+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

人生初の内視鏡検査で、胃と大腸の同時攻めを実行した。

【CONTENTS】

 

はじめに

一昨日、内視鏡検査を行った。それも胃カメラと大腸カメラの両方だ。さらに胸腹部超音波検査も一緒に行った。いずれも人生初の経験だった。

 

検査をやろうと思ったのは、色々な自覚症状があったから。主な症状としては、便秘と下痢を繰り返すこと。基本便秘気味で、出るときにお腹を壊して下痢で出る…といった感じ。(汚い話しですいません)そして食後、しゃっくりが出たりお腹が痛くなったりすることが続き、近くのクリニックに診察しに行ったのが検査のきっかけになる。

 

診察時、お腹のレントゲンを撮ったら、小腸にガスが溜まっていることが判明。普通、便秘の人は大腸にガスが溜まるらしいのだが、私の場合は小腸だった。色々な自覚症状もあることから「せっかくなので胃と大腸、両方ともカメラを入れましょう」となり、検査してきた次第だ。

 

前述の通り、私は胃カメラと大腸カメラを同じ日に連続してやったので、前日の食事制限などは大腸検査ベースになる。(胃カメラより大腸カメラの方が事前準備が大変で、大腸検査ベースで準備しておけば胃カメラの事前準備はクリアできる)

 

検査数日前

検査の数日前から食事制限が入る。と言ってもちゃんとした制限が入るのは前日からで、その数日前からはせいぜい消化しにくいものは控えましょう程度なので、私は前日まではそれほど気にせず食事していた。

 

検査前日

前日ともなると、ちゃんとした食事制限が入る。消化に悪いエノキなどは腸に残る可能性があるためNG。食物繊維も消化しにくいので野菜もNGとなる。

 

私は朝食にバナナ(ただしスジはちゃんと取る)、昼食に素うどんを食べた。そして夕食は禁止。これは内視鏡検査をやる病院にもよるみたいだが、私が検査した病院では夕食抜きだった。しかし、昼も素うどんだけでお腹が空いてしまったため、こっそりウィダーインゼリーを一つ食べてしまった。飲み物に関しては水、お茶系はOK。牛乳はNG。コーヒーはミルクを入れなければOKとのこと。

 

そして、いよいよ大腸カメラの準備が始まる。

前日の17:00から下剤を飲まなくてはならない。私の場合、マグコロールPとピコスルファートNaという下剤を水500ccに混ぜ、それを30分かけて飲まなければいけなかった。味はポカリみたいな感じなので飲めなくはない。そして下剤を飲んでから約2時間後、いよいよ排便タイムがやってきた。(汚い話で恐縮ですが、記録ですのでありのまま記載します)

排便記録

19時から20時の間、排便2回(軽め)

21時くらいに排便1回(水っぽい)

夜中の2時40分頃、水排便

夜中の3時くらいに排便いくもほとんど出ず。

このように、約6時間の間、夜中まで計5回トイレに行った。私の場合、寝ながら横を向いたりするとお腹がグルグル言い出して排便タイムに突入していた。


検査当日

いよいよ検査日。当然のごとく朝食は抜きとなる。

検査が10時半からで、当日用の下剤(腸内洗浄剤)を朝6時半から飲み始めた。当日用の下剤はムーベン500mlを水1500mlで割った計2Lになる。私は2Lのペットボトルの水を買ってきて、500ml抜いた後、ムーベン500mlをその2Lボトルに投入した。その2Lの下剤を180mlずつ12杯服用する。そして最初の1杯目にピコスルファートNaを入れ、最初の数杯は1杯あたり15分以上かけて飲む必要がある。まあ、このムーベンはマズイのでサクサク飲もうとしても飲めるものではない。と言うかムーベンを180ml×12杯飲める人は少ないと思う。飲めなければ途中から水やお茶に変えても良いと説明書に書かれていた。

 

ちなみに、私は約2時間半かけてムーベン×7杯、水×3杯、ジャスミン茶×1杯を飲んだ。ムーベン7杯飲んだので頑張った方だろう。

排便記録
6時40分、水排便(昨日の下剤の影響もあり最初から水便でした)、7時20分、7時40分、7時45分、8時00分、8時15分、8時20分、8時35分、8時55分、9時15分

以上、計9回に渡りトイレに行ったが、ほとんど水だった。腸管洗浄というだけあり、お腹の中はすっからかんになった。

 

9時半、妻の運転する車で病院へ向かう。自分でも運転できる状態だが、御飯を食べてない上にお腹の中がすっからかんで弱っているので、送ってくれる人がいれば運転は任せた方が安心だろう。


いよいよ10時半から検査開始。

検査の順番は「胸腹部超音波検査」→「胃内視鏡検査」→「大腸内視鏡検査」の流れだ。

 

胸腹部超音波検査

ベッドに横になり、シャツを胸まで捲り上げ、ズボンも半ケツくらいまで下げさせられた。何という情けない姿。そしてむき出しのお腹にゼリー的なものを塗られ、検査機器をお腹の上で転がしながら検査していく。所要時間は5分〜10分くらいだったと思う。

