+αな暮らし

メーカーでインハウスのファシリティマネジャーとして建築・不動産に関する仕事をしています。このブログでは建築・不動産・施設管理系の資格挑戦についてと、革製品を始めとした愛すべきプロダクトについて書いています。

SCOTCH GRAIN / スコッチグレイン R-1766

はじめに

最近、断捨離に勤しんでいる。

そして先日、断捨離して要らなくなったものを売却するためトレファクに持ち込んだ。

査定待ちの間、店内をブラブラしていたとき、一足の靴が目に入った。

それがタイトルにあるSCOTCH GRAIN / スコッチグレインR-1766となる。

手に取って見てみる。

ほおう。ほぼ新品ではないか。中敷を見るとうっすらと足形が付いてなくもないが、よく見ないと分からないレベルだ。アウトソールを見ても爪先、踵ともに全然すり減っていない。着用回数1回と見た。

ライニングにはR-1766と書いてある。スコッチグレインの靴にそこまで詳しくないが、革質が何やらシャインオアレインっぽい。

店内のソファ(売り物)に腰掛け、さっそくスマホで調べてみた。

スコッチグレインのブログによると、やはりシャインオアレインのようだ。アウトレット専用モデルで、オンラインショップ上の売値は24,200円。

 

売り物のタグを見ると値段は14,000円。ほぼ新品同然なのを考慮するとリーズナブルなお値段だろう。

そのまま手に取りレジへ向かい、晴れてウチの子となった。

 

いや〜 ちょうどスコッチグレインのシャインオアレイン、それも黒のストレートチップが欲しかったんだよね。(本当の話です)と言うのも、私が日頃重宝しているスコッチグレインの黒のストレートチップがあるのだが、ヴァンプ部に破れがでてきているのだ。

上記リンクの記事は2018年10月にそのことを取り上げた記事となる。破れはそれほど大きくなく、上記記事を書いてから既に5年以上経過しているが、現在も変わらず履いている。

とは言え、雨の日に冠婚葬祭で履くことになった場合、破れている靴ではみっともないので、新しいシャインオアレインの黒ストの新調を考えていた。

そんな矢先に偶然マイサイズ、かつ新品同然のものが安く出てきたのだから、買わないわけにはいかないだろう。

 

前置きが長くなったが、ここからは購入した靴を見ていく。

 

SCOTCH GRAIN R-1766

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黒のストレートチップ。冠婚葬祭からビジネスまでこれ一足あれば大丈夫。

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見て分かる通り、めっちゃ綺麗。(一応プレ?メンテ済みです)

甲革に使用されているレザーは、鞣しの段階で撥水液を含ませる事により、本革の風合い、しなやかさを保ちつつ、撥水する革を実現している。

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ちなみにスコッチグレインのシューキーパー は、家に余っているのがあったので、入れておいた。

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サイズは私のジャストサイズとなる24 1/2の3E。

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インソックシート、ライニングともに使用感ゼロ。爪先の方はうっすらと足形が付いているが、ほぼ気にならないレベルである。

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アウトソールの減りもなし。

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シャインオアレインで使用されているSGソール。滑りにくく耐摩耗性に優れたソールとなる。

 

F-0350との比較

既に持っているスコッチグレイン F-0350と比較してみた。

尚、F-0350もアウトレット専用モデルで、かれこれ10年以上前(15年くらい経つかも)に佐野のアウトレットで購入した最古参の靴となる。

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左がF-0350、右が今回購入したR-1766となる。どちらも黒のストレートチップなのでパッと見はそっくりだ。

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どちらの革質も共に撥水カーフなので、テカり具合なんかも同じような感じ。

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奥がF-0350、手前がR-1766。

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いや、それにしてもホントそっくりだな。アイレットの数やステッチの入り方などのデザインがまったく一緒だ。

F-0350も引退するほどボロボロなわけではないので、まだまだ履いていくつもりだが、雨の日に履ける黒のストチが2足あるのは何とも頼もしい。

 

断捨離しに行った先で、急きょお迎えしてしまった靴ではあるが、満足度の高い一足となった。

 

