+αな暮らし

自分の仕事に関係する建築・不動産・施設管理系の資格挑戦記。その他、革靴を中心とした自分の生活に+αな彩りを添えてくれるお気に入りアイテムについて綴っています。

【読書】いま話題の「屍人荘の殺人」を読んでみた。

あけましておめでとうございます🌅🎍ESTです。

年末年始の休み中に積読本を読破するという目標に向け、巷で話題の今村昌弘氏のミステリー小説「屍人荘の殺人」を読んでみました。

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Synopsis

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。

合宿一日目の夜、映研のメンバーたちは肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。

緊張と混乱の一夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった…。

 

この「屍人荘の殺人」は2017年10月13日初版の新しい作品で、17年の「第27回 鮎川哲也賞受賞作品、かつ著者のデビュー作でもあります。

 

著者は元々放射線技師として働きながら小説を書いており、29歳のときに勤め先を辞めて執筆に専念。受賞時点ではフリーターだったそうです。なかなかの覚悟ですね。

 

また、鮎川哲也賞以外にも「このミステリーがすごい!2018年版」第1位、「週刊文春ミステリーベスト」第1位、「2018本格ミステリ・ベスト10」第1位などを総なめ、本の帯を見ると様々な著名人が絶賛するコメントを残しています。

 

これほどの作品ならば、面白くないわけがなかろう、と自称ミステリー好きの私としては、早速買っておいたのですが、なかなか読む時間が取れず積読本になってしまっていました。

 

しかし、この年末年始の休みを利用していざ読んでみると…


❗️面白い❗️


ミステリーはミステリーなのですが、そこにゾンビ🧟‍♂️🧟‍♀️というホラー要素が加わることで一度で二度美味しい小説に仕上がっています。

 

作中よく出てくる言葉であるフーダニット…Who had done it(犯人は誰か)ハウダニット…How done it(どうやって犯行を成し遂げたか)ホワイダニット…Why done it(なぜ犯行に至ったか)、この三つがバランスよく描かれており、そこにパニック・ホラー要素が上手に加わっているあたり、とても著者のデビュー作とは思えません。殺人事件に上手いことゾンビを絡める秀逸な仕上がりはベテラン作家のようです。

 

今後が楽しみな作家さんの登場です。