検査自体は痛くもなんともないので、楽な検査ではある。


《胸腹部超音波検査 結果》

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肝臓に脂肪がつく肝脂肪だった。右側写真の青いボールペンで肝と書かれているところが肝臓だ。白く写っているが、これが脂肪とのこと。甘いもの好きなのだが、今後は甘いものや缶コーヒーを控えるように注意されてしまった。どうも私は皮下脂肪より内臓に脂肪が付くタイプのようだ。

 

胃部内視鏡検査

いわゆる胃カメラと呼ばれる検査だ。胃カメラは口から入れる方法と鼻から入れる方法があり、どちらが良いか聞かれたが、私は迷わず口からを選んだ。鼻からカメラ挿入って、何か痛そうな感じがする。

 

口からカメラを入れる際は、うがい麻酔をする。麻酔が効いてきたらカメラ挿入となる。


ハッキリ言って苦しかった。当たり前だけど、オエッてなる。食道通ってる時にむせたりしてしまった。しかも挿入時、呼吸は鼻からするのか、口からするのか、どっちなんだろうと若干パニックになってしまった。(結局、口から呼吸することにした)

 

カメラが胃に到達して胃の中を動き回ってる時も苦しかった。早く終わってくれってずっと思っていた。意識はあるので、先生がモニターを見ながら説明してくれるものの、私にはモニターを見ている余裕がなく、目を瞑って呼吸をすることに専念していた。人によると思うが、この胃カメラは辛かった。所要時間はおそらく10分くらいだったと思う。


《胃部内視鏡検査 結果》

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逆流性食道炎慢性萎縮性胃炎、そして十二指腸からの胆汁逆流、この三つの症状があった。

原因は自律神経の問題と、食事など食べるのが早すぎるのではないかとのことだったが、自分ではそんな早く食べてる自覚はない。あまり噛まずに飲み込んでるかも知れないので、意識的に気を付けようと思う。


そして、いよいよラストの大腸カメラへ。


大腸内視鏡検査

大腸カメラはずばり肛門からカメラを入れて腸内を検査するもの。これは抵抗ある。やりたくない度は胃カメラ以上だ。でも私の自覚症状的に問題があるとすれば腸の方。そのため今回の本命検査と言える。


大腸検査をするために、まずは着替える必要がある。下は検査用のズボンを履くのだが、お尻のところに切れ込みが入っていてそこからカメラを入れられるようになっている。下半身すっぽんぽんという訳ではないのでまだ良かった。

 

ベッドに横向けになり、いざカメラ挿入となるが、その前に先生が指で肛門にジェル的なものをサッと塗る。その後、容赦なくカメラが挿入される。まあ気持ち悪いこと気持ち悪いこと。最初は痛いというより気持ち悪い。そして途中、カメラが大腸の曲がり角にくると腹部に痛みを感じる。痛い場合は麻酔をしてくれると聞いていたのだが「痛い」と言っても結局麻酔はしてくれなかった。


胃カメラと同じようにモニターを見ながら先生が説明してくれるが、ここでもモニターを見てる余裕がなく、ずっとお腹に手を当てて目を瞑り痛みと苦しみに耐えていた。

 

準備時間は抜かして、実際にカメラが入っていた時間は10分くらいだったのではないかと思う。所要時間は胃カメラと大差ない。


《大腸内視鏡検査 結果》

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色々言われた。過敏性腸症候群アフタと呼ばれる口内炎の大腸バージョンと腸壁の血管透過性も低いと言われた。潰瘍性大腸炎の疑いがあるため、検査を要し、腸壁の細胞を6箇所くらい取られた。マジックハンドみたいなもので切り取られ、切った際に出血するが、痛みはない。血もすぐ止まるようだ。


今回の検査では、ガンのような大きな病気は見当たらなかったが、胃にしろ大腸にしろ色々細かい問題があるのがハッキリした。今までは何かおかしいな、体調が万全じゃないな、としか感じていなかった問題点がハッキリしたので、検査して良かったのだろう。


潰瘍性大腸炎に関しては検査結果待ちだが、とりあえず腸の働きを助ける薬や胃の働きを正常にする薬を処方して貰ったので、あとは自分でも食事内容など気を付けていき症状が改善されるように頑張りたい。


あと、余談だが血液検査で善玉コレステロールが低く、悪玉コレステロールの値が高いことも判明した。これは脂っこいものばかり食べてる事によるみたいなので、こちらも食事を気を付ける必要がある。


以上、胃部内視鏡検査と大腸内視鏡検査の体験記となる。


検査は苦しかったりするが、これは人によると思うし、検査自体にかかる時間は短いので、自分の体の中の状態をハッキリさせる意味で非常に有意義な検査だったと言えるだろう。


もし、検査するか悩んでいる人がいたら、ぜひ検査して貰いたいと思う。何事も早期発見が大事なので、手遅れになる前に内視鏡検査を!

 

でも私はもうやりたくない…

 

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