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Paraboot AVIGNON / パラブーツ アヴィニョン

今回はParabootAVIGNONを紹介したい。

それもノーマルのアヴィニョンではなく、イタリアの老舗高級紳士ブランドErmenegildo Zegna エルメネジルドゼニアとのコラボレーションモデルだ。

 

それでは、早速届見て行こう。

 

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カラーはガーネットという名の濃いめのバーガンディとなる。カッコいい。

 

そして何より通常のアヴィニョンと違うのが履き口の素材だ。

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そう、通常であれば履き口まで革だが、このゼニアとのコラボモデルは、履き口にゼニアの最高級ウールであるトロフェオが施されているのだ。なんとも艶やかで高級感がある。カッコいい。

 

アッパーの革質は、リスレザーとなる。この革は非常に多くのオイルを含ませたカーフで、一般的な皮革よりも撥水性に優れるという利点がある。

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そして何と言っても目を引くのが、ノルヴェージャン製法による堅牢な見た目だろう。

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アッパーはウェルトによってソールに固定されており、2本の縫い目が見える。この堅牢な縫製技術により、パラブーツの靴は耐久性と防水性に定評がある。

 

ソールについては通常のアヴィニョンで採用されているグリフソールではなく、マルシェソールとなる。カッコいい。

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インソールはパラブーツとゼニアのダブルネームとなる。

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サイズは6。私の足は24.5cmなので、ジャストサイズと言えるだろう。

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このゼニアとのコラボで生まれたアヴィニョンは2019年9月に発売されており、当時の定価は税抜75,000円となる。それをオークションで未使用品を45,000円で購入したのでお買得と言えるだろう。

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また、付属品も、専用箱、専用保存袋、替え紐、靴べらと揃っている。シューツリーが無いが、ちょうど手持ちでサイズの合うツリーが余っていたので入れておいた。

 

今からデビューが楽しみな靴である。

 

《2023.11.14追記》

シューレースが解けやすいタイプだったので、MOND SHOELACEの丸紐へ交換した。

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靴に合わせて、シューレースの色をボルドーにしたが、想像より明るい色だった。シューレースが存在感を出し過ぎているな。。

まあ、しばらくこれで履いてみる。

 

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JOSEPH CHEANEY 130th Anniversary Collection REGENT / ジョセフチーニー 130周年記念モデル リージェント

本日ご紹介する革靴はJOSEPH CHEANEY130th Anniversary Collection REGENT / 130周年記念コレクション リージェントで、66足目の革靴紹介となる。

 

130th Anniversary Collectionはその名の通り、2016年にチーニーが創業から130周年を迎えたのを記念して発売されたアニバーサリーコレクションとなる。日本ではプレーントゥ、セミブローグ、フルブローグの3種類が展開された。

 

今回ご紹介するREGENTはフルブローグモデルである。

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2016年発売に対し、購入したのは今年なので当然ながら中古品となる。しかし状態はかなり良く、金額も安く買えたのでお買い得だったと言えるだろう。

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木型は130ラストで、130th Anniversary Collectionのために開発されたラストとなり、125周年記念の際に生み出された125ラストがベースとなっている。この靴のサイズは6 1/2で私の適正サイズより少し大きいが、130ラストは125ラストよりも細身に絞られているとのことで問題ないだろうと考え購入に踏み切った。

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ソールはレザーソールとなっており130th Anniversaryの文字が刻印されているが、だいぶ薄くなってきている。そろそろハーフラバーを張るなりしてオリジナルソールの保存に入っても良いだろう。

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ライニングは小窓付きで、モデル名称とサイズが書かれている。また、ヒールソックのロゴはシルバーカラーでプリントされ、ライニングのカラーがブリティッシュグリーンになっている。

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付属品については、専用シューツリーが用意されているほか、ブラシも2種類付属している。また、保存箱も130th Anniversary Collection専用箱となり特別感がある。

 

以上、

JOSEPH CHEANEY 130th Anniversary Collection REGENTとなるが、購入したものの、やはりサイズが若干大きかったため、泣く泣く手放すことにした。

