宮崎駿監督のアニメ映画「風の谷のナウシカ」を知らない人はいないだろうが、原作の漫画を読んだことのない人は意外と多いのではないだろうか。かくいう私もその一人だった。
この度、徳間書店から出版されている7巻セットの原作本を購入し読んでみたので、その感想を述べていきたい。
Synopsis
「火の七日間」と呼ばれた世界大戦から1000年後、地球は毒ガスを吐き出し、不気味な蟲たちが徘徊する「腐海」と呼ばれる森に覆われようとしていた。
ナウシカは、腐海のほとりにある「風の谷」の族長の娘である。ある日、風の谷に蟲たちに襲われた1隻の商船が不時着したところから物語は始まる。
それは軍事大国トルメキア王国と、それに対抗する土鬼(ドルク)諸侯国との泥沼の戦乱の始まりでもあった。ナウシカはひとり風の谷の命運を背負って、その戦いに飛び込んでいくー
映画のストーリーは原作の漫画版で言うところの1〜2巻までにしか当たらず、原作ではそれ以降の物語の方が長い。
当初、7巻まで話しが持つのかと訝しんでいたものの、全くの杞憂に終わった。無駄にストーリーが間延びすることもなく、最後まで面白く読むことができた。
またワイド版は本自体のサイズが大きいこともあって見応えがある。しかし紙質はわら半紙で安っぽい。
何はともあれナウシカ好きの方で、読んだことのない方はぜひご一読してみては如何だろうか。絶対に後悔はしないと思う。
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