+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについてつらつら書いています。

10年以上前の革靴雑誌を買ってみた話し

先日、近所のブックオフで「ワールド・ムック490 世界の傑作品07 傑作シューズカタログ」なる本を見つけた。📖

 

いくらや⁉︎ と裏返して値段を確認したところ、税込200円だった。

 

もちろんそのままレジに持っていき即買したので、今回はこの「傑作シューズカタログ」を少しばかりご紹介したい。

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このカタログはワールド・ムックの「世界の傑作品」シリーズの第7弾になる。世界の傑作品シリーズは他にも「世界の椅子」や「世界の軍用時計」など、モノに拘りを持つメンズのハートをくすぐる本を出している。

 

この第7弾は世界中のシューズブランドを紹介するカタログ雑誌だが、革靴メーカー中心のため、スニーカーブランドは対象外となっている。

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以下、一部を抜粋。

まずはカタログでも一番最初に掲載されているキングオブシューズ「John Lobb ジョンロブ」から。

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紹介されているモデルは1ブランドに対し1種類となっており、ジョンロブは定番の「フィリップII」だった。まあ妥当な選択と言える。

 

お次はジョンロブに次ぐイギリス靴の雄「Edward Green エドワードグリーン」!

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紹介している革靴はこれまたド定番のストレートチップ「チェルシー」。EGはこのチェルシーとUチップのドーバーが二大巨頭だろう。

 

さらにはシューメーカーではない「Ede&Ravenscroft イード・アンド・レイヴェンスクロフト」まで掲載されていた。

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E&Rは英王室御用達の服飾ブランドで、ここのシューズはエドワードグリーンが別注している。

 

スペインからの刺客として「ALBALADEJO アルバラデホ」。今でいう「CARMINA カルミナ」だ。昔のブランド名がこの雑誌の古さを感じてそれがまた味だな。

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スペイン靴は他にもヤンコやマグナーニが有名だが、私は何故かスペイン靴にだけは食指が伸びず履いたことはない。

 

お次はイタリアの洒落靴代表「Stefano Branchini ステファノブランキーニ」

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雑誌に載っている「ART41」というモデル、カッコいいね。ノルベージェ製法と張り出したコバがブランキーニ独特の雰囲気を醸し出している。因みに雑誌の表紙を飾っているのもこの「ART41」になる。

 

さらには2011年に倒産してしまった「TANINO CRISCI タニノクリスチー」も、このカタログではまだ健在だ。

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その他、全65ブランドが掲載されていた。

 

自分ではそれなりに革靴ブランドに詳しいと思っていたが、それでも知らないブランドもいくつかあったので、見ていてなかなか楽しい本だった。

 

しかし一つだけ謎だったのが、フランス靴の王様「Berluti ベルルッティ」が載っていなかった。ABC御三家のオーベルシーとコルテは載っていたのに…謎なり。

 

それにしても…

ジョンロブのフィリップIIが17万円弱、エドワードグリーンのチェルシーが約10万円と今に比べて格段に安く、時代を感じる。。今は全般的にモノが高すぎるだろう。

 

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