+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

マニアックな靴職人漫画「IPPO」

私のように革靴に魅せられたマニアックな紳士ならご存知かも知れないが「IPPO」というタイトルの靴職人を主人公にした漫画がある。

 

作者は「えすとえむ」さんという方。はて、聞いたことあるような無いような。。漫画好きの私でもパッと作品が思い浮かばなかったため、軽く調べてみたところ、IPPO以外に下記の作品を描かれているようだ。

その男、甘党につき

あふれんばかりのチョコレート。 氾濫するロマンティック。チョコレート好き紳士をめぐる、ある愛の物語。

うどんの女

年齢のわりにはなかなかいいラインを保っていると鏡を見て自己評価する食堂のおばちゃん村田チカと美大生・木野。35歳バツイチ女×21歳草食美大生の真剣恋愛。

…まあ、何というか、IPPOもそうだが、マニアックな臭いがぷんぷんする。

 

IPPOのストーリーは、主人公のビスポーク靴職人 一条歩を中心にした靴作りの話になる。ビスポークとは「対話」という意味で、いわゆるオーダーメイドの靴を表している。

 

一条 歩の作る靴は「一足30万円から」とかなり強気な値段設定になっている。それもそのはず、彼は単身12歳でイタリア フィレンツェに渡り、靴職人の祖父の元、17歳から靴の名門「ジェルリーニ」で靴職人として働いた経歴を持つサラブレッドなのだ。

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(えすとえむ著「IPPO」より引用)

そして、22歳になり日本に戻り、東京に自分の店を構える準備を始める。

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(えすとえむ著「IPPO」より引用)

そうして出来たお店の名前がタイトルでもある「IPPO」。

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(えすとえむ著「IPPO」より引用)

 

この漫画は靴職人 一条 歩の物語であると同時に、彼に靴をオーダーしにくる様々な人たちの人生を描いた話しとも言える。

 

本作を読むと、靴を一足ビスポークしたくなるので、革靴好きは読まない方が良いかも知れない。

 

 

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