+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについてつらつら書いています。

GRENSON グレンソン Master Piece マスターピース 22339・29

どうもESTです。

前回に引き続いてイギリスの古豪「GRENSON グレンソン」から「マスターピース 22339・29」をご紹介します!

 

グレンソンというブランドの紹介は前回の「35563・543」でしましたので、今回は割愛します。

 

今回のモデルはマスターピースと呼ばれるコレクションなので、そのマスターピースについて少し書いてみたいと思います。

 

まず、これはよく言われる事ですが、グレンソンのマスターピースはエドワードグリーンを意識して作られていると言われます。そうしてみると確かにエドワードグリーンっぽい感じがします。その際たるものが、ライニングの丸窓でしょう。

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まさしくエドワードグリーンみたいです。
上段の「22337・29」がスタイルNo.と呼ばれるもの。モデル名みたいなものですかね。ひょっとしたら29はラストNo.の可能性も捨てきれませんが、定かではありません。下段はサイズです。

 

現在、グレンソンの公式ホームページを見てもマスターピースはありません。コレクションを刷新した際に無くなってしまったようです。おそらく現在だと最上位のG- Zeroがマスターピースに相当するのだと思います。同じことはミドルグレードのフットマスターにも言え、今はG-OneやG-Twoになっています。

 

さて、話を今回の靴に戻すと、エドワードグリーンを意識しているだけあり非常に素晴らしい作りをしています。

 

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そこそこ古い靴だと思われますが、きめの細かい肌は少し磨いただけで良い艶を放っています。ダブルステッチに、パーフォレーションも大きな穴と小さな二つ穴の組み合わせで手が込んでいます。

 

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惚れ惚れする後ろ姿。

やはりクォーターブローグは良い。

 

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ソールはかなり使用感ありますが、見ての通りヒドゥンチャネルです。元はおそらく半カラス仕上げだったと思います。ソールにはMade in Englandの表記があります。これもエドワードグリーンを彷彿とさせますね。

 

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インソックシートのロゴは古いタイプです。個人的にはこの頃のロゴの方が重厚感があり好きです。

 

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気持ち狭めの履き口に、ぽってりしたラウンドトゥのデザインは可愛らしさとカッコ良さが同居した絶妙なバランスのもと成り立っています。こう言うのを飽きがこないデザインと言うのでしょうね。

 

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履いたところです。濃い目のブラウンと落ち葉が見事に調和しています🍂

 

コストパフォーマンスに非常に優れた靴。それがグレンソンのマスターピースです。エドワードグリーンが欲しいけど高い!とお思いの諸兄らにぜひお勧めしたい靴です。私の中ではクロケットのハンドグレードより評価高いです。

 

以上、グレンソンのマスターピースでした。

 

 

お読みいただきありがとうございます。次の記事でまたお会いしましょう。👋