+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

Enzo Bonafe エンツォボナフェ 3624

今日は革靴大好き人間の私が、イタリアの至宝Enzo Bonafe エンツォボナフェの革靴を紹介したいと思う。

 

さて、そもそもエンツォボナフェというブランド、皆さんはご存知だろうか?

 

エドワードグリーンやジョンロブ、クロケット&ジョーンズなどの他の欧州ブランドに比べると少しマニアックなボナフェ。エンツォなんて言われたらフェラーリ🐎しか思い浮かばないよ、という諸兄のために、まずはブランドの紹介を先にしておきたい。

 

ENZO BONAFE エンツォボナフェ

1963年に創立されたENZO BONAFE エンツォボナフェ。

50年以上靴の世界に携わる職人であるエンツォボナフェ氏は、イタリアの有名な靴メーカー、ア・テストーニで靴づくりの修行と経験を積んだ後、1963年に自らの名前をブランド名に冠し靴づくりを開始した。

ボローニャに工房を持ち、高いクオリティと靴づくりに対する真摯な姿勢は老舗の名に相応しい。

小さな工房では、グッドイヤー・ア・マーノ製法(インソールにメスで切り込みを入れて、手でウエルトを縫い付ける、手縫いのグッドイヤーウエルト)を中心に高い技術を駆使した靴づくりを続けている。

一切の妥協を許さず、誠実な手仕事を続けることが、ENZO BONAFEのポリシーとなる。

ENZO BONAFEの顧客にはヨーロッパ各国のVIPが名を連ねる他、前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世からも愛用され、イタリアが共和国となり40周年を記念する際、イタリアにとって重要な企業、イタリア文化振興に寄与した企業100社のうち1社として、大統領より表彰を受ける栄誉を与えられた。

以上がエンツォボナフェの歴史となり、定価ベースだと大体10万〜15万くらいの靴で、価格帯だけ見るとエドワードグリーンに近い。

 

そんなエンツォボナフェに対し、前々から気になっていた訳だが、サイズの合う新品のボナフェが格安でオークションに出品されているのを発見し、即落札に踏み切った。

 

そして無事にGETしたボナフェがこちら。

Enzo Bonafe エンツォボナフェ 3624

f:id:k-est:20180810211053p:image

f:id:k-est:20180810211104p:image

デザインはフルブローグのウィングチップダービーとなる。

 

色はチョコレート。革はカーフだがコードバンっぽい雰囲気をしている。

 

靴底はもちろんチャネル仕上げのレザーソール。なんとも履くのが勿体無くなるね。

f:id:k-est:20180810211146p:image

そんなエンツォボナフェだが、このブランドには悲しい欠点がひとつある。それはインソックのロゴ。ロゴ自体は手書きのサインでお洒落感があり、さすがイタリアと思わせるのだが、悲しいかな、履いてるうちにだんだんと薄くなり、終いには完全に消えてしまう宿命なのだ。

f:id:k-est:20180810211232p:image

そうなると、もはやエンツォボナフェの靴なのかどうか判別が難しくなってしまうが、致し方ないのだろう。

 

実際に履いたところ。

f:id:k-est:20180810211311p:image

気になる履き心地はまだ全体的に固めだ。履いているうちにこなれてくるとは思うが、まだぎこちなさは否めない。

 

サイズはジャストサイズの6Eだが、イタリア靴のため多少余裕がある気がする。ただし履き口が狭くなっている靴なのでフィット感はある。

f:id:k-est:20180810211602p:image

それにしても、やはりイイ!見た目はパーフォレーションをふんだんに施したウィングチップだが、色が濃いめのチョコブラウンのため派手過ぎず上品な大人の装いだ。

 

こうなってくると別デザインのボナフェも欲しくなってくるな。

 

【プロフィール紹介&当ブログについて】