 

《追伸》

今回の記事を書くにあたってはBRITISH MADEの記事を参考にした。

 

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AUBERCY Lupin ハーフラバー貼り

AUBERCY Lupinにハーフラバーを貼るべく、いつも通り靴修理店Gatoへ持ち込んだ。

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そして預けること二週間(もっと早く出来上がっていたが取りに行く時間がなかった)本日受け取りに行ってきた。

 

ハーフラバーの仕上がり具合は…

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Good👍 実に綺麗な仕上がり具合で申し分なし。いつもはビブラムのエクスプローションを貼るが、今回はアンジェラ ハーフソールにした。グリップ力や耐久性はエクスプローションの方がありそうだが、見た目の美しさはアンジェラ ハーフソールに軍配が上がる。オーベルシーにはこちらの方が似合うだろう。

 

Lupinを購入してから早二ヶ月。プレメンテも終わり、ハーフラバーも貼ったので、やっと準備が完了した。

 

天気を見て来週あたりデビューさせたい。

 

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AUBERCY Lupin プレメンテナンス

昨年末にオーベルシーのルパンを購入した。

 

購入してから約一ヶ月、何もせず放置していたが、やっと重い腰を上げてルパンのプレメンテナンスをすることにした。

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履き口のあたりを見ると乾燥しているのが分かる。

 

そのため、まずはタピールのレーダーオイルで油分補給をすることにした。

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レーダーオイル使用後

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たっぷり油分を補給し、だいぶしっとりした。

 

そしてレザーソールにはブートブラックのレザーソールコンディショナーを塗ることにする。

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最後は液体ワックスのタピール レーダーフレーゲで仕上げとする。

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レーダーフレーゲ使用後

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ふむ。鏡面仕上げのようなギラギラ感がない大人の艶感だ。革靴はこうでなくては。

 

簡単ではあるが、以上を持ってルパンのプレメンテとする。

 

さっそく履きたい衝動にかられるが、まずはレザーソール保護のための、ハーフラバー張りを行わなくてはならない。デビューはその先だ。

 

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Church's BALMORAL / チャーチ バルモラル

今回はChurch's / チャーチの「BALMORAL / バルモラル」をご紹介したい。

 

チャーチの靴を紹介するのはかなり久しぶりで「CHATSWORTH / チャッツワース」以来となる。

 

さて、まずはチャーチの歴史について軽くおさらいしておこう。

 

チャーチの歴史はかなり古く、1617年まで遡る。イギリスのノーザンプトンにアンソニー・チャーチの工房があり、その後、1873年にトーマス・チャーチがチャーチ社を設立することでブランドがスタートする。そこから126年が経ち、1999年にプラダに買収され現行チャーチとなる。

 

かなり適当にはしょっているので、より詳しい歴史を知りたい方は、下記チャーチのホームページを確認してみると良いだろう。

 

それではBALMORAL / バルモラルを見ていこう。

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BALMORALは内羽根という意味で、靴の形状がそのままモデル名となっている。

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アッパーの革に独特の光沢があるが、これはPOLISHED BINDER CALFと呼ばれるチャーチが独自に開発した素材となる。カーフレザーの表面に特殊な樹脂加工が施してあり、リーガルなどのガラスレザーと近いだろう。

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傷とまではいかないが、トゥに擦れがある。

 

POLISHED BINDER CALFは樹脂加工が施されているため雨にも強く、傷もつきにくいが、この手の軽い擦れはつきやすいようだ。まあ、クリームなどで手入れをすれば目立たなくはなるだろう。

 

黒のキャップトゥなので、冠婚葬祭にピッタリの靴と思われそうだが、これだけ光沢感があるとおめでたい場では問題ないが、葬儀などでは履き辛いかな。

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インソックシートのロゴはほぼ消えかかっており非常に見にくいが、上段にLONDON、中段にPARIS、MILAN、そして下段にNEW YORKの四都市表記となっている。いわゆる1999年にプラダに買収された後の現行チャーチとなる。

 

