無印は長命なのか。
何故、帝国は泥くじらを狙うのか。
色々な謎を抱え、チャクロとリコス、そして泥くじらで暮らす人々の物語が進みます。
ソフトタッチな少女漫画っぽい画風は、男性より女性向きの作品かも知れませんが、人物も背景も構図もかなり上手です。また作画は1巻から完成されており、現在14巻まで発売されているものの、ほとんど作画レベルが変わらないのも素晴らしいですね!
退廃的な世界観のファンタジー漫画「クジラの子らは砂上に歌う」気になった方はぜひ読んでみては如何でしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。それでは次の記事でまたお会いしましょう。👋