はじめまして。ESTといいます。
元々Google bloggerで同名ブログを運営していましたが、この度、はてなブログへ引っ越してきました。
基本的にブログの内容はあまり変えないつもりです。
主に建築・不動産・施設管理系の資格挑戦記録や、自分が愛用している革アイテムの紹介、読書記録などのインドア的なとりとめのないことをつらつらと…
また、引っ越しといっても全ての記事をエクスポート→インポートすると膨大な量の記事になる上、どうでもいい記事も多いので必要な記事だけを厳選して少しずつ移していきたいと思います。
その第1弾として宅建独学勉強記録の記事を移すことにしました。公開日付は元ブログで公開した日付に合わせていきます。内容も都度手直ししていきます。そして移し終えたbloggerの元記事は順次非公開設定にしていき最終的に完全に引っ越しを終える予定です。
それでは今後とも宜しくお願い致します🙇♂️
【CONTENTS】
宅建取得年
宅地建物取引主任者(以下宅建)試験を2012年10月に受け、12月に合格発表、無事合格。しかし実務経験がなかったため、都道府県知事に登録するためには、登録実務講習なるものを受講する必要がありました。(不動産業で2年間の実務経験がある人はそのまま登録が出来ます)
そのため、2013年の1月に二日間、登録実務講習のスクーリングを池袋で受講しました。受講前に結構な量のテキスト類が送られてきますが、試験に合格した学力の持ち主ならば、スクーリング前にテキストで勉強しなくても問題はないと思います。少なくとも私はまったく勉強しませんでした。
二日間のスクーリングの最後に修了試験が出ますが、これも宅建の試験に比べると格段に簡単で、問題なく受かると思います。この講習の目的は落とすことではないことからも修了試験の簡単さは窺い知ることができるでしょう。
それで、12月の合格発表から三ヶ月後に無事、主任者証の交付を受けることが出来たわけですが、私の勉強方法について簡単に書いておこうと思います。と言っても特別なことは何もしていなくて、いたって平凡な勉強法で攻めたわけですが、色々と反省すべき点もあるので今後のために備忘録として残しておきます。
私の勉強法
まず、私は不動産業で働いているわけではなく、働いていた経験があるわけでもない全くの未経験者の初学者でした。
そこで、まず住宅新報社から出版されている「マンガ宅建 はじめの一歩!」を読むことにしました。
このテキスト、マンガとは言え内容がかたいため面白くはありません。
しかし漫画ゆえに分かりやすいので、宅建とはこういうものなんだなというのを知るには適しています。私はこのマンガを2回ほど読んでから本格的な勉強に入ることにしたのですが、それが2012年の3月くらいです。
それから、テキストと問題集を買い、本格的に勉強を始めました。使用したテキストは、同じく住宅新報社の「パーフェクト宅建」というテキストです。本屋でパラパラ立ち読みしたときは分かりやすいと思ったのですが、家に帰ってじっくり読んでみると、なかなか表現がかたくページ数も多いので読み進めるのは辛かったですね。
それでも一日に読むページ数を決めて、トータルで5回程度は読んだでしょうか。
私のやり方は、一度に全ページを読み、読み終えたらまた最初からというのではなく、ある程度、内容を分けてその部分を繰り返し通読することで記憶を定着させようというやり方です。
一つのやり方としては科目ごとに分けてやるのも良いと思います。
全ページ最初から最後まで一度に読むと、繰り返すときに最初の読んだ内容をすっかり忘れており、なかなか記憶が定着しませんからね。
私はテキストに重点を置いて基礎知識をつけようと勉強したのですが、それが逆に問題集に手を付けるタイミングを遅らせた原因になってしまいました。
テキストの勉強期間は、だいたい3月くらいから7月くらいまでに及んでおり、平均して一日1時間程度の勉強時間だったでしょうか。この勉強時間もかなりいい加減で、休日に図書館などで多めに勉強した日もあれば、気分が乗らなければまったく勉強しない日もありました。あくまでも押し並べて一日1時間程度という感じです。
前述したように過去問の取りかかりが遅れ、実質試験前の二ヶ月くらいしか過去問に時間を取れませんでした。出来れば過去問は三回くらい繰り返して解きたかったのですが、タイムアップで二回程度しか出来ませんでした。
選ぶ問題集はどれでも良いでしょうが、できれば解答が問題ページの下の欄、もしくは次ページの下の欄などに載っているものを選んだ方が、すぐに答え合わせが出来るので良いと思います。最後のページにまとめて解答と説明が載っているタイプは答え合わせが大変です。
以上、私の勉強法は今になって思えば、テキストの勉強をもう少し減らして、過去問に重点を置いた勉強をすべきだったなと反省しています。
また、使用したテキストも初学者には週刊住宅新聞社から出ている「らくらく宅建塾」が向いているようです。このテキストはかなり表現がくだけており読みやすいとのこと。
宅建試験の概要
宅建は全部で下記の四科目に分かれています。
【宅建の出題科目】
①権利関係(いわゆる民法にあたる)×14問
②法令上の制限×8問
③宅地建物取引業法×20問
④税・その他の分野×8問
この中で、学校などで民法の勉強をしたことがない初学者は、まず①の権利関係でいきなりつまづくと思います。
しかし、実際には言い回しなど分かりにくい部分はありますが、決して難しい内容ではないです。出題数が多く、その分勉強する範囲も広いので根気よく続けるしかありません。
②の法令上の制限は、国土利用計画法、農地法、土地区画整理法、都市計画法、建築基準法、宅地造成等規正法、開発行為などの法律を浅く広く学んでいくことになります。この中で、重要なのは都市計画法・開発行為・建築基準法あたり。ただし、他の法律も少なからず試験に出るので、やはり一通りは勉強する必要があります。
③の宅地建物取引業法は、問題数も多く、かつ内容も難しくはなく、点数をかせぐならこの科目です。
④の税金関係はやっかいです。問題数が少ない割に、勉強する範囲が意外と広く、また難しいです。私はこの科目が最後まで苦手でした。
実際の試験ですが四択問題が50問出題され、そのうちの半分以上が権利関係と宅建業法から出ます。しかし、試験では科目毎に問題が分かれているわけではなく、ごちゃ混ぜになった出題方法のうえ、私が受けた24年度は四科目以外の部分が出題されていたので、かなり焦りました。
合格ラインとしては、50問中35問正解が一つの目安です。ただし、これは年によって変わってきます。昨年度は難易度が高かったため、33点まで合格ラインが下がりました。ちなみに私はギリギリの33点でした。非常に危なかったです。
宅建の問題は2時間で50問程度と、難易度の割には問題数も少ないです。その割に合格率が15%程度と低いのは、受験資格がなく、学生や主婦の方など誰でも受けることが出来るのが原因だと思います。
しかし一つだけハッキリ言えるのは独学で十分合格可能な試験ということです。
最後に、
主任者証はパウチで作られた意外とショボイやつです。せっかくなのでちゃんとしたカード式にしてもらいたいですね。
以上、長々と乱分・散文を書きましたが、これから宅建をチャレンジする方の少しでも参考になれば幸いです。