ただ、旧チャーチの面影も所々に残ってはいる。それはCustom Gradeという表記がされていること(これもほぼ消えかかっているがギリギリ読みとれる)と、さらにもう一つは使用されているラストNo.にある。

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ライニングに手書きで書かれている文字の1行目に「60 G 73」と記載されており、この73という数字がラストNo.となるのだが、ラスト73はチャーチ創業年の1873年にちなんでおり、チャーチがプラダに買収され廃盤となったラストとなる。

 

買収直前の1999年製は四都市表記でありながらも73ラストを使用した旧チャーチモデルもあったようだ。また、このバルモラルというモデル自体もプラダの買収とともに廃盤となったモデルとなる。

 

これらの事から四都市表記ながらギリ旧チャーチなのかも⁉︎と考えているのだが、正直よく分からない。チャーチに詳しい方がいたらぜひ教えて貰いたいところだ。

 

ちなみに上記の見解については下記サイトを参考にしている。

こちらのサイトはチャーチについてかなり詳しく書かれており、チャーチ博士とでも呼びたくなるレベルである。

 

続いてアウトソールを見てみる。

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元々レザーソールだったところに後からハーフラバーが張られている。

 

ハーフラバーの下にはCUSTOM GRADEとMade in Englandという文字と、さらにサイズが刻印されている。これらの情報もこの靴の年代を特定する参考になるのかも知れないが、私の知識ではさっぱり分からない。

 

以上、Church'sのBALMORALとなる。2023年に購入した初靴となるが、デビューは少し先になりそうだ。

 

60Gというサイズは自分の足に合うと思っていたのだが、若干キツめだった。そのため形の合う少し大きめのシューツリーでテンションをかけて様子を見ている。

 

この靴を使用する状況としては、ひょっとしたら雨が降るかも…と言うときにこそ活躍の場がありそうだ。スエード靴と競合しそうだが、よりビジネスやフォーマルな場ではバルモラルに軍配が上がるだろう。

 

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靴修理 ベルルッティ&サントーニ

年内に靴を修理しておくことにした。

今回修理するのはベルルッティとサントーニの2足となる。

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まずベルルッティだが…

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見ての通り靴底のオリジナルラバーが剥がれてきてしまっている。ワニさん状態だ。🐊

そのため、一度ラバーソールを剥がし、再度接着し直して貰う事にする。

 

そしてサントーニだが…

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こちらはレザーソールを保護するためにハーフラバーを張ることにした。

 

修理は北浦和にあるGatoへ持ち込んだ。

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Gatoはオールソールや爪先のスチール補強、ハーフラバー張り、トップリフト交換などを得意とする靴修理店で、かく言う私もこれまでに何足も持ち込み修理している。

 

しかし、今回持ち込んだベルルッティのオリジナルソール再接着作業に関しては難色を示していた。見た感じで剥がれやすい材質で、貼り直したとしてもまた剥がれてくる可能性があるとのこと。

 

まあ、その時はその時で仕方ない。

 

既に剥がれてきてしまっているので、そのままという訳にもいかず、リスクは許容する形で修理を依頼した。

 

そして二週間後、修理完了に合わせ引き取りに行ってきた。

 

まずはベルルッティ。

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ワニさん状態になっていたラバーソールを貼り直してもらいつつトゥの釘を打ち直して貰った。また剥がれてくるかどうか、しばし様子見となる。

 

次にサントーニ。

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ビブラムのエクスプロージョンを貼って貰った。ロゴの終わり部分を起点に半カラスに合わせ斜めにカットして貰っている。これでソールの減りを気にすることなくガンガン履けそうだ。

 

以上、今年最後になるだろう靴修理となる。

 

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AUBERCY 3565 Lupin / オーベルシー ルパン

これまでにオーベルシーのルパンという革靴をこのブログで2回紹介してきた。

どちらも中古で購入したものだが、結果的にサイズが合わず手放している。最初に購入したのは6 1/2でキツめ、2回目に購入したのは7でゆるゆる。わずかハーフサイズの違いでここまで差があるものなのかと驚いた記憶がある。

 

