+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

靴修理店GATOさんでヴィンテージスチール取付&シューシャイン

今日は靴修理店GATOに預けていた愛靴たちを引き取りに行ってきた。

 

引き取ってきたのはこちら。👇

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フォスター&サン ASTONとベルルッティの二足だ。

 

フォスター&サンは爪先のヴィンテージスチール補強、ベルルッティも同じくヴィンテージスチール補強と全体的な磨きをお願いしてあった。

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取り付けたスチールの側面はコバと同色系で塗られており芸が細かい。

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分かるかな… スチール側面が黒く塗られている。そしてどちらもスチールとソールがツライチになるように仕上げられている。見事也👏

 

ベルルッティは磨きもお願いしていた。

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爪先とヒールは軽いハイシャイン仕上げにしてある。ワックス盛り盛りではなく自然な感じの仕上がりだ。

 

GATOで靴磨きをお願いすると、業務提携しているシューシャイナーのGentle中山和彦氏に磨いて貰える。

 

GATOのblogに中山氏の磨き工程がアップされていたので今後、自分で磨く際の参考までに転記させて貰おう。

 

靴磨きの作業工程

  1. インソールをアルコールにてクリーニング。カビや中の臭いなどの防止。
  2. コバの整え。コバの荒れ具合にあわせて、サンドペーパー150〜180番手を使用しコバを均一にする。
  3. コバインキで補色。
  4. 馬毛ブラシを使って靴全体、タン付近、アッパーとコバの隙間等の埃を落とす。
  5. リムーバーと綿100%の晒しでブラシでは落としきれない古いクリームや汚れを除去。晒しは程良く凹凸があるので汚れ落としや後の乾拭きに最適。
  6. 乳化性クリームで皮革全体に栄養を与える。素手でクリームを塗る事により適切な量とクリームに配合されているシアバターが体温と共に溶けて革に栄養を浸透させる。
  7. 豚毛ブラシで塗布したクリームを均一にする。靴全体にブラシを使ってムラなく伸ばし更に浸透させる。
  8. 乾拭き。先程の晒しで余分なクリームを拭き取る。
  9. ワックスでトゥとヒールを鏡面磨きにする。鏡面にする事で見た目が良くなる事は勿論、外部からの衝撃の防止対策にもなる。
  10. 山羊毛ブラシとフランネル生地でアッパーをしっとりと、トゥのヒールは水に濡れた様な光沢に仕上げる。
  11. アウトソールを専用のオイルを使用し、ソールの耐久性、カビ防止を高める。

 

以上が中山氏による磨きの工程で、料金は2,000円と一般的な金額感となる。

 

そして、引き取りと同時にさらに二足、入れ替えで預けてきた。

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左:タニノクリスチー  右:サントーニ

 

奇しくもどちらもリミテッドエディションと呼ばれるモデルだ。

今回も恒例の爪先補強だが、タニノにはハーフラバーも施すことにした。

 

サントーニもできればソール保護のためハーフラバーを検討したのだが、ソールのセンターが盛り上がったデザインのため、貼っても剥がれやすいと言われて諦めた。爪先のヴィンテージスチールのみの取付となる。

 

ちなみに靴修理店GATOはさいたま市の北浦和にあり、行くときはクルマで行くことが多い。

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