+αな暮らし

某製造メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについてつらつら書いています。

半藤一利さんの「昭和史 1926-1945」読了!

どうもESTです。

 

2014年、一回目のブックレビューは半藤一利さんの「昭和史 1926-1945」となる。

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日本人の精神構造には何が欠けていたのか?

日本人はなぜ戦争をするのか?

本書では日中戦争から太平洋戦争の時代を検証し「底なしの無責任」がもたらした悲惨とは何かを問い、未来を選び取るために今、考えることの重要性を訴えている。授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズの戦前・戦中篇となる。


すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。国民的熱狂の危険、抽象的観念論への傾倒など、本書に記された5つの教訓は、現在もなお生きている。

 

本書の内容は日露戦争の終わりから太平洋戦争終結まで浅く広く書かれており、私のように改めて昭和という時代を学びたいという人にはうってつけの本と言える。

 

本書を読むといかに日本が行き当たりばったり的な感じで戦争に突き進んでいったかが分かる。まさに井の中の蛙。己を知らずかつ敵を知らずで、負けるべくして負けた感じだ。なんとも残念極まりない。

 

半藤一利氏は、他にも色々と戦争関連の本を書かれているようなので、ぜひ読んで見たい。

 

この「昭和史」という本は個人的に書き出しておきたいことが沢山あるが、大半が戦争に至るまでの経緯や戦争中の話しになるので、そういったものは割愛し、まとめ的な意味で最終的な戦争での死者数と半藤一利氏による教訓のみ、抜粋して残しておく。


まず、戦争による日本人の死者数だが、総数は約310万人を数える。代表的なものとしては下記の通り。

 

  • ガダルカナル島…戦死8,200人、餓死または病死11,000人
  • アッツ島…戦死2,547人、捕虜29人→玉砕
  • ニューギニア…戦死(病死含む)157,000人
  • タラワ島…戦死4,690人、捕虜146人→玉砕
  • マキン島…戦死690人、捕虜90人→玉砕
  • ケゼリン島…戦死3,472人、捕虜250人→玉砕
  • グアム島…戦死18,400人、捕虜1,250人→玉砕
  • サイパン島…戦死30,000人、市民の死亡10,000人、捕虜900人→玉砕
  • インパール作戦…戦死30,500人、戦病者42,000人、中国の拉孟騰越(らもうとうえつ)での戦死29,000人→玉砕、生存者1人
  • ペリリュー島…戦死10,650人、捕虜150人
  • フィリピン全域…戦死476,800人
  • 硫黄島…戦死21,800人、捕虜210人→玉砕
  • 沖縄戦…戦死109,600人、市民の死亡100,000人、捕虜7,800人
  • 日本本土空襲…299,485人
  • 日中戦争(終戦間際の日ソ戦含む)…戦死411,610人

 

また、特攻による死者は陸海軍合計で4,615人となっているそうだ。数字だけ見ても漠然とし過ぎていて実感が湧かないが、300万人という数字がどれだけ異常かは分かる。
 
次に半藤一利さんによる昭和史の教訓というか昭和の日本人のありかたについての駄目だしを書いておく。

 

  • 国民的熱狂をつくってはいけない。日本人はマスコミに煽られ、いったん燃え上がってしまうと熱狂そのものが権威をもちはじめ、不動のもののように人々を引っ張ってゆき、流されてしまった。
  • 最大の危機において日本人は抽象的な観念論を非常に好み、具体的な理性的な方法論をまったく検討しようとしない。
  • 国際社会のなかの日本の位置づけを客観的に把握していなかった、常に主観的思考による独善に陥っていた。
  • 何かことが起こった時に、対症療法的な、すぐに成果を求める短兵急な発想、その場その場のごまかし的な方策で処理する。時間的空間的な広い意味での大局観がまったくない、複眼的な考え方がほとんど不在であった。

 

以上が、昭和史を通しての日本人のありかただったようだ。

 

最後の締めとして…

昭和の歴史というのはなんと多くの教訓を私たちに与えてくれるかがわかるのですが、しっかりと見なければ見えない、歴史は決して学ばなければ教えてくれない」と述べられている。過去の教訓を活かせるかは、今を生きる我々自身にかかっている。

 

以上、半藤一利さんの「昭和史 1926-1945」でした。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。次の記事でまたお会いしましょう。👋