2回目に購入したオーベルシーを手放してから間もなく3年になる。そんな最近、またルパンが欲しくなってきてしまった。あぁルパン…ルパン…ルパン。一度思いが募るとなかなか頭から消えない。しかし、オーベルシーの靴を売っているところはなかなか無い。フランス本国🇫🇷から個人輸入するのもハードルが高い。フランス語はおろか英語すら喋れない身としてはチャレンジングが過ぎる。。

 

どこかで販売していないかと、ネットでAUBERCY LUPINと検索したところ、普通にショップ情報が出てきた。それは名古屋にあるAlto e Dirittoというお店の情報だった。

あら、なんてお洒落なホームページ。まさかのオーベルシーを取り扱っている。しかもルパンについては、2022年12月現在、ブラックとダークブラウンの2色扱っているではないか。

 

早速、詳細情報を見てみた。すると、扱っているにはいるが、だいぶ在庫が薄くなってきている。私のサイズだと6.5か7になると思うが、どちらも7は在庫なしで、6.5はある。ここで最初の1足目を思い出してみる。6.5でキツくて手放したが、当時、どういうソックスを履いていたか、厚手のソックスだったのではなかろうか、駄目だ。思い出せない。というか、2足目に買った7のルパンがあれだけ大きかった事を考えると、1足目の6 1/2は前のオーナーが中敷きを入れていた可能性だって考えられる。どちらにしても7は在庫が無いんだ。買うなら6 1/2を買うしかない。よし、買うぞ!いくらだ?

 

税込181,500円

 

高ぇ😵!

 

今回は新品とは言え18万か。思わず躊躇。試着出来ない靴に18万円はなかなかにリスクが高い。しかし欲しい。

 

ちょっと冷静に本国サイトを確認。

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本国サイトのルパンは1,250€。為替レートを調べると1ユーロ=143.69円となっている。日本円換算で18万円。違いはない。ぼったくっている訳ではない。

 

オーベルシーのルパンを他に取り扱っているお店も見当たらない。ここで逃したら次いつ買えるか分からない。よし、買うぞ!ポチっとなー。

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あわわわわ、買ってしまった。絶対ヨメには言えねえだ。いいよね1年間頑張った自分へのご褒美だよね。これでサイズ合わなかったらどうしよ。

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返品期限7日とある。一応、返品出来るのか。。まあ、でもサイズが合うのが一番。どうか合いますよーに。

 

ドキドキしながら待つこと数日。

私が在宅勤務で家にいつつ、妻が仕事の日を到着日に設定し無事に受け取った。

 

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さっそく開封の儀。

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ドキドキ。この瞬間がたまらん。

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キター ♪──O(≧∇≦)O──♪

カラーはダークブラウンの方を選んだ。フランスの名門タンナーであるデュプイ社の最高級ボックスカーフとなる。

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ハァハァ(´∀`*) ミュージアムカーフのムラ感がたまらん。

 

さて、それではさっそく細部を見ていこう。

 

この「LUPIN 3565」はオーベルシーを代表するアイコン的なコインローファーとなる。ベルルッティのアンディにも通じるセミスクエアトゥのフォルムが特徴的だ。

 

ルパンの名の由来はストラップ部分のマスクのような二つ目デザインから来ており、もちろん「アルセーヌ ルパン」にちなんでいる。

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ソールは高級靴御用達のヒドゥンチャネル仕上げとなる。

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製法はマッケイ製法を採用しているので柔らかな履き心地なのは想像に難くない。

 

さて、一番気になるサイズ感は…

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問題なく履けた!

確かに多少タイトフィッティング気味ではあるが、1足目のルパンほどキツくない気がする。履いていく内に沈み込んできて馴染んでくるだろうし、問題なさそうだ。ただし厚手のソックスは無理だろうな。

 

サイズが問題ないとなると、当然このままお迎えとなる訳だが、シューツリーが付いて無かったなあ。

 

とりあえずは手持ちで余っているベルルッティのシューツリーでも入れておくか。

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形状的にデムジュールラストのシューツリーの方が合いそうだが、余りが無いので当面はこれで我慢する。いずれオーベルシーの純正シューツリーが欲しい。

 

それにしても、、、

やはりオーベルシーのルパンは素晴らしい。次はブラックのルパンが欲しいが流石に予算がない。いずれの機会を待ちたい。

 

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ジョンロブのチャッカブーツ染め替え

以前、ガジアーノ&ガーリングの革靴をネイビーからブラックに染め替えした記事を書いた。

染め替え作業は自分でやったのではなく、目黒にあるBROSENTという靴屋さんにお願いした。

 

その時の出来栄えがなかなか満足いくものだったので、染め替え第二弾としてジョンロブ ハイゲートの黒化をBROSENTへお願いした。

 

ハイゲートの元の色はこちらとなる。👇

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ディープブルーと呼ばれるブルーとグリーンを足して2で割ったような色をしている。これはこれでカッコいいのだが、黒の方が何かと使いやすかろう、ということで染めて貰った次第である。

 

それがこちら👇

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おお、今回も見事な。。

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コバはそのままにしようと考えていたが、マスキングしても黒い染料が付いてしまう可能性があるとのことで、コバも含めオールブラックにして貰った。

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靴底は染料では床を汚す可能性があるとのことで、靴底だけは顔料で染めて貰っている。

 

そして気になる履き口部分との色の切り替えだが…

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綺麗に色分け出来ている。素晴らしい。

 

今回も納得のいく仕上がりだった。👍

 

費用はブーツタイプのため前回のG&Gより高く税込20,350円かかっている。冷静に考えると安い革靴が買えてしまうな。。

 

しかし、黒化したことにより以前より出番が増えるのは間違いないだろう。

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以上、ジョンロブのチャッカブーツ染め替えの記事となる。所有している靴でデザインは気に入っているけど色がいまいちな場合や、汚れが目立ってきた場合など、今回のように染め替えしてみるのも良いだろう。

 

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ベルルッティの靴紐をモンドシューレースに交換

以前、ベルルッティとサントーニの靴紐を紗乃織靴紐(さのはたくつひも)に交換した記事を書いた。

記事に書いた通り、前回は4足分の靴紐を紗乃織靴紐に交換した訳だが、その内の一足、ベルルッティのDmesure Scritto Calligraphy Derbyだけは紗乃織靴紐では長過ぎた。

 

紗乃織靴紐で一番短い60cmを選んだのだが…

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ご覧の通りである。不恰好なくらい結びの輪っかを大きくしないと床についてしまう有様である。

 

そのため、この靴用に靴紐を新たに新調することにした。

 

今回選んだのはタイトルにもあるMONDSHOELACE / モンドシューレースとなる。

MONDSHOELACEは2020年頃出来た靴紐専門の新しいブランドのようだ。

 

販売している靴紐の種類は、蝋引き靴紐蝋引き靴紐プレミアムシリコンコーティング靴紐シルクライク靴紐シューレースに大別される。さらには丸紐、平紐に分かれ、様々なカラーを展開しており、セミオーダー式で288パターンもの選択肢から靴紐を選ぶ事ができるので、ここで見つからない靴紐はないだろう。

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今回、私がベルルッティ用に選んだのは蝋引き靴紐プレミアム 丸紐石目柄2.2mm ブラックとなる。

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紐の長さは1cm単位でオーダー出来るので、50cmでオーダーした。

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2セット頼んで税込2,576円となった。金額は紗乃織靴紐と大差ない感じだ。

 

実際に届いた商品は下記となる。

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無駄な装飾を省きつつも高級感のある佇まいである。

 

見た感じや質感は紗乃織靴紐とほとんど変わらない。というか長さが同じだったら全く一緒といって良いくらいだ。

 

早速ベルルッティに装着。

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ふむ。50cmで正解だったようだ。60cmの紗乃織靴紐と比べると自然な長さで違和感がない。ここまでは満足である。あとは実際に履いてみたときに普通の蝶々結びでも解けないかどうか。紗乃織靴紐は解けないので、同じ質感のMONDSHOELACEも問題ないのではないかと考えいるが、こればっかりは履いてみないことには分からない。履く日が楽しみである